投稿日: 2026年3月8日2026年3月10日【レディースオーダースーツ製作事例】就活に自信をくれる一着|客室乗務員志望のお客様 今回は、レディースのオーダーメイドスーツ製作の様子をご紹介します。お客様の想い「1年後に就職活動があるので、自信をくれる一着を作りたい。」フィッター松尾の想い「客室乗務員志望という夢にふさわしく、個性がありながら硬すぎない、ご本人の魅力が自然に引き立つスーツを仕立てたい。」“就活用だから無難に”ではなく、“自分らしく、堂々と挑める一着”を目指して製作が始まりました。 レディースオーダーメイドスーツ製作の過程 ① 生地選び|ネイビーを軸に、自分に似合う色を 「真っ黒な“ザ・就活スーツ”ではなく、自分に一番似合う色を選びたい」その想いから、ネイビーを軸に検討しました。一口にネイビーと言っても、明るさや光沢、織り方によって印象は大きく変わります。今回候補に挙がったのは以下の3種類です。シルク混素材:表裏で素材が異なり、光の当たり方で艶が変化する個性的な生地スキャバル(イギリス製・ウール100%):王道で軽やかな定番スーツ生地やや重めのイギリス製生地:耐久性が高く、パンツにも適したしっかりした素材最終的に選ばれたのは、やや明るめのイギリス製ネイビー生地。強度がありながら、イタリア生地のような垢抜けた印象も持つ一着です。 ② メジャーメント|女性らしいラインを活かす設計 ヒップとウエストの差が大きい、女性らしい体型。そこで、ウエスト位置をやや高めに設定ヒップを柔らかく包む設計裾に向かって自然に絞る構造 に仕立てていきました。ジャケット丈は、パンツスタイルに最もバランスの良い股下付近に設定。仮縫いを行い、上下のバランスを丁寧に調整しました。 ③ 細部のカスタマイズ|印象を決めるディテール選び ■ 襟の形(ラペル)ノッチド・ラペル(スタンダード)ピークドラペル(やや華やか)今回は就職活動も考慮し、上品で自然な印象を重視。■ 裏地半裏と総裏がありますが、長く着用していただくことを考え、総裏仕様に。表地ネイビーと相性の良いブラウンを選び、落ち着きと温かみを演出しました。■ ボタン水牛ボタン、ナットボタン、貝ボタンの中から選択。就活シーンで悪目立ちしないよう、黒の靴にもなじむ濃いブラウンのボタンを採用しました。 完成|「一緒に作ったからこそ愛着が湧く」 お客様からは、「細かな部分までこだわったので愛着が湧きます。一緒に選んだ時間も含めて、もう思い入れがあります。」との嬉しいお言葉をいただきました。また、今回のスーツはインナー次第で印象は大きく変わります。とろみのあるブラウスなら大人の女性らしく、パリッとしたシャツならフレッシュな印象に。就活だけでなく、将来にわたって活躍する一着です。 フィッター松尾より 透き通るような透明感のある肌に負けない生地を選びました。今回使用したのはスーパー160’sという極めて細い繊維を使った高級生地。さらにイギリス製の「縦横双糸」を使用することで、繊細でありながら芯の強さを持つ仕上がりになっています。第一印象が重要な面接の場で、お客様の魅力が自然に伝わるように。そしてこれからの人生に自信を持って踏み出せるように。この一着が、背中を押す存在になれば嬉しく思います。他にも、フィッター松尾によるリメイク事例をご紹介しています。是非ご覧ください。 サルト銀座でオーダーメイドスーツ製作 サルトではメンズのオーダースーツはもちろんレディースのオーダースーツも承っております。生涯を共にする素敵な一着をサルトと一緒に作りませんか?公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。
投稿日: 2026年3月1日フィッター松尾が語る「リメイクの面白さ」|想い出の服を再び一軍へ蘇らせるサルトの技 眠っていた服が「世界に一つ」のデザインへ|リメイク事例3選 お客様の「まだ着たい」「捨てられない」という想いに、サルト銀座の技術とアイデアで応えた3つのお直しエピソードをご紹介します。 ①レッドバレンティノ×デニム:丈を15cm伸ばした独創的ロングワンピース 「今ではスカート丈が短すぎて着られないけれど、柄が好き」というお客様のご要望。縫い代の調整だけでは出せる長さに限界がありました。 他の生地を足していく必要がありますが、せっかくならお客様が持っている別のお洋服から生地を足すのはどうかと提案いたしました。お客様もこの提案に快く同意してくださり、お持ちいただいたデニムと合わせていくことにしました。ワンピースにご自身のデニムを合わせていく前に 事前にサルトにある生地で「仮縫い」を行い、仕上がりをイメージしていただき、デニムのポケットや色の濃淡を活かしたデザインで、最終的に丈を15cm追加しました。3万円のお直しで、眠っていたワンピースとデニムから、どこの誰とも被らない「一軍」のワンピースとして生まれ変わりました。 ②20年前のコートを快適に:アクションプリーツで叶える美しさと可動域 「20年ほど前に、10万円前後で購入したコートだが、きつい、動けない。松尾さんどうにかできませんか?」 コートやジャケットは背幅に分量がないと着た時に窮屈になってしまいます。今回の場合は背幅を出そうと思いましたが、縫い代がほとんどなかったため、アクションプリーツ(ジャケットや作業着の袖後方・背中に施される、可動域を広げるための折り目・ヒダ)を施す手法を採用しました。着心地が格段に良くなっただけでなく、デザイン性が加わりおしゃれさもアップ。お客様は「この先の人生もまた着られる」と喜んで帰っていかれました。 ③サイズ変更10cm以上:オーガンジー袖で華やかに蘇る2ピース 「20年前に購入したが、最近は太ってしまって着られない。でも捨てられない。」20年前の2ピースが「体型の変化で着られない」という難題。 ジャケットの袖生地を身幅出しに転用し、袖部分には新たにオーガンジーの生地をあてがう大胆なリメイクを行いました。 お持ちいただいたお洋服に丁度合う生地が豊富にあるというのはサルト銀座の強みです。サルト銀座では女性向けのオーダーメイドも行っているので生地が豊富にあります。女性用の三大生地と言われるオーガンジー、シフォン、サテンの生地は使用されることが多いため、カラーバリエーションも豊富にサンプルを各種取り揃えるようにしています。今回は袖部分にはオーガンジーの生地をあてがいました。お客様も豊富な選択肢の中から選択することができ、満足していただける仕上がりになったと思います。 密かに若者にも注目される“アップサイクル”という選択 実は今、「アップサイクル」という言葉が若い世代を中心に注目されています。アップサイクルとは、ただ修理するのではなく、“価値を高めながら生まれ変わらせる”という考え方。古いものを再利用する「リサイクル」とは違い、デザインや機能を加え、元よりも魅力的な一点物へと進化させることを指します。今回ご紹介した・デニムを組み合わせて丈を伸ばしたワンピース・アクションプリーツで動きやすさを加えたコート・オーガンジー袖で華やかさをプラスした2ピースこれらはまさに、サルト銀座が日々行っている“アップサイクル”の実例です。大量生産・大量消費の時代から、「本当に好きなものを、永く大切に着る」時代へ。特に若い世代の間では、ヴィンテージや一点物、サステナブルファッションへの関心が高まっています。けれどサルト銀座のアップサイクルは、流行のためではありません。そこにあるのは、「まだ着たい」「捨てられない」「想い出がある」という気持ちに応えるための技術です。アップサイクルのためのお直しの事例は他にもご紹介しています。是非ご覧ください。 素材だけでなく「愛着」も一緒に。フィッター松尾が大切にする想い フィッターの松尾は語ります。「人間誰しも執着や、物を無下には捨てられないという想いがあります。そういう想いを持っているというところが、その人の愛すべき部分です。私たちは、お洋服の素材だけでなく、そこに込められた愛情をしっかり感じながら日々、洋服のお直しに向き合っています。」✔生地が好き✔デザインが好き✔家族の想い出や愛着がある✔購入時に高価だったどのような理由でも構いません。お客様の想いを大切にしながら、より素敵にお直しいたします。 サルト銀座でお直しを始める方へ|期間と費用 ・完成までの期間: 約2ヶ月(必ず「仮縫い」を挟み、理想のフィッティングを追求します)。・費用の目安: 内容により異なりますが、大規模なリメイクは10万〜15万円程度、今回の事例のようなポイントリメイクは3万円〜承っております。様々な想いとともに是非、サルトにご依頼ください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。
投稿日: 2026年2月22日2026年3月10日1ミリの妥協も許さない。 サルト銀座が実践する「一生モノ」へと導くお直しの全技術 まずは「身体」と「対話」する。サルト流の精密な測定方法 お直しの第一歩は、現状の服と、着られる方の身体を正確に把握することから始まります。ジャケットの測定項目: 肩幅、バスト、ウエスト、前丈、後丈、袖幅、袖丈パンツの測定項目: ウエスト、ヒップ、渡り(腿幅)、膝幅、裾幅、総丈、股下これらの数値を基に、お客様の肩幅と3サイズを測定することで、最適な号数の目途を立て、お身体に合わせた精密なフィッティングを行っていきます。 大切な一着を守るために。生地の診断と「仮縫い」のこだわり 私たちは、お直しを始める前に必ず生地の劣化具合を確認します。もし耐久性に不安がある場合は事前にお伝えし、思い入れが強い場合には「負担の少ないお直し方法」をご提案します。また、完成までは約2ヶ月の期間をいただきます。その間、お客様の理想像と想いに寄り添うために、必ず「仮縫い」の工程を挟むのがサルト銀座の譲れないこだわりです。 事例紹介 | お客さまの提案でスカートからベストへリメイク 年齢や流行により着られなくなった服でも、生地への思い入れがある方がサルトにお持ち込みくださいます。今回のお客様はサルトとの付き合いも長く、これまでにいくつもサルトでお直しをされたことがあるお客様です。お直しに慣れていらっしゃるということもあり、お客様ご自身からこういう風にお直ししたいと、ご提案をしてくださいました。お客様のご提案は「スカートをベストにしたい!」というものでした。 どんな風にお直しするかも含めてサルトからご提案はさせていただきますが、サルトにご依頼いただくお客様の中には「こういう風にお直ししたい」という想いがおありの場合もよくあります。お客様は、そのお洋服のことを誰よりもよく知るデザイナーとして、デザインを共有していただき、それが実現できるよう我々は尽力させていただきます。今回の場合では、「ベストにしたい」というご要望をいただいた上でさらに細かな調整として見返し部分を付けました。お持ちいただいた生地では見返し部分(後ろ側に回り込む生地)までは取れなかったため、サルトにある通常スーツやパンツに使うような質の高いウールの生地を見返し部分に当てました。全部で6万円程度のお直しとなり、お客様の理想の形に沿うことができました。 ※「見返し」とは衿(えり)ぐりや袖ぐり、前立てなど、服の端の部分を綺麗に処理するために、表地の裏側に重ねて縫い合わせる布のことです。見返しを付けることで以下のような効果があります。 ◦ 端の処理を綺麗にする: 布の切り口(裁ち目)を内側に隠し、表側に縫い目を見せずに美しく仕上げる。 ◦ 形状を安定させる(補強): 衿ぐりなどは伸びたり型崩れしやすいため、見返しを付けることで布に厚みと強度を持たせ、服のシルエットを保つ。 ◦ 着心地と耐久性の向上:直接肌やインナーに触れる部分を補強し、摩擦による傷みを防ぐとともに、服の重みを適切に分散させる。サルトでは、元の生地をデザインとして最大限に活かしつつ、見返しに別の品質に高い生地をあえて使うことで、機能性と美しさを両立させます。表からは見えにくい部分ですが、服の形を安定させ、強度を高め、仕立ての良さを向上させる重要な役割があります。 一着をより良く着るためのお直し事例も多数ご紹介しておりますので、是非合わせてご覧ください、 サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ 「こんなリメイクは無理かな?」と思うアイデアも、ぜひ一度サルト銀座にお聞かせください。サルトと一緒に、お洋服に新しい命を宿してみませんか?クローゼットに眠る「物語」を、ぜひ一度サルト銀座へお持ちください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。
投稿日: 2026年2月13日2026年2月16日一着に宿る記憶を未来へ。サルト銀座がメンズスーツのリメイクに込める情熱と職人の技 洋服は人生を共にする「記憶」|サルト銀座の「受け継ぐお直し」とは サルトでは様々なお直しを承っておりますが、その中でも特に大切にしている取り組みがあります。それは「受け継ぐお直し」です。「受け継ぐお直し」とは、誰かが大切に着てきたお洋服を、次に着る方の体型やライフスタイルに合わせて仕立て直し、想いとともに受け継いでいくお直しのことです。サルト銀座にとって、洋服は単なる布のかたまりではありません。そこには持ち主の人生の記憶が刻まれています。私たちは、そうした「想い」が詰まった一着を次世代へ受け継ぐお手伝いをしたいと考えています。 【事例紹介】おじい様のメンズスーツを孫娘様へリメイク 最近では、「父や祖父が大切にしていたスーツを娘が着られるようにしたい」といった、メンズスーツをレディース用にリメイクするご依頼が増えています。昭和の時代を駆け抜けた男性にとって、スーツは家族を守り、仕事を成し遂げるための「鎧(よろい)」のような存在でした。今回のご依頼は、おじい様の「鎧」をお孫様が受け継ぎ、現代の日常着として蘇らせること。これこそがサルトが大切にしたいテーマです。 職人のこだわり:メンズスーツを女性用に「再構築」する手法 サルト銀座のこだわりは、単なるサイズ直しに留まりません。 【お直し中の様子】 女性の体型にフィットさせるための「芯地」の処理 昔のメンズスーツには厚い芯が入っており、女性の胸部には上手くフィットしません。そこで、まずはこの芯を全て取り除くことから始めます。 デザインと実用性の両立 今回は、ご依頼主様の好みに合わせ、元々のメンズライクなデザインを残しつつ、現代のシルエットに沿うよう調整しました。このような高度なリメイクを行い、今回はご予算に沿った10万円程度でのお直しとなりました,。 【お直し後の写真】 「家族の行事」として楽しむ、受け継ぐお直しの魅力 「父の精神を受け継ぎたい」というニーズは急増しています。お客様にとっては、単なる修理というよりも、思い入れのある生地でオーダースーツを作るような感覚に近いものです。今回のご依頼主様も、最終的にはお父様のスーツも追加でご依頼いただき、ご家族総出でのお直しとなりました。「一家にとって思い出に残る大きな家族行事になった」という嬉しいお言葉をいただいています。受け継ぐお直しの事例は他にもご紹介しておりますので、是非合わせてご覧ください。 サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ 私たちは対話を重視し、約2ヶ月の期間をかけ、必ず「仮縫い」の工程を挟みます。体型だけでなく、服に込められた想いまで丁寧にフィッティングするためです。クローゼットに眠る大切な一着があれば、ぜひご相談ください。現在、撮影協力による15%オフの特典もご用意しております。新しい物語を、私たちと一緒に始めませんか?公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。
投稿日: 2026年1月30日2026年2月2日【最近パンツがきつい方へ】ウエスト出しで洋服はまだ着られます|お直しで解決 「最近ウエストがきつくなって、今まで履いていたパンツが入らない…」そんなお悩みはありませんか?会食や飲み会が増えた方、お正月太りが気になる方など、ウエスト周りのサイズ変化は誰にでも起こり得るものです。しかし、お気に入りのパンツを「もう着られない」とあきらめる前に、ウエスト出し(サイズ出し)のお直しという選択肢があることをご存じでしょうか。 ウエスト出しとは? どこまでサイズを大きくできるのか ウエスト出しとは、パンツやスラックスの縫い代を利用してサイズを広げるお直し方法です。よくいただくご質問が、「ウエストって、どのくらい大きくできますか?」というものです。 まず確認するのは後ろ中心の縫い代 ウエスト出しで最初にチェックするのが、後ろ中心の裏側に残っている縫い代です。この縫い代の幅によって、どのくらいサイズを出せるかが決まります。一般的なスラックスの場合、左右それぞれ2cm合計で約4cmほど出せるケースが多く、費用の目安は5,000〜6,000円前後です。体重の増減で考えると、体重1kg増=ウエスト約1cm増と言われるため、4cm出せれば「4〜5kg太った」という方にも対応可能です。 4cm以上ウエストを出したい場合の方法 「昔のスーツを久しぶりに着てみたら、全然入らなかった…」そんなケースもよくあります。特に昔のスラックスには、タック(折り込み)が入っているものが多く、このタックをほどくことでさらにサイズを出すことが可能です。タック1つで約3cm左右で最大約6cmまでウエストを広げられます。この場合は、ウエストベルト部分も一度外す必要があるため、やや大掛かりなお直しとなり、費用は約2万円前後が目安です。 デニムのウエスト出しはできる? デニムの場合、スラックスのような縫い代がほとんどないため、単純に出すことはできません。しかし、専門的な技術を使えばウエスト出しは可能です。具体的には、サイド部分に三角形のマチを入れるウエストの帯部分にも生地を追加パッチ裏に生地を仕込み、目立たないように調整といった方法で、デニムでも約6cm程度のサイズアップが可能です。 デニムのお直しはこちらのブログでもご紹介しているので、是非ご覧ください。 「もう着られない」と思う前にウエスト出しを検討してください ウエスト出しには、今回ご紹介した以外にも細かな技術や選択肢があります。「もう無理」「買い替えるしかない」と判断する前に、洋服お直しのプロに相談することで、まだ着られる可能性は十分にあります。 サイズの変化は誰にでも起こるものだからこそ、今の体型に合わせて直しながら、思い入れのある洋服を長く着続けることができます。「もう着られない」とあきらめる前に、まずは一度サルトに相談してみてください。大切な一本、お気に入りのパンツを長く履き続けるために、ぜひ一度サルトへご相談ください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。 ご予約はこちら ※LINEに移行します
投稿日: 2026年1月22日2026年1月27日【受け継ぐお直し®とは?】想い出のスーツを次の世代へ|親から子へ受け継ぐお直しの価値 受け継ぐお直し®とは? 今回は、サルトが大切にしている取り組み「受け継ぐお直し®」についてご紹介します。受け継ぐお直し®とは、誰かが大切に着てきたお洋服を、次に着る方の体型やライフスタイルに合わせて仕立て直し、想いとともに受け継いでいくお直しのことです。 例えば、こんな「受け継ぎ方」があります 会社でお世話になった先輩から譲り受けたスーツを、自分の体型に合わせてお直しお父様が若い頃に着ていたスーツを、息子様・娘様へ受け継ぐおじい様・おばあ様から譲り受けたお洋服を、今の時代に合う形へリメイク特にメンズ → メンズ の場合はサイズ調整が中心になりますが、メンズ → レディース の場合はシルエットや構造を大きく変える必要があり、より高度なお直しになります。それでも「家族が大切にしていた服を、自分が着られる形になる」ということに、強い喜びを感じてくださる方がとても多いです。 昔のスーツを、今の時代に蘇らせる 過去のYouTubeなどでもお話していますが、昔のお洋服は肩幅が大きいシルエットが重たいディテールが時代を感じさせるといった特徴があります。私たちの役割は、そのお洋服が持つ雰囲気や歴史を壊しすぎず、現代のスタイルに自然に馴染ませること。お客様の体型に合わせながら、✔ 必要な部分は大胆に✔ 残すべき部分は丁寧にバランスを見極めてお直しを行います。 「新しいスーツが買える金額でもお願いしたい」 あるお客様は、お父様が着ていたスーツを、大学の卒業式、そして社会人になってからも着られるようにしたいという想いでご相談くださいました。かなり大がかりなお直しが必要だったため、「新しいスーツが1着買えるくらいの金額になります」と事前にお伝えしました。それでもお客様は、こう仰いました。「それで父と母が喜んでくれるなら、安いものですよ。」この言葉は、今でも強く印象に残っています。 新品を買う時とは違う「心の満足感」 また別のお客様から、こんなお話もありました。「新品を買う時は、買った瞬間が気持ちのピーク。でも、受け継いだ服は、着るたびに想いや思い出が蘇って、ずっと気持ちが温かいまま続くんです。」新品には新品の良さがあります。しかし、受け継ぐお直しには“時間と記憶が積み重なる価値”があります。 洋服は「物」以上の存在 私たちが扱っているのは洋服ですが、そこには必ず 人との思い出、人生の時間 が詰まっています。だからこそサルトでは、ただサイズを直すのではなく、その背景ごと大切にするお直しを心がけています。この想いに共感してくださる方が、年々増えていることをとても嬉しく思っています。過去のブログでは、受け継ぐお直しの具体的なリメイク方法やご依頼者様の想いをご紹介していますので是非ご覧ください。 "受け継いで着たい”と思う物があれば、ぜひご相談ください 実家に帰った時、憧れの先輩から一着譲ってもらった時、「これ、着られたらいいのに」と思うお洋服があれば——ぜひ一度、サルトの「受け継ぐお直し®」をご検討ください。想いの詰まった一着を、次の時代へ繋ぐお手伝いをさせていただきます。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。 ご予約はこちら ※LINEに移行します
投稿日: 2026年1月13日2026年1月22日エルメス(HERMES)のシルクコートを受け継ぐ|思い出と環境をつなぐサステナブルなお直し 思い出も一緒に未来へつなぐ「受け継ぐお直し」。今回は、サルトが取り組む 「受け継ぐお直し」企画をご紹介します。本企画では、親から子へ受け継がれた大切なお洋服を、今の時代に合うデザインへとリメイクし、お洋服とともに想いを次の世代へ繋いでいきます。 【今回のお直し】 今回お直しをさせていただいたのは、山田美樹 元環境副大臣がお母様から譲り受けた「HERMES(エルメス)」のシルクコート。HERMESらしい美しい色使いと、大胆な柄が印象的な一着。構造はシルクの一枚仕立てで、非常に上質なアイテムです。しかしその一方で、✔ 柄が全面に出るため、今の時代に一枚で着るには少し勇気がいる✔ サイズがやや大きく、調整が必要という課題もありました。 【お直しのポイント】 今回のお直し前の難点:ラグランスリーブと大胆な柄袖は、現在も人気のあるラグランスリーブ(襟ぐりから脇にかけて斜めに切り替え線が入るデザイン)。袖丈は長く調整が必要でしたが、 ラグラン特有の構造 大きな柄が入っているという理由から、単純に詰めるだけではバランスが崩れてしまう難しいお直しでした。 【サルトの提案】 「柄を活かし、今も着られるデザインへ」今回のリメイクでは、トーンを落とすことで柄の魅力を活かしながら、今後も着続けられるデザインを目指しました。袖は大胆に、別生地で新たに作り替えるという方法を選択。さらに、・襟・ポケット・裾の裏側にも同じ生地をあしらうことで、統一感とデザイン性を高めています。 【お直しをしてみて】 完成したコートは、全体的にシャープで洗練された印象に。柄の個性を活かしながらも、すっきりと見えるシルエットに生まれ変わりました。ご本人のご感想完成後、ご本人からはこんなお言葉をいただきました。「母から譲り受けたけど、母から戻してくれって言われました」思わず笑みがこぼれる、嬉しいご感想です。このコートは、その後トークイベントでも実際に着用されました。 【環境への取り組みとしても評価】 この「受け継ぐお直し」の取り組みは、環境省が推進する「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしをつくる国民運動」にも取り上げていただきました。さらに、ファッション業界の大御所メディア「WWD」にも掲載されており、最近では「アップサイクル」という言葉も広がってきています。捨てないことは、誰にでもできるサステナブルな一歩。「環境に良いこと」「SDGs」と聞くと、少し重たく感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実は、「物を捨てず、直して使う」ことは、誰にでもできる環境への第一歩です。ーー個人的な喜びが、結果的に地球にとって良いことへと繋がる——それはとても素敵な循環ではないでしょうか。より詳しく知りたい方は、「環境省 サステナブルファッション」でぜひ検索してみてください。 今回は・HERMESのシルクコートを「受け継ぐお直し」・思い出と環境を未来へ繋ぐサステナブルファッション・捨てない選択が、豊かな暮らしにつながるという内容でご紹介しました。「受け継ぐお直し」は以前にも「母から受け継いだ思い出のカシミアコートをリメイク」でご紹介しております。是非、合わせてチェックしてみてください。 大切なアイテムを、思い出のつまったアイテムをより長く、美しく。そのお手伝いをさせていただきます。ぜひ一度サルトにご相談ください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。 ご予約はこちら ※LINEに移行します
投稿日: 2026年1月6日買ったときの美しさを守る|ガラスコーティングの効果とおすすめアイテム クリスマスやボーナス、お正月などの節目に「少し背伸びをして、憧れのブランドアイテムを購入した」そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?せっかく奮発して手に入れた大切なアイテム。できるだけ長く、綺麗な状態で使い続けたいと思うのは自然なことです。今回は大切なアイテムを長く綺麗に使うためにガラスコーティングについてご紹介します。 【ガラスコーティングの魅力とは?】 ガラスコーティングには、主に以下のようなメリットがあります。・劣化を防止できる・傷が付きにくくなる・汚れが付いても落としやすい日常使いによるダメージを軽減し、「買ったときの美しさ」を長く保つことができるのが最大の魅力です。※コーティングの仕組みや詳しい効果については、別のブログでも詳しく解説していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。 【コーティングできるアイテムは?】 「ガラスコーティングって限られたものしかできないのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、実はバッグ、靴、ジュエリー、お洋服など幅広いアイテムに対応可能です。→バッグ・靴へのコーティングバッグや靴で特にダメージが出やすいのが角や縁の部分。使っていくうちに、色剥げや擦れが起こりやすい箇所です。こうした部分にガラスコーティングを施すことで、✔ 摩擦によるダメージ軽減✔ 色剥げの予防といった効果が期待できます。→ジュエリーへのガラスコーティングネックレスや指輪などのジュエリーにも、ガラスコーティングは非常に有効です。特に、クロムハーツに代表されるシルバーアクセサリーは、ガラスコーティングをすることで酸化を抑え、黒ずみ防止につながります。→金属アレルギーの方へガラスコーティングは、金属アレルギー対策としてもおすすめしています。※アレルギーには個人差があるため、100%防げるとは言い切れませんが、症状が出にくくなるケースもございます。「金属アレルギーだけど、どうしても身に着けたいジュエリーがある」そんな方は、一度検討してみてください。 【こんな方におすすめです】 ・プレゼントでもらった大切なジュエリー・自分へのご褒美に購入したバッグ・一生物として大切にしたい靴これらをお持ちの方は、ぜひサルトのガラスコーティングをご利用ください。大切なアイテムを、より長く、美しく。そのお手伝いをさせていただきます。ぜひ一度サルトにご相談ください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。 ご予約はこちら ※LINEに移行します
投稿日: 2025年12月29日2025年12月29日母から受け継いだ思い出のカシミアコートをリメイク|親から子へ受け継ぐお洋服のお直し事例 今回は、時代を超えて受け継がれたお洋服を今っぽく着られるようにリメイクし、お洋服とともに想いも一緒に受け継いでいく「受け継ぐ企画」をご紹介していきたいと思います。「お母さんが大切にしていたから捨てたくないけど、デザインが古くて着られない」「おじいちゃんのコート。かっこいいけれど、体型に合わない」そんな理由で、思い出の詰まったお洋服がクローゼットに眠っていませんか?お直しやリメイクをすることで、 ✓想いはそのまま✓デザインは今風に ✓自分の体型にフィットそんな一着に生まれ変わらせることができます。大切にしたいお洋服をお持ちの方は是非今回のブログをご覧ください。 【今回のお直し】 今回ご依頼いただいたのは、25年前にお母様から譲り受けたカシミアのコート。ご依頼者様が25年前にお母様から受け継がれ、大切に持っていたコートです。是非今後も着ていきたいという想いがありながらも「デザインが古すぎて着れない……」とお悩みだったようです。そこでサルトにご相談いただきました。 【今回のお直しのポイント】 ➀厚い肩パット肩が四角く張って”昭和感”がある→肩パットを取って肩幅を詰め、柔らかく肩回りにフィットするように。②カチッとしすぎてしまう襟襟の存在感が強くコーディネートに合わせにくい→今のオシャレに沿うようなアレンジに。③ボックスシルエット全体的に下がっていて重たい印象→肩側から全体的に上げ、ボタンの位置も調整。 【お直し後の姿がこちら】 ✓厚い肩パットを除去!✓襟はノーカラーにして、ストールやマフラーとも相性◎✓Aライン寄りだったシルエットをIライン寄りにし、女性らしい柔らかい印象に。 【お直しをしてみて】 ご依頼者様の感想「すごく素敵にお直ししていただきました。実際、着てみると当時、母親が着ていた姿を思い出して、懐かしくてなんとも言えない気持ちになりました。」テーラーの感想「身体に合わせることはもちろんのこと、お母様のことを思い出したり、今のオシャレを楽しめるお直しができてとても嬉しいです。」 【サルトの想い】 今回のようにリメイクをする際に、サイズやデザインを直すだけでなく、その服にまつわる想いも一緒に未来へ繋ぐことを大切にしています。そして、これからその服を着ていく方がオシャレを楽しめようにお直しすることが何より大切だと考えております。現状ではお直しをしたことがないという方の方が多いのではないかと思います。まだまだ情報発信が足りていないなと痛感しています…。サルトは『「受け継いで着る」という想いを大切に』を理念としています。より多くの方が想いの詰まったお洋服を長く愛用できるよう、リメイクやお直しの方法、受け継ぎ企画を発信していきます。 受け継ぐ企画の他にも、サルトでは他にも、お気に入りのお洋服を長く愛用してもらうためにおすすめのクリーニング屋さんや綺麗を長く保つためコーティングをご紹介しています。是非こちらも参考にしてみてください↓↓ 今回は✓昭和感漂うコートを今風に蘇らせる方法✓お洋服とともに思い出も蘇る「受け継ぐ企画」✓「受け継いで着る」というサルトの理念をご紹介しました。・ 親から受け継いだ服・ 思い出があって捨てられない服・ デザインが古くて着られない服そんなお洋服があれば、ぜひ一度サルトにご相談ください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。 ご予約はこちら ※LINEに移行します
投稿日: 2025年12月16日【デニムのお直しはこうやる!裾、ウエスト、シルエットも徹底解説】 せっかく買ったデニムなのに、「デニムの幅がきつい」「裾が長い」「ウエストを大きくしたい」などでお困りの方はいらっしゃいませんか?サルトではデニムのお直しもお受けしております。今回はデニムのお直しについてご紹介していきたいと思います。 【股下の測り方】 第一に必ず左足で測ります。デニムの場合、股下には必ず1~1.5㎝の幅のステッチがあるので、このステッチの上から測ります。 【裾の仕様に合わせたお直し】 【ステッチ仕上げ(タタキ、シングルステッチ)】1430円~最もオーソドックスな仕様。三巻になっていて、洗濯機で洗っても取れないようになっています。【チェーンステッチ仕上げ】2750円~裏側の縫い目が輪になっています。【ユニオンスペシャル】3850円~裾のダメージを残したまま詰めたい場合に有効です。「裾残し」や「貼り付け」という言い方をすることもあります。こちらの場合は元々ダメージのある裾をつないでお直ししています。 【裾は出せるのか?】裾上げした際の切れ端(残布)があれば裾をはぎ足して出すことができます。 【ウエストの詰め方】 【後ろから詰める場合】4400円~デニムはスラックスとは異なり縫い代がありません。そのため、後ろから詰める場合にはベルトループを一度外し、切り込みを入れてから詰めていきます。【両脇から詰める場合】6600円~サルトでは両脇から詰める方法をおすすめしています。お尻の膨らみやラインまで考えて綺麗に仕上げられ、また見た目にも影響が少ないというところがメリットとしてあります。【たくさん詰める場合(5㎝以上)】7700円~5㎝以上詰める場合にはどうしてもヒップ周りも詰める必要があるためリベットの移動をします。サルトにはリベットのストックもございますので、付けなおすことが可能です。 【ウエストは出せるのか?】8800円~他のパンツと異なりデニムでは縫い代がほとんど入っていないため、あまり出すことはできませんが、伸ばしながら縫い直す、股上を下げながら縫い直すことによって1~2㎝程度出すことができます。別布をはぎ足してウエストを大きくするという方法もあります。表からは継ぎ目が分からないように、生地を両脇、裏側に足すことで2サイズ程度大きくすることができます。 【シルエットのお直し】 【デニムは細くできるのか?】太もも、膝幅、裾幅は全て細くすることが可能です。この際の注意点は細くするとアタリ(擦れて色落ちしているところ)が無くなってしまうため、ダメージにこだわりがある方にはオススメできません。【逆に太くできるのか?】デニムの場合、スラックスと異なり、ほとんど縫い代がないためあまり太くできる余裕がありません。5㎜程度が限界です。しかし生地をはぎ足すという方法で太くすることができます。両脇に別布を足し、一つのデザインとしてしまうという方法があります。 サルトでは他にも、ジャケットやダウン、レザージャケットのお直しについてもご紹介しております。お洋服を長く愛用していただくためのお直しの方法がたくさんあります。是非ご覧ください。 今回はデニムのお直しについてご紹介しました。お気に入りのデニムがあるけど体型が変わってしまって……という方もいらっしゃるのではないでしょうか?この機会にお気に入りのデニムを復活させてみませんか? お手持ちのお洋服のお直しはサルトにご相談ください。公式LINEからご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度お越しください。 ご予約はこちら ※LINEに移行します