1ミリの妥協も許さない。 サルト銀座が実践する「一生モノ」へと導くお直しの全技術

まずは「身体」と「対話」する。サルト流の精密な測定方法

お直しの第一歩は、現状の服と、着られる方の身体を正確に把握することから始まります。

  • ジャケットの測定項目: 肩幅、バスト、ウエスト、前丈、後丈、袖幅、袖丈
  • パンツの測定項目: ウエスト、ヒップ、渡り(腿幅)、膝幅、裾幅、総丈、股下


これらの数値を基に、お客様の肩幅と3サイズを測定することで、最適な号数の目途を立て、お身体に合わせた精密なフィッティングを行っていきます。

大切な一着を守るために。生地の診断と「仮縫い」のこだわり

私たちは、お直しを始める前に必ず生地の劣化具合を確認します。
もし耐久性に不安がある場合は事前にお伝えし、思い入れが強い場合には「負担の少ないお直し方法」をご提案します。

また、完成までは約2ヶ月の期間をいただきます。
その間、お客様の理想像と想いに寄り添うために、必ず「仮縫い」の工程を挟むのがサルト銀座の譲れないこだわりです。

事例紹介 | お客さまの提案でスカートからベストへリメイク

年齢や流行により着られなくなった服でも、生地への思い入れがある方がサルトにお持ち込みくださいます。

今回のお客様はサルトとの付き合いも長く、これまでにいくつもサルトでお直しをされたことがあるお客様です。
お直しに慣れていらっしゃるということもあり、お客様ご自身からこういう風にお直ししたいと、ご提案をしてくださいました。
お客様のご提案は

「スカートをベストにしたい!」
というものでした。

ベストにリメイクする前のスカートの画像

 

どんな風にお直しするかも含めてサルトからご提案はさせていただきますが、
サルトにご依頼いただくお客様の中には「こういう風にお直ししたい」という想いがおありの場合もよくあります。

お客様は、そのお洋服のことを誰よりもよく知るデザイナーとして、デザインを共有していただき、
それが実現できるよう我々は尽力させていただきます。

今回の場合では、「ベストにしたい」というご要望をいただいた上でさらに細かな調整として見返し部分を付けました。
お持ちいただいた生地では見返し部分(後ろ側に回り込む生地)までは取れなかったため、
サルトにある通常スーツやパンツに使うような質の高いウールの生地を見返し部分に当てました。

全部で6万円程度のお直しとなり、お客様の理想の形に沿うことができました。

 ※「見返し」とは
衿(えり)ぐりや袖ぐり、前立てなど、服の端の部分を綺麗に処理するために、表地の裏側に重ねて縫い合わせる布のことです。

見返しを付けることで以下のような効果があります。

    ◦ 端の処理を綺麗にする: 布の切り口(裁ち目)を内側に隠し、表側に縫い目を見せずに美しく仕上げる。
 ◦ 形状を安定させる(補強): 衿ぐりなどは伸びたり型崩れしやすいため、見返しを付けることで布に厚みと強度を持たせ、服のシルエットを保つ。
 ◦ 着心地と耐久性の向上:直接肌やインナーに触れる部分を補強し、摩擦による傷みを防ぐとともに、服の重みを適切に分散させる。

サルトでは、元の生地をデザインとして最大限に活かしつつ、見返しに別の品質に高い生地をあえて使うことで、機能性と美しさを両立させます。
表からは見えにくい部分ですが、服の形を安定させ、強度を高め、仕立ての良さを向上させる重要な役割があります。 

一着をより良く着るためのお直し事例も多数ご紹介しておりますので、是非合わせてご覧ください、

サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ

「こんなリメイクは無理かな?」と思うアイデアも、ぜひ一度サルト銀座にお聞かせください。
サルトと一緒に、お洋服に新しい命を宿してみませんか?

クローゼットに眠る「物語」を、ぜひ一度サルト銀座へお持ちください。
公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。

一着に宿る記憶を未来へ。サルト銀座がメンズスーツのリメイクに込める情熱と職人の技

メンズスーツからレディースへのリメイク事例

ご家族やパートナー、あるいはお世話になった恩師や先輩など、大切な誰かがかつて身にまとっていた上質なスーツ。
「もう着る機会がないから」「サイズが合わないから」と、クローゼットの奥深くに眠ったままになっていませんか?

「捨てるにはあまりに忍びないけれど、自分が着るにはメンズ仕様だし、どうしようもない…」

そうした「捨てられない大切な想い」を、「また着たい」という喜びへと変え、次の世代へと受け継いでいく。
それこそが、SARTOが最も大切にしている取り組み「受け継ぐお直し®」です。

今回は、サルトがご提案する「受け継ぐお直し®」の深い価値と、メンズスーツを極上のレディーススーツへと蘇らせるプロの職人技のすべてをご紹介します。

サルトが提唱する「受け継ぐお直し®」とは?

「受け継ぐお直し®」とは、単にお洋服のサイズを小さくしたり、破れを補修したりするだけの一般的なお直しではありません。

誰かが人生の節目で大切に着用し、たくさんの想い出が詰まったお洋服を、次に着用される方の体型やライフスタイル、そして現代のトレンドに合わせて美しく仕立て直し、衣服が持つ歴史や記憶ごと受け継いでいく特別なサービスです

新品を買う時とは根本的に異なる「心の満足感」

私たちは日々、多くのお洋服に囲まれて暮らしています。 新しい洋服を買うのはとても楽しい瞬間ですが、別のお客様から以前、こんな温かいお話をいただきました。

「新品の洋服を買う時は、手に入れた瞬間が気持ちのピーク。
でも、大切な人から受け継いだお洋服は、袖を通すたびに相手との思い出や温かい想いがよみがえって、ずっと気持ちが温かいまま続くんです」。

洋服は、ただの「物」ではなく、人生を共に歩んだ「記憶の器」でもあります。
サルトは、ただ糸と針を動かすだけでなく、その服の背景にあるストーリーごと丁寧に扱い、次の時代へと繋ぐ架け橋でありたいと考えています。

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メンズからレディースへ。劇的なシルエット変化を叶えるプロの超絶技巧

メンズ用のスーツを、大人の女性が垢抜けて着こなせるレディーススーツへと仕立て直す「メンズ →レディース」のリメイクは、サイズを合わせるだけの通常のお直しとは次元が異なります。

なぜなら、男性と女性では「骨格」も「肉付き」も、洋服に求められる「設計図(パターン)」自体が根本から異なっているからです。

サルトでは、高度なステップを駆使し、ミリ単位で再構築していきます。

1. 直線的な仕立てから女性らしい立体感を生み出す

メンズスーツは直線的で平面的な構造で作られていますが、レディースはバストのふくらみや、くびれたウエスト、ヒップへの滑らかな傾斜といった「曲線」を美しく見せる立体的な仕立てが必要です。 

ひと昔前のメンズスーツには生地に硬い芯が入っています。そこで、今回はこの芯を全て取り除くところから始めました。

脇のラインだけで安易に詰めようとすると、前身頃のポケットの位置が後ろに回りすぎてしまったり、胸元がパカパカと浮いてしまいます。
サルトには、前身頃と後ろ身頃を繋ぐ「切り替えライン(パネルライン)」を巧みに調整し、お直しの形跡を感じさせない美しいくびれを創り出す技術があります。

【お直し中の様子】

メンズスーツからレディースへのリメイク事例
メンズスーツからレディースへのリメイク事例

2. 太いメンズスラックスを「現代的な美脚ボトムス」へ昇華

メンズのパンツは、お腹周りやワタリ幅(太もも周り)にかなりゆとりを持たせてあります。
これを、ヒップから裾にかけて美しく落ちるレディースのテーパードパンツ、あるいは残り生地をふんだんに活かして「エレガントなタイトスカート」や「Aラインスカート」へと丸ごと作り直すことも可能です。 女性のヒップラインが最も美しく見えるよう、後ろ中心だけでなく、脇やダーツの分量を緻密に計算してサイズを詰めていきます。

【お直し後の写真】

メンズスーツからレディースへのリメイク事例

💡だからこそサルトのプロにお任せください 

メンズからレディースへのリメイクは、ジャケットの芯地や裏地まで一度解体し、型紙をほぼゼロから引き直すような極めて難易度の高い作業です。
サルトでは、ミリ単位の設計を行うフィッターと、高級紳士服・婦人服の構造を熟知した専門のテーラー職人がチームとなって対応するため、オーダーメイド品のような「究極のフィット感」を実現することができます。

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「新しい洋服を買う方が安いのでは?」と迷われている方へ

「リメイクにそこまで手間がかかるなら、新品のレディーススーツを1着買うのと同じくらいお金がかかるのでは……?」と思われるのは、ごく自然なことです。

実際、サルトでも、お父様の形見のスーツを「卒業式や社会人になっても着たい」と持ってこられた若いお客様に、大がかりなお直しになるため「新しいスーツが1着買えるくらいの金額になります」と事前にお伝えしたことがありました。

しかし、そのお客様は迷うことなく、こう仰いました。

「それで父と母が喜んでくれるなら、安いものですよ」

仕上がったスーツをお渡しした時の、ご家族の誇らしげで、涙ぐむような嬉しそうな表情は、まさに新品の洋服をただ購入するだけでは絶対に得られない「お金には換えられない温かい価値」に満ちていました。

🧵 お直しの「仕上がりイメージ」が湧かなくて不安な方へ

「メンズの大きな服が、本当に自分に似合うレディース服になるのか、完成するまで不安…」という方も多いはずです。
サルトでは、そんなお客様の心理的なハードルを少しでも取り除くため、仕上がりの完成像を事前に共有できるAI活用ツールを導入しております。
安心してご相談いただくためのこの取り組みについては、ぜひ以下の記事をご覧ください。

まとめ:クローゼットの奥に眠る「想い出の一着」をあなたの主役の一着に

「受け継ぐお直し」はお客様にとっては、単なる修理というよりも、思い入れのある生地でオーダースーツを作るような感覚に近いものです。

今回のご依頼主様も、最終的にはお父様のスーツも追加でご依頼いただき、ご家族総出でのお直しとなりました。
「一家にとって思い出に残る大きな家族行事になった」
という嬉しいお言葉をいただいています。

受け継ぐお直しの事例は他にもご紹介しておりますので、是非合わせてご覧ください。

誰かが大切に着ていたお洋服には、その人の生きた時間、温かい愛情、そしてあなたとの記憶がしっかりと宿っています。
それをタンスの奥に眠らせたままにしておくのは、本当に惜しいことです。

「これ、私が着こなせたらいいのに」 「サイズや性別は違うけれど、大切な人の服を身にまとって、お守りのように過ごしたい」

そんなお洋服がございましたら、諦めてしまう前にぜひ、サルトの「受け継ぐお直し®」にご相談ください。
知識と経験の豊富なフィッターと、手仕事に誇りを持つ職人たちが、世界にたった一着しかないあなただけの「宝物」を仕立て上げるお手伝いをいたします。

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