フィッター松尾が語る「リメイクの面白さ」|想い出の服を再び一軍へ蘇らせるサルトの技

眠っていた服が「世界に一つ」のデザインへ|リメイク事例3選

お客様の「まだ着たい」「捨てられない」という想いに、サルト銀座の技術とアイデアで応えた3つのお直しエピソードをご紹介します。

①レッドバレンティノ×デニム:丈を15cm伸ばした独創的ロングワンピース

「今ではスカート丈が短すぎて着られないけれど、柄が好き」
というお客様のご要望。
縫い代の調整だけでは出せる長さに限界がありました。

お直しする前のレッドバレンティノのワンピースの画像

他の生地を足していく必要がありますが、せっかくならお客様が持っている別のお洋服から生地を足すのはどうかと提案いたしました。
お客様もこの提案に快く同意してくださり、お持ちいただいたデニムと合わせていくことにしました。

ワンピースにご自身のデニムを合わせていく前に 事前にサルトにある生地で「仮縫い」を行い、
仕上がりをイメージしていただき、デニムのポケットや色の濃淡を活かしたデザインで、最終的に丈を15cm追加しました。

3万円のお直しで、眠っていたワンピースとデニムから、どこの誰とも被らない「一軍」のワンピースとして生まれ変わりました。

デニムの生地を組み合わせたお直し後の画像
デニムの生地を組み合わせ、ポケットなどもつけたお直し後の画像

②20年前のコートを快適に:アクションプリーツで叶える美しさと可動域

「20年ほど前に、10万円前後で購入したコートだが、きつい、動けない。松尾さんどうにかできませんか?」

お直しする前のコートの画像

コートやジャケットは背幅に分量がないと着た時に窮屈になってしまいます。

今回の場合は背幅を出そうと思いましたが、縫い代がほとんどなかったため、
アクションプリーツ(ジャケットや作業着の袖後方・背中に施される、可動域を広げるための折り目・ヒダ)を施す手法を採用しました。

着心地が格段に良くなっただけでなく、デザイン性が加わりおしゃれさもアップ。
お客様は「この先の人生もまた着られる」と喜んで帰っていかれました。

コートをアクションプリーツの手法を使ってお直しした画像
アクションプリーツの手法でお直ししたコートを着て動いてみることで着やすさを表現した画像

③サイズ変更10cm以上:オーガンジー袖で華やかに蘇る2ピース

「20年前に購入したが、最近は太ってしまって着られない。でも捨てられない。」
20年前の2ピースが「体型の変化で着られない」という難題。

お直しする前の2ピースのワンピースの画像
お直しする前の2ピースワンピースのうちワンピースの画像
お直しする前の2ピースワンピースのうちジャケットの画像

ジャケットの袖生地を身幅出しに転用し、袖部分には新たにオーガンジーの生地をあてがう大胆なリメイクを行いました。 

お持ちいただいたお洋服に丁度合う生地が豊富にあるというのはサルト銀座の強みです。

サルト銀座では女性向けのオーダーメイドも行っているので生地が豊富にあります。
女性用の三大生地と言われるオーガンジー、シフォン、サテンの生地は使用されることが多いため、
カラーバリエーションも豊富にサンプルを各種取り揃えるようにしています。

今回は袖部分にはオーガンジーの生地をあてがいました。

お客様も豊富な選択肢の中から選択することができ、満足していただける仕上がりになったと思います。

お直し中のワンピースの画像
お直し中のワンピースの画像
お直し中のジャケットの画像

密かに若者にも注目される“アップサイクル”という選択

実は今、「アップサイクル」という言葉が若い世代を中心に注目されています。

アップサイクルとは、ただ修理するのではなく、“価値を高めながら生まれ変わらせる”という考え方。

古いものを再利用する「リサイクル」とは違い、デザインや機能を加え、元よりも魅力的な一点物へと進化させることを指します。

今回ご紹介した

・デニムを組み合わせて丈を伸ばしたワンピース
・アクションプリーツで動きやすさを加えたコート
・オーガンジー袖で華やかさをプラスした2ピース

これらはまさに、サルト銀座が日々行っている“アップサイクル”の実例です。

大量生産・大量消費の時代から、「本当に好きなものを、永く大切に着る」時代へ。

特に若い世代の間では、ヴィンテージや一点物、サステナブルファッションへの関心が高まっています。
けれどサルト銀座のアップサイクルは、流行のためではありません。

そこにあるのは、「まだ着たい」「捨てられない」「想い出がある」という気持ちに応えるための技術です。
アップサイクルのためのお直しの事例は他にもご紹介しています。是非ご覧ください。

素材だけでなく「愛着」も一緒に。フィッター松尾が大切にする想い

フィッターの松尾は語ります。

「人間誰しも執着や、物を無下には捨てられないという想いがあります。
そういう想いを持っているというところが、その人の愛すべき部分です。
私たちは、お洋服の素材だけでなく、そこに込められた愛情をしっかり感じながら日々、洋服のお直しに向き合っています。」

✔生地が好き
✔デザインが好き
家族の想い出や愛着がある
購入時に高価だった

どのような理由でも構いません。
お客様の想いを大切にしながら、より素敵にお直しいたします。

サルト銀座でお直しを始める方へ|期間と費用

・完成までの期間: 約2ヶ月(必ず「仮縫い」を挟み、理想のフィッティングを追求します)。

・費用の目安: 内容により異なりますが、大規模なリメイクは10万〜15万円程度、今回の事例のようなポイントリメイクは3万円〜承っております。

様々な想いとともに是非、サルトにご依頼ください。
公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。