洋服には、わかりやすい外見の特徴や素材だけでなく、ちょっとしたステッチの入り方やボタンホールの縫い方など、とても細かいデザインや特徴がいくつも存在します。それは縫い目の「幅」など、気づく人の方が少ない部分かもしれません。しかし、我々はそうした細かい部分も見逃さず、元の風合いを守った上でお直しを施すよう、努めています。
たとえば、ジャケットの着丈をお詰めするお直しをした後、裾にステッチを入れ直す必要が出てきた際には、我々は可能な限り、お品物に使われているのと同じ糸と同じ縫い幅で元のステッチを再現するようにしています。
世界中の素晴らしいお客様から、お洋服をお預かりしている以上、妥協のないお直しを進めて参ります。