投稿日: 2026年3月8日2026年3月10日【レディースオーダースーツ製作事例】就活に自信をくれる一着|客室乗務員志望のお客様 今回は、レディースのオーダーメイドスーツ製作の様子をご紹介します。お客様の想い「1年後に就職活動があるので、自信をくれる一着を作りたい。」フィッター松尾の想い「客室乗務員志望という夢にふさわしく、個性がありながら硬すぎない、ご本人の魅力が自然に引き立つスーツを仕立てたい。」“就活用だから無難に”ではなく、“自分らしく、堂々と挑める一着”を目指して製作が始まりました。 レディースオーダーメイドスーツ製作の過程 ① 生地選び|ネイビーを軸に、自分に似合う色を 「真っ黒な“ザ・就活スーツ”ではなく、自分に一番似合う色を選びたい」その想いから、ネイビーを軸に検討しました。一口にネイビーと言っても、明るさや光沢、織り方によって印象は大きく変わります。今回候補に挙がったのは以下の3種類です。シルク混素材:表裏で素材が異なり、光の当たり方で艶が変化する個性的な生地スキャバル(イギリス製・ウール100%):王道で軽やかな定番スーツ生地やや重めのイギリス製生地:耐久性が高く、パンツにも適したしっかりした素材最終的に選ばれたのは、やや明るめのイギリス製ネイビー生地。強度がありながら、イタリア生地のような垢抜けた印象も持つ一着です。 ② メジャーメント|女性らしいラインを活かす設計 ヒップとウエストの差が大きい、女性らしい体型。そこで、ウエスト位置をやや高めに設定ヒップを柔らかく包む設計裾に向かって自然に絞る構造 に仕立てていきました。ジャケット丈は、パンツスタイルに最もバランスの良い股下付近に設定。仮縫いを行い、上下のバランスを丁寧に調整しました。 ③ 細部のカスタマイズ|印象を決めるディテール選び ■ 襟の形(ラペル)ノッチド・ラペル(スタンダード)ピークドラペル(やや華やか)今回は就職活動も考慮し、上品で自然な印象を重視。■ 裏地半裏と総裏がありますが、長く着用していただくことを考え、総裏仕様に。表地ネイビーと相性の良いブラウンを選び、落ち着きと温かみを演出しました。■ ボタン水牛ボタン、ナットボタン、貝ボタンの中から選択。就活シーンで悪目立ちしないよう、黒の靴にもなじむ濃いブラウンのボタンを採用しました。 完成|「一緒に作ったからこそ愛着が湧く」 お客様からは、「細かな部分までこだわったので愛着が湧きます。一緒に選んだ時間も含めて、もう思い入れがあります。」との嬉しいお言葉をいただきました。また、今回のスーツはインナー次第で印象は大きく変わります。とろみのあるブラウスなら大人の女性らしく、パリッとしたシャツならフレッシュな印象に。就活だけでなく、将来にわたって活躍する一着です。 フィッター松尾より 透き通るような透明感のある肌に負けない生地を選びました。今回使用したのはスーパー160’sという極めて細い繊維を使った高級生地。さらにイギリス製の「縦横双糸」を使用することで、繊細でありながら芯の強さを持つ仕上がりになっています。第一印象が重要な面接の場で、お客様の魅力が自然に伝わるように。そしてこれからの人生に自信を持って踏み出せるように。この一着が、背中を押す存在になれば嬉しく思います。他にも、フィッター松尾によるリメイク事例をご紹介しています。是非ご覧ください。 サルト銀座でオーダーメイドスーツ製作 サルトではメンズのオーダースーツはもちろんレディースのオーダースーツも承っております。生涯を共にする素敵な一着をサルトと一緒に作りませんか?公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。
投稿日: 2026年3月1日フィッター松尾が語る「リメイクの面白さ」|想い出の服を再び一軍へ蘇らせるサルトの技 眠っていた服が「世界に一つ」のデザインへ|リメイク事例3選 お客様の「まだ着たい」「捨てられない」という想いに、サルト銀座の技術とアイデアで応えた3つのお直しエピソードをご紹介します。 ①レッドバレンティノ×デニム:丈を15cm伸ばした独創的ロングワンピース 「今ではスカート丈が短すぎて着られないけれど、柄が好き」というお客様のご要望。縫い代の調整だけでは出せる長さに限界がありました。 他の生地を足していく必要がありますが、せっかくならお客様が持っている別のお洋服から生地を足すのはどうかと提案いたしました。お客様もこの提案に快く同意してくださり、お持ちいただいたデニムと合わせていくことにしました。ワンピースにご自身のデニムを合わせていく前に 事前にサルトにある生地で「仮縫い」を行い、仕上がりをイメージしていただき、デニムのポケットや色の濃淡を活かしたデザインで、最終的に丈を15cm追加しました。3万円のお直しで、眠っていたワンピースとデニムから、どこの誰とも被らない「一軍」のワンピースとして生まれ変わりました。 ②20年前のコートを快適に:アクションプリーツで叶える美しさと可動域 「20年ほど前に、10万円前後で購入したコートだが、きつい、動けない。松尾さんどうにかできませんか?」 コートやジャケットは背幅に分量がないと着た時に窮屈になってしまいます。今回の場合は背幅を出そうと思いましたが、縫い代がほとんどなかったため、アクションプリーツ(ジャケットや作業着の袖後方・背中に施される、可動域を広げるための折り目・ヒダ)を施す手法を採用しました。着心地が格段に良くなっただけでなく、デザイン性が加わりおしゃれさもアップ。お客様は「この先の人生もまた着られる」と喜んで帰っていかれました。 ③サイズ変更10cm以上:オーガンジー袖で華やかに蘇る2ピース 「20年前に購入したが、最近は太ってしまって着られない。でも捨てられない。」20年前の2ピースが「体型の変化で着られない」という難題。 ジャケットの袖生地を身幅出しに転用し、袖部分には新たにオーガンジーの生地をあてがう大胆なリメイクを行いました。 お持ちいただいたお洋服に丁度合う生地が豊富にあるというのはサルト銀座の強みです。サルト銀座では女性向けのオーダーメイドも行っているので生地が豊富にあります。女性用の三大生地と言われるオーガンジー、シフォン、サテンの生地は使用されることが多いため、カラーバリエーションも豊富にサンプルを各種取り揃えるようにしています。今回は袖部分にはオーガンジーの生地をあてがいました。お客様も豊富な選択肢の中から選択することができ、満足していただける仕上がりになったと思います。 密かに若者にも注目される“アップサイクル”という選択 実は今、「アップサイクル」という言葉が若い世代を中心に注目されています。アップサイクルとは、ただ修理するのではなく、“価値を高めながら生まれ変わらせる”という考え方。古いものを再利用する「リサイクル」とは違い、デザインや機能を加え、元よりも魅力的な一点物へと進化させることを指します。今回ご紹介した・デニムを組み合わせて丈を伸ばしたワンピース・アクションプリーツで動きやすさを加えたコート・オーガンジー袖で華やかさをプラスした2ピースこれらはまさに、サルト銀座が日々行っている“アップサイクル”の実例です。大量生産・大量消費の時代から、「本当に好きなものを、永く大切に着る」時代へ。特に若い世代の間では、ヴィンテージや一点物、サステナブルファッションへの関心が高まっています。けれどサルト銀座のアップサイクルは、流行のためではありません。そこにあるのは、「まだ着たい」「捨てられない」「想い出がある」という気持ちに応えるための技術です。アップサイクルのためのお直しの事例は他にもご紹介しています。是非ご覧ください。 素材だけでなく「愛着」も一緒に。フィッター松尾が大切にする想い フィッターの松尾は語ります。「人間誰しも執着や、物を無下には捨てられないという想いがあります。そういう想いを持っているというところが、その人の愛すべき部分です。私たちは、お洋服の素材だけでなく、そこに込められた愛情をしっかり感じながら日々、洋服のお直しに向き合っています。」✔生地が好き✔デザインが好き✔家族の想い出や愛着がある✔購入時に高価だったどのような理由でも構いません。お客様の想いを大切にしながら、より素敵にお直しいたします。 サルト銀座でお直しを始める方へ|期間と費用 ・完成までの期間: 約2ヶ月(必ず「仮縫い」を挟み、理想のフィッティングを追求します)。・費用の目安: 内容により異なりますが、大規模なリメイクは10万〜15万円程度、今回の事例のようなポイントリメイクは3万円〜承っております。様々な想いとともに是非、サルトにご依頼ください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。