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極上のレザーと洗練されたタイトシルエットで、年代を問わず誰が着ても様になるイタリアのラグジュアリーブランド「EMMETI(エンメティ)」。
名作シングルライダース「JURI(ユーリ)」や「ANDREA(アンドレア)」をはじめ、多くの方が愛用されている人気アイテムですが、サルトには日々このようなご相談が寄せられます。
「憧れのエンメティを購入したけれど、海外サイズだから袖丈だけがどうしても長い……」
「袖口にファスナーやボタンがついているけれど、綺麗に短くできるの?」
レザージャケットの袖丈直しは、生地の特性や縫製構造から難易度が高いとされていますが、サルトでは元々のデザインを崩すことなく、完璧なジャストサイズにお直しすることが可能です!
今回は、EMMETIのレザージャケットにおける「2種類の袖丈調整方法(袖口詰め・肩口詰め)」とそれぞれのメリット・デメリットをプロの視点から分かりやすく解説いたします。
なぜEMMETI(エンメティ)のレザージャケットは袖丈調整が必要なのか?
EMMETIの魅力は、何と言っても体に吸い付くような吸湿性と美しいタイトシルエットにあります。
しかし、ヨーロッパ仕立ての洋服は基本的に欧米人の体型(腕が長いスタイル)に合わせて作られているため、日本人が着用すると袖丈が2〜5cmほど長く余ってしまうケースが非常に多く見られます。
「袖口を折り曲げて着る」「たくし上げて着る」という方もいらっしゃいますが、上質な革だからこそ、袖丈をジャストサイズに合わせることで全体のバランスが劇的に引き締まり、格段にかっこよく着こなすことができるようになります。
レザージャケットの袖丈詰め・2つの方法とメリット&デメリット
レザージャケットの袖丈を調整する場合、大きく分けて「袖口から詰める方法」と「肩口(アームホール)から詰める方法」の2種類があります。
お洋服のデザインや詰めたい長さによって最適なアプローチが異なりますので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
方法①:袖口から詰める
袖口のデザイン(カフスやジッパー、スナップボタン)を一度取り外し、希望の長さ分だけレザーをカットした後に、デザインを元通り付け直すお直し方法です。
例えば、「JURI」では袖口に、「あき」と言われるデザインがついています。
袖口から詰める場合この「あき」を完全に再現して詰めるということは難しいです。
そのため、このようなタイプを袖口から詰める場合は、カフスと呼ばれる袖口の飾りの部分を一度外したあと、長さを詰め、カフスを再度つけるという方法をとります。
こちらが実際に袖口からお直しした例です。あきの部分は短くなっていますが、実際に着用した際にはほとんど違和感は感じないと思います。
◎ メリット
- 肩回り・身幅のシルエットが一切変わらない
アームホール(肩口)に一切手を加えないため、着心地や肩のフィット感、シルエットをそのままキープできます。 - 詰め幅の制限が少ない
長さをしっかり短くしたい場合でも柔軟に対応できます。
✔︎ デメリット・注意点
- 袖口のジッパーやデザインのバランスが変わる場合がある
詰め幅が大きすぎる場合、ジッパーの長さと袖口の比率が変わり、見た目の印象が少し変わってしまうことがあります。
サルトではジッパー自体の長さカットや移植作業も含めて自然に見えるよう工夫いたします。
方法②:肩口から詰める
袖口のジッパーやカフスデザインには一切手を触れず、肩口(アームホール)から一度袖を丸ごと外し、袖山(上部)を削って上へ引き上げるお直し方法です。
◎ メリット
- 袖口の美しいデザインやジッパーの位置を100%オリジナルのまま残せる
EMMETI特有の袖口のディテールやロゴパーツ、ジッパーの配置を完全にそのままの状態で維持できます。
✔︎ デメリット・注意点
- 技術的な難易度が極めて高い(職人の熟練技が必要)
レザーは布地と違って「針穴が一度空くと消えない一発勝負」ため、解体と縫い合わせに極めて高い集中力と精密な技術が求められます。 - 肩回りや腕回りがわずかにタイトになる場合がある
袖山を上に引き上げてアームホールに縫い直すため、腕周りのアームホール周りが小さくなることがあります。そのため、腕周りの着心地が以前よりタイトに感じられることがあります。サルトでは全体の着心地を損なわないよう計算して仕立てます。
この肩口から詰める場合、二の腕あたりの寸法が変わってきます。細身の方で、腕周りが元々余っていたというような方などはとても適した方法とも言えます。
サルトでは、お客様に実際にお品物を着用していただき、お客様の体型やご要望に合わて、経験豊富なフィッターが最適な方法をご提案いたします。
レザーのお直しについてはこちらも記事でも詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
レザージャケットのお直し価格
レザーのお直しはやっぱりお高いのでは?と気になる方もいるかと思います。
針後が残る分、一針一針が勝負になってきます。通常の袖口のお直しと比べると手間暇がかかりお高めにはなってきます。
袖口からのお直しで12000円〜
肩側からのお直しで18000円〜
で承っております。
まとめ:愛着のあるEMMETIを一生モノのジャストサイズへ
EMMETIのレザージャケットは、適切なサイズ調整を行うことで、見違えるほどスタイリッシュで洗練された「自分だけの最高の1着」へと進化します。
革のお直しは一発勝負だからこそ、数多くのレザージャケットを手掛けてきたサルトのフィッターと職人にお任せください。
来店ご予約は公式LINEからお気軽にお送りください!
この記事の監修者
檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。



