【イベントレポート】サルト銀座本店「受け継ぐマーケット」の様子と込められた想い

2026年8月17日より、サルト銀座本店にて特別なイベント「サルトの受け継ぐマーケット」が開催されました。

サルトは創業以来、「良いものを長く大切に使ってほしい」という理念のもと、「受け継いで着る」という想いを何よりも大切にしてきました。

今回の「受け継ぐマーケット」は、単なる古着市や不用品の販売ではありません。店頭で役目を終えた展示サンプル品や、サルトのスタッフ・職人が長年大切に愛用してきたお洋服を、そこに込められた「思い出やストーリー」ごと次の持ち主へと手渡していく特別なマーケットイベントです。

今回は、イベントの雰囲気や実際に並んだ想い出溢れるお洋服たち、そして想いを感じながら購入されたお客様の様子をレポートします!

サルトの「受け継ぐマーケット」とは?

「受け継ぐマーケット」のご紹介の前に、まずサルトが大切にしている「受け継ぐお直し®」についてお話しさせてください。

「受け継ぐお直し®」とは、ご家族やご友人、憧れの先輩などが大切に着ていたお洋服を、サルトの技術を通して、お客様ご自身が現代のスタイルで着られるように仕立て直すサービスです。

フィッターが「お品物への思い出」だけでなく、「この服を着てこれからどこへ行きたいか」まで丁寧にヒアリングし、お客様と一緒に納得がいくまで向き合ってお仕立てします。服を直すだけでなく、そこに宿る記憶や絆を未来へと繋ぐ取り組みです。

その想いを「カタチ」にしたのが「受け継ぐマーケット」

今回の「受け継ぐマーケット」に並ぶお洋服にも、すべて元々の持ち主(スタッフや職人)の個人的な思い出やストーリーが込められています。

会場では、一着一着に添えられた「手書きのメッセージタグ」を通して、持ち主の想いを知り、その温もりを感じながらお洋服を手にとり、試着していただくことができる空間となりました。

会場全体の写真:サルト銀座本店の洗練された店内に、色とりどりのジャケットやコート、ラックが並んでいる様子
会場全体の写真:サルト銀座本店の洗練された店内に、色とりどりのジャケットやコート、ラックが並んでいる様子
会場全体の写真:サルト銀座本店の洗練された店内に、色とりどりのジャケットやコート、ラックが並んでいる様子
会場全体の写真:サルト銀座本店の洗練された店内に、色とりどりのジャケットやコート、ラックが並んでいる様子

世界に一着だけ。お洋服に込められた「ストーリーと想い」のご紹介

実際にマーケットに並んだ、スタッフの思い入れの詰まったアイテムをいくつかご紹介します。

1. コクブンの「モヘア グレースーツ」

  • 価格:30,000円(税抜き) / サイズ44

8年ほど前に、韓国のテーラーの友人に仕立ててもらったという夏向けのモヘアスーツ。 そのご友人は現在別の有名テーラーで活躍されており、今でもかけがえのない親友だそうです。「とても気に入っていましたが、サイズが合わなくなったので、どなたかぜひ受け継いでください」という温かい手書きメッセージが添えられていました。

商品写真&手書きタグ写真:上品なグレーのスーツと、「スタッフ コクブン」による手書きメッセージタグのアップ
商品写真&手書きタグ写真:上品なグレーのスーツと、「スタッフ コクブン」による手書きメッセージタグのアップ

2. コクブンの「グリーン レザージャケット」

  • 価格:50,000円(税抜き)

8年前にサルトで扱っていた香港のレザーブランドのジャケットで、商品開発の過程で作られた貴重なプロトタイプ(試作品)。 イタリアの展示会にブース出展したり、各国のファッション誌で特集を組まれたりと、ともに世界を駆け巡った思い出深い一着です。

商品写真&手書きタグ写真:ボア襟が付いた深みのあるグリーンスエードジャケットと手書きタグ
商品写真&手書きタグ写真:ボア襟が付いた深みのあるグリーンスエードジャケットと手書きタグ

3. 伊勢丹メンズ館店 店長・中村の「青春のアロハシャツ」

  • 価格:3,000円(税抜き)

伊勢丹メンズ館店の店長・中村が10代の学生時代、当時流行していた「学ランの下にアロハシャツを着るスタイル」のために古着屋で購入した思い出の一着。 「他人とは違う雰囲気を出すため、あえて生地の裏使いデザインを選んだ」というこだわりが詰まっています。10代の頃の小さめサイズで右裾に少し破れがあるため、「ご購入の際はお直しを」という、サルトならではの心配りも添えられていました。

商品写真&手書きタグ写真:爽やかな花柄のアロハシャツと中村店長の手書きタグ
商品写真&手書きタグ写真:爽やかな花柄のアロハシャツと中村店長の手書きタグ

4. コントワー・デ・コトニエの「リンゴ柄ブラウス」

  • 価格:10,000円(税抜き)

「母と娘が一緒に着られる、手の届く憧れ」をコンセプトにしていた頃のコントワー・デ・コトニエのシフォンブラウス。 可愛らしいリンゴ柄と素材に惹かれて購入したものの、なかなか着る機会がなく、眺めてはクローゼットにしまうを繰り返していた。「上手に着こなしていただける方にぜひ受け継いでほしい」という願いが込められています。

商品写真&手書きタグ写真:透け感のある黒地に白のリンゴ柄が映えるシアーブラウス
商品写真&手書きタグ写真:透け感のある黒地に白のリンゴ柄が映えるシアーブラウス

COMPTOIR DES COTONNIERS(コントワー・デ・コトニ)

1995年にフランスで設立したブランド。元々は家族経営の小さなブランドだったが、短期間で急成長をとげ、多くの店舗を展開するようになった。「母と娘」というコンセプトもコレクションを展開している。

想いを感じながら試着する。ご来店・ご購入されたお客様の様子

イベント期間中、多くのお客様が手描きタグに書かれたエピソードをじっくりと読み込み、「この服にはそんな思い出があったんだ」「この人が大切に着ていた服なら、自分も大切に着たいな」と想いを巡らせながら試着される姿がとても印象的でした。

夫婦でシェアを楽しむ、素敵な受け継ぎも!

実際に「Jackman(ジャックマン)」のモーブワイン色のスウェット(経営管理本部・吉田の愛用品 / 5,000円)をご購入されたお客様は、「夫婦で仲良くシェアして着たい」とお話ししてくださいました。

また、奥様はサルトで展示サンプルとして作成していたパンツも合わせてご購入くださり、ご夫婦で服のストーリーを楽しみながらお買い物をしていただく心温まる時間となりました。

実際に「Jackman(ジャックマン)」のモーブワイン色のスウェット(経営管理本部・吉田の愛用品 / 5,000円)をご購入されたお客様は、「夫婦で仲良くシェアして着たい」とお話ししてくださいました。 商品写真:ワインレッドのJackmanスウェットと吉田の手書きタグ
商品写真:ワインレッドのJackmanスウェットと吉田の手書きタグ

Jackman
1949年に福井県で創業された田辺莫大小製作所をルーツにもつ日本のファクトリーブランド。田辺の技術と精神を引き継ぎ、創業時より“あまのじゃく”なモノ作りを大切にし、着る人に高度な満足感を提供している。

吉田の想い

田辺莫大小をルーツに持つファクトリーブランド。一度、袖を通せば良さが分かるはず…。何を隠そう、私は高確率で全身Jackmanです。肉厚な生地とがっしりしたリブがお気に入り♪

娘様の後押しで購入を決めた、思い出深き韓国テーラーの「B&Tailor ピーコート」

スタッフ・コクブンが9年前にオーダーした、韓国の名門テーラー「B&Tailor(ビー&テーラー)」の深みのあるグリーンのピーコート。
サルト銀座本店ではかつてB&Tailorのオーダー会を4年ほど開催しており、そのうち2年間はコクブンが取引の交渉から来日時の飛行機・ホテルの手配、食事のアテンドまで全てを担当していました。サルトとB&Tailorの絆、そしてコクブン自身の情熱が詰まった非常に思い出深いブランドの一着です。

会場でこのコートを実際に手に取り、試着されたお客様。一緒にご来店されていた娘様から「すごく似合ってる!」と褒められたことが決め手となり、購入をご決断されたそうです。 服に込められたスタッフの想いと、親子の温かいやりとりが重なり合い、新しい物語が動き出した瞬間でした。

商品写真&手書きタグ写真:深みのあるグリーンのB&Tailorピーコートと、HKD表記もあるコクブンの手書きタグ
商品写真&手書きタグ写真:深みのあるグリーンのB&Tailorピーコートと、HKD表記もあるコクブンの手書きタグ

B&Tailor
1980年に韓国・ソウルで創業。元韓国大統領など数多くの著名人のスーツを制作してきた高級テーラー。職人歴50年のキャリアが生み出すスタイルは、長きに渡って培われた技術や体型読み取りの哲学が凝縮している

コクブンの想い

「9年前にオーダーした韓国テーラー「B&Tailor」のコートです。6年前までサルト銀座本店でオーダー会をしていたので、その時にオーダーしました。サルトとB&Tailorの関係は4年ほど続き、そのうち2年は私が全てを担当しました。取引の交渉はもちろん、東京でオーダー会をする際の飛行機やホテル、移動手配、食事のアテンドなど…。いろいろな思い出があるブランドです」

まとめ:サルトマーケットはその服の物語を引き継ぐ空間

「サルトの受け継ぐマーケット」は、単にお買い物をする場所ではなく、服の持ち主の人生の記憶や情熱に触れ、新しい持ち主へとバトンを渡す感動的な場所となりました。

新品の服を購入する楽しさとはまた一味違う、「誰かの想いがこもった服を身に纏う温かさや安心感」を、多くのご来店者様に体感していただけたのではないかと感じております。

今回ご購入いただいたお服も、もし今後サイズが変わったり、デザインを少し変えたくなった時は、サルトでお直しをして長く愛用していただくことが可能です。

サルトでは今後も「服を大切に受け継ぐ」ための様々なイベントやご提案を続けてまいります。クローゼットに眠る大切なお洋服のお悩みや、リメイクのご相談はいつでもお気軽にサルトへお寄せください。

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檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

「普通の服のお直し」もサルトに任せたくなる理由と職人の裏技

「サルトさんって、高級ブランドや思い出のスーツの大掛かりなリメイクしか受けてくれないのかな……?」
「ユニクロや普段着のほつれ、ちょっとした破れを持っていったら嫌がられないかな……?」

ブログやSNSで特殊で大掛かりなリメイク事例をご紹介することが多いため、お客様からこのようなご質問をいただくことがよくあります。

ですが、答えは「もちろん大歓迎です!」

サルトは「お直し屋」ですので、日常のお洋服の擦り切れや穴の補修、裾のほつれといった“普通のお直し”も毎日たくさん承っております。

今回は、サルトで日常的にお受けしている普通のお直し事例と、「普通のお直しだからこそ実感できる、サルトならではの魅力と他店との違い」について詳しくご紹介します!

実はこんなにある!サルトで頼める「日常の普通のお直し」事例

「これくらいでお店に持っていっていいのかな?」と迷う必要はありません。日常でよく起こるお洋服のトラブルも、サルトの技術で綺麗に解決できます。

1. 擦り切れや破れを“無かったこと”にする「毛抜き合わせ」

脇の内側や袖の内側、裏地などは、着用時の摩擦で気がつくと擦り切れていることが多いポイントです。

通常のお直しでは擦り切れた部分をそのまま裏に折り込んで縫いますが、サルトでは「毛抜き合わせ」という手法をおすすめすることがあります。 これは、表地と裏地を同分量で突き合わせて綺麗に入れ込む縫製技術です。服の長さが5mmほど短くなりますが、表からも裏からも擦り切れが見えなくなり、まるで最初から何もなかったかのように元通りに復元できます。

Before/After写真:裏地の脇や袖の擦り切れが「毛抜き合わせ」によって綺麗に消えている比較写真
Before/After写真:裏地の脇や袖の擦り切れが「毛抜き合わせ」によって綺麗に消えている比較写真

こちらはシャネルのジャケットですが、引っ掛けてほつれてしまいました。

「かけはぎをするほどお金を出したくないけど、もう少し目立たないようにすることはできますか?」ということで、毛抜き合わせで対応しました。

Before/After写真:裏地の脇や袖の擦り切れが「毛抜き合わせ」によって綺麗に消えている比較写真

2. スラックスの「ベルトループ破れ・擦り切れ」の復元

メンズのスラックスでよくあるのが、座っている時の摩擦やリュックを背負った時の擦れで、後ろのベルトループ2本がちぎれたり擦り切れたりしてしまうトラブルです。

生地が完全に破れてしまっても諦める必要はありません。パンツの裾の縫い代(内側の余り生地)から同じ生地を切り出し、ベルトループをゼロから作り直すことができます(1本2,000円程度〜)。元と同じ生地で直すため、全く違和感なく復活します。

Before/After写真:擦り切れたベルトループが、裾の生地を使って新品同様に作り直されている写真
Before/After写真:擦り切れたベルトループが、裾の生地を使って新品同様に作り直されている写真

4. 穴が空いた部分を元通りにする職人技「かけはぎ」

お気に入りのスーツやニットに虫食い穴や引っ掛け穴が空いてしまった場合は、「かけはぎ」という伝統技術で修復します。

ポケットの裏側など目立たない部分から同じ生地の糸を採取し、穴が開いた部分に一本一本手作業で織り込んでいきます。直した場所がほとんど分からなくなるほどの神業仕上がりです。

(▼カラーの糸は直した部分を示すための目印です)

Before/After写真:生地の穴が「かけはぎ」によってどこにあったか分からないほど綺麗に塞がっている写真
Before/After写真:生地の穴が「かけはぎ」によってどこにあったか分からないほど綺麗に塞がっている写真

5. スカートの裾ほつれや、ポケットの穴あき

「スカートの裾の糸が解けて垂れてきた」というお直しや、ポケットの穴あき、襟の内側の劣化というような簡単なお直しも、もちろん喜んでお受けしております。

【COLE HAANのジャケット】襟の内側の劣化している部分を、レザーで縫い直した事例

6. ダウンのお直し

ダウンジャケットのお直し依頼で多いのが穴あきトラブルです。穴から羽毛が飛び出してきてしまいます。縫い目に穴が空いてしまった場合には、内側からの縫い込み等で綺麗に修復可能です。

縫い込みでは追いつかない事例(dunhillのダウン)

中には縫い込みでは追いつかない場合もあります。こちらはdunhillのダウンジャケットですが、何かに引っ掛けてしまった拍子にびーっと線が入り、穴が空いてしまったという事例です。

内側のポケットが破れた部分と同じ素材であったため、ここから生地を持っていき、内側のポケットの部分には違う生地をもってきてという形でお直ししました。一箇所だけ小さく縫い目がありますが、ほとんど目立たないようにお直しすることができました。

※「ジャケット」「パンツ」「コート」「ドレス」など、アイテムごとの詳しい基本料金をご確認いただけます。

自分で直す(DIY)と失敗しやすい3つの理由

「小さなほつれや穴なら自分で縫ってみようかな」と思われる方もいらっしゃいますが、実はご自宅での洋服直しには注意が必要です。

  1. 糸の色や種類が合わず目立ってしまう:家庭用の糸の種類は限られているため、似た色で縫っても光沢や太さが違い、かえって縫い目が浮いて目立ってしまいます。
  2. 強く縫いすぎて生地がひきつれる:素人縫いだと糸を強く引きすぎてしまい、縫った部分の生地がきゅっと寄って不自然なシワができてしまいます。
  3. 他の部分がほつれやすくなる:一部を無理に引っ張って縫うことで、周囲の生地に負荷がかかり、別の場所が破れやすくなってしまいます。

大切なお洋服だからこそ、小さな傷やほつれでもプロに任せていただくのが、結果としてお洋服を一番長持ちさせる近道です。

普通のお直しでも違う!サルトが他のお直し屋さんと一味違う理由

「裾上げや穴補修なら、どこのお直し屋さんでも同じでは?」と思われるかもしれません。
正直なところ、サルトの普通のお直しは、一般的なカウンター越しのスピードお直し店と比べると、お値段が若干高く感じられる場合があります。

しかし、サルトが選ばれ続けるのには明確な理由があります。

1. カウンター越しの短いやり取りではない「丁寧な対話」

一般的なお直し店では、受付で「ここに穴があるので直してください」「わかりました」という数秒の短いやり取りで服を預けることが多いかと思います。

しかし、サルトでは「お客様と一緒に直していく」姿勢を大切にしています。 お直し作業に入る前に、「そのお洋服にどんな思い出があるのか」「今後どんなシーンで着ていきたいか」といったストーリーやご要望を丁寧にお伺いすることから始まります。

2. お洋服の“第二の人生”が始まる「+αのご提案」

事例1. 裏地が大きく破れてしまったHerno(ヘルノ)のコート

例えば、裏地が大きく破れてしまったHerno(ヘルノ)のコートのお直し。 サルトでは単に穴を塞ぐだけでなく、「せっかくなら裏地をまったく別の生地に張り替えてみませんか?」とご提案しました。
穴が直るだけでなく、脱いだ時にも気分が上がる世界に一着のコートになり、「ダメだと思った服がこんな風に蘇るんだ!」とお客さまに大変感動していただけました。

Before/After写真:Hernoのコートの破れた裏地が、おしゃれな柄生地へ丸ごと張り替えられた比較写真

※お客様のご要望でタグの位置も変更しました

事例2. 長年着込んだコート

またこちらは、長年着込んだコートで袖口や裾、襟ぐりが擦り切れ、ボタンホールや前掛けがよれてしまっています。
ここまでの擦り切れの状態だと、寿命と言えば寿命ですが、お客様は「まだ着たい!」という強い思いをお持ちでした。

一般的なお直し店ではここまでの擦り切れであれば断られることもあるかもしれません。また、お直しすることができても、「擦り切れた部分を数センチ切り落として縫い直す」という方法で、着丈や袖丈が短くなって服が一回り小さくなってしまいます。全体のバランスが崩れてしまうという大きなデメリットがありました。

そこでサルトがご提案したのが、「擦り切れた縁全体を、あえてコーデュロイなどの異素材で包み込んで縁取りする」という方法です 。

Before写真:袖口や裾、ボタンホールのフチが擦り切れて生地が傷んでいるコートのアップ
Before写真:袖口や裾、ボタンホールのフチが擦り切れて生地が傷んでいるコートのアップ

【なぜ「コーデュロイ縁取り」がお客様に喜ばれたのか?】

このお直しが、お客様に感動していただけたのには3つの理由があります。

1. お洋服のサイズ・シルエットが一切変わらない
生地を切り落とさないため、お気に入りの着丈や袖丈、美しいシルエットをそのままキープできます 

2.  別売りのデザイナーズ服のようにスタイリッシュに生まれ変わる 
ウールのコートのフチに同系色やアクセントカラーのコーデュロイをあしらうことで、クラシックでありながら現代的な異素材ミックスのデザインへと一気に垢抜けます。

3. 補強効果で、これから先も長く着続けられる
摩擦に強いコーデュロイ生地で補強されるため、また何年も安心して日常使いしていただけます。

今回の費用は20,000円〜25,000円程度となりました。
「長年着てきたけど、雰囲気が変わって、蘇った感じがして嬉しい」と、喜んでいただきました。

ご希望に応じて、ただ元に戻す以上の「+αのアイデア」をご提案できることこそが、サルトならではの最大の魅力です。

After写真(拡大):職人が丁寧に縫い上げた、美しいコーデュロイのパイピングの拡大写真

3. 他店で「無理」と断られた難しいお直しも諦めない

「生地が足りないから直せない」「構造上無理」と他店で断られてしまったお洋服でも、サルトは簡単に諦めません。
熟練の職人とフィッターが知恵を絞り、「どうすれば直せるか」を親身になって考えます。

事例. Acne Studiosのシャツ

例えば、Acne Studiosのシャツの袖をストーブで焦がしてしまった事例。 焦げて穴が開いてしまった部分を綺麗に修復するには、ある程度まとまった大きさの共布(移植用の生地)が必要でした。
しかし、服の表面からは移植できる生地が残っておらず、他店では「生地が取れないからお直し不可能」と断られてしまうような非常に難易度の高い状態でした。

そこでサルトでは、普段は見えない「内側のブランドタグが付いている裏部分」から生地を丁寧に採取し、袖の焦げた部分へ移植・修復するというプロならではの技術とアイデアで復活させました。

Before/After写真:ストーブで焦げてしまったAcne Studiosのシャツの袖が、内側タグ裏からの生地移植によって綺麗に修復されている比較写真
Before/After写真:ストーブで焦げてしまったAcne Studiosのシャツの袖が、内側タグ裏からの生地移植によって綺麗に修復されている比較写真
Before/After写真:ストーブで焦げてしまったAcne Studiosのシャツの袖が、内側タグ裏からの生地移植によって綺麗に修復されている比較写真
Before/After写真:ストーブで焦げてしまったAcne Studiosのシャツの袖が、内側タグ裏からの生地移植によって綺麗に修復されている比較写真

「他店で断られてしまった」「もう着られないかもしれない」と諦めてしまう前に、服の構造を知り尽くしたサルトにぜひ一度ご相談ください。
他店で断られるような難しいお直しも親身になって考えて案をご提案するのがサルトの魅力であり、我々が大切にしていることです。

お気軽にサルトへお持ちください。

お洋服は、高級ブランド品であっても、日常で着る普段着であっても、「自分にピッタリ合っていて綺麗に着られること」が一番の魅力です。

「ちょっと裾がほつれてきたな」「お気に入りのパンツのベルトループが切れちゃったな」といった日常の困りごとも、ぜひお気軽にサルトへお持ち込みください。

知識豊富なフィッターと職人が、あなたの大切なお洋服に寄り添い、一番綺麗な状態へと復活させるお手伝いをいたします!

公式LINEから、来店予約が可能です。スムーズにご相談いただけますので、是非お気軽にご予約ください。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

小柄女性(ストロベリーサイズ)の洋服お直し:ジャケット・礼服を美しく着こなすプロのバランス調整術

礼服のお直し前後の写真

「気に入った洋服を見つけても、サイズが大きすぎてブカブカに見えてしまう…」 

「袖丈や着丈が長くて、まるで『服に着られている』ような印象になってしまう…」

身長が低めの方や、洋服のサイズが「1号〜5号」のいわゆる「ストロベリーサイズ(小柄女性サイズ)」でお悩みの方は、既製品の服選びで一度はこのような悔しい思いをしたことがあるのではないでしょうか。

せっかく素敵なお洋服に出会えても、サイズが合っていないだけで、だらしない印象を与えてしまったり、自分自身が実際よりさらに小さく見えてしまったりすることがあります。

サルトでは、そんな小柄女性ならではのファッションの悩みに寄り添い、単に「サイズを小さくする」だけではなく、お客様の体型や着用シーンに合わせて最も美しく見える「ベストなバランス」をご提案するお直しを行っています。

身長145cmのフィッター・橋本が提案する「適切なサイズで着る」お直しの価値

サルトのフィッター・橋本は、自身も身長145cmと非常に小柄であるため、これまでの人生で洋服選びには人一倍苦労を重ねてきました。

「昔はお洋服を買いに行く際、まず『これってお直しができるのか』を確認していました。
デザインは気に入っても、常に『自分サイズに直せるかどうか』が頭をよぎっていたんです。
私のお直し屋としてのスタートは、まさに自分自身の『必要に迫られて』という部分が原点でした。

最初は独学でお直しを始めましたが、当時からオーバーサイズ気味にゆるっと着るより、自分の体にぴったり合った適切なサイズで着ることが私の中での『絶対条件』でした。
なぜなら、オーバーサイズで着てしまうと、小柄な体型がさらに小さく見えてしまうことが嫌だったからです。」

サルトが誇る「フィッター×専門職人」の分業システム

サルトのお直しは、ただ寸法通りに生地を切るだけの作業ではありません。
お直しの要となるフィッターが、お客様の体型や「どう見られたいか(見せたい印象)」をミリ単位で設計し、その設計図を元に、各分野に特化した専門の職人がオーダーメイド品のように丁寧に縫い上げていきます。

時には、お洋服のデザインのバランスを考慮し、「あえてお直しをしない方が美しく見えます」という逆提案をすることもあります。
これは、お洋服とお客さまの双方の魅力を知り尽くしたサルトのプロフェッショナルだからこそできる提案です。

小柄女性のためのジャケットお直し:美しさを左右する3つのポイント

ビジネスシーンやフォーマルな場で活躍するジャケットですが、小柄な女性にとって既製品のジャケットをそのまま着こなすのは極めて困難です。
ジャケットのサイズが合っていない場合、主に以下の3つの問題(お直しポイント)が発生します。

  1. 着丈が長い(お尻が完全に隠れてしまい、短足に見えてしまう)
  2. 袖丈が長い(手が隠れてしまい、野暮ったい印象になる)
  3. 肩幅が大きすぎる(肩が落ちてしまい、スーツに着られている感が強くなる)

特に「着丈」が合っていないと、連動してウエストの絞り位置やVゾーン(ボタンの位置)が本来よりも低い位置になってしまいます。
その結果、全体の重心が下がってしまい、前から見た時のスタイルのバランスが大きく崩れてしまうのです。

小柄女性のジャケットのお直し

「肩から上に着丈を詰める」という高度な技術

このバランスを劇的に改善するために、サルトでは「肩位置から上に向かって着丈を詰める」というお直し手法を行います。

通常、ジャケットの着丈を短くする際は「裾を切る」のが一般的ですが、それではポケットの位置が下がりすぎてしまい、かえってアンバランスになります。
肩から上に引き上げるように詰めることで、下がってしまっていたウエストの絞り位置がお客様本来のウエスト位置へとピタリと合い、見違えるほどシャープで美しいシルエットになります。

ウエスト位置が正しく整うと、ボトムスにパンツを合わせてもスカートを合わせても、驚くほど脚長効果を発揮し、全体のバランスが劇的に取りやすくなります。
「身幅が大きすぎる」と感じていたジャケットも、このウエスト位置の補正だけで身幅を詰める必要がなくなるケースも非常に多いのです。

ここぞという場面で着る「勝負ジャケット」だからこそ、カジュアルに崩して着るのではなく、体に完全にフィットした美しい佇まいでお召しいただけるよう、お直しを検討してみてはいかがでしょうか。

冠婚葬祭用の礼服お直し実例:ワンピース&ジャケットの劇的ビフォーアフター

次に、実際にフィッターの橋本が、自分自身の冠婚葬祭用の礼服(ブラックフォーマル)をお直しした具体的な事例をご紹介します。
今回お直ししたのは、ワンピースとジャケットがセットになった礼服です。

お直しの主なポイントは以下の2点でした。

  • ジャケットの肩幅が大きすぎる
  • ワンピースのウエスト・バスト位置が下がり、全体の重心が落ちている

ワンピースの重心を上げる「肩位置からの調整」と「首周りの補正」

ワンピースのお直しもジャケット同様に「全体の重心のバランス」が命です。
今回のケースも、ウエスト位置やバスト位置が体型に対して低く下がってしまっていたため、ただ裾を短く切るだけでは、アンバランスな状態は解消されません。

そこで、ワンピースを「肩位置から上へと引き上げる調整」を行いました。
ただし、肩から上に引き上げると、当然ながら首周り(ネックライン)も一緒に上に詰まって息苦しい見た目になってしまいます。
サルトではここを見落とさず、「首周りを適切な位置まで綺麗に下げて広げる」という工程をプラスし、首元が美しくスッキリと見えるネックラインへと仕上げました。

身幅をなんと「10cm」詰めても、お直し感を出さないプロの切り替え技術

当初、セットのジャケットは着丈がそこまで長くなかったため、調整は不要かと思われました。
しかし、ワンピースをジャストサイズに調整して組み合わせてみると、全体のバランスに違和感が生じました。そこで、最終的に
ジャケットも一気に5cm詰めるという大幅な調整を行いました。

通常のテーラードジャケットでは、襟やポケット位置の制約があるため5cmも詰めることは困難ですが、今回の礼服ジャケットは襟のない「ノーカラー(丸首)」で装飾も少なかったため、このような思い切ったお直しが可能になりました。

さらに、身幅(バスト・ウエスト周り)は大胆に「10cm」も詰めました
通常は脇部分から詰めますが、今回は10cmという大幅な調整であったため、脇だけで詰めると「前身頃だけが間延びした不自然な見た目」になってしまいます。
そのため、サルトでは
前身頃と後ろ身頃の「切り替えライン(パネルライン)」部分から分散して詰めました
これにより、どこから見ても「お直しした形跡」が一切分からない、まるで最初からそのサイズで仕立てられたかのような美しい仕上がりを実現しました。

礼服のお直し前後の写真

高級ダウンやレザージャケットなど「他店で断られがちなブランド衣類」もお任せください

小柄な方にとって、「モンクレール(MONCLER)」のダウンジャケットや、「エンメティ(EMMETI)」のレザージャケットといった、海外の高級ブランド品を着こなすのはさらにハードルが高いものです。日本人の、しかも小柄な体型向けに作られていないため、サイズ感が合わないのは当然と言えます。

しかし、ブランド品やデリケートな素材は、多くのお直し店で「失敗のリスクが高い」と断られてしまいがちです。サルトでは、これら難易度の高いアイテムも、構造を熟知したプロの職人が一着ずつ丁寧に対応いたします。

  • モンクレール等の高級ダウンお直し
    • メニュー:破れ補修、サイズダウン(身幅・袖丈詰めなど)
    • 目安価格:25,000円〜40,000円(税抜き)
    • 特徴:ダウン特有の羽毛が飛び出さない特殊な縫製技術を用い、ボリューム感を維持したまま小柄な体型に合わせたスッキリとしたシルエットに仕上げます。
  • エンメティ等のレザージャケットお直し
    • メニュー:袖丈詰め(肩口、または袖先からのお直し)
    • 目安価格:15,000円〜35,000円(税抜き)
    • 特徴:レザーの袖先にあるカフスやファスナー、ポケットの位置バランスを正確に計算し、デザインを一切崩すことなく、自然な見た目で袖丈を短く調整します。

「憧れのブランドだけど、サイズが大きすぎるから…」「他店で断られてしまったから…」と諦める前に、ぜひ一度サルトへご相談ください。

まとめ:小柄だからこそ、自分だけの「美しい黄金比」をサルトで手に入れませんか?

フィッター・橋本はこれまでの経験を振り返り、こう語ります。

「小柄な女性のお直しにおいて、最も重要なのは『縦(長さ)』のラインをどう長く見せるかという一点に尽きます。
『これ以上小さく見られたくない』という想いをお持ちのお客様が非常に多いので、いかにスタイル良く、美しいバランスに見せるかを常に考えています。

私自身の小柄ゆえの洋服選びの葛藤と、フィッターとして20年間磨き上げてきた経験から、お客様一人ひとりの体型が最も輝くラインをご提案させていただきます。」

 

自分の体型にミリ単位でフィットした洋服に袖を通した時の、あの吸い付くようなフィット感とシルエットの美しさは、言葉にできないほどの感動があります。
特に、既製品でぴったりサイズに出会うことが難しい小柄な方にとって、その感動は一入です。

冠婚葬祭用の礼服、ビジネス用のスーツ、お気に入りのジャケットなど、サイズが数センチ合っていないだけで相手に与える印象は大きく変わってしまいます。
ご自身の体に合うものを正しく着ることで、背筋がすっと伸び、より洗練された印象を与えることができます。

お洋服のサイズにお悩みの方、同じようなファッションの好みをお持ちの方は、サルトでフィッター・橋本をご指名いただくことも可能です。

ぜひ、お気に入りの一着を持って、サルトの扉を叩いてみてください。
私たちが全力で、あなたを最も美しく見せるスタイルへと導きます。

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橋本は恵比寿店勤務です。
ReSARTO恵比寿の予約ページに遷移します。
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この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

愛犬へ世界に一つの贈り物を!ReSARTO恵比寿のドッグウェアスクール&オーダー・リメイク商品紹介

犬用浴衣

「愛犬にぴったりサイズの可愛いお洋服を着せてあげたいけれど、既製品ではなかなか見つからない…」とお悩みではありませんか?

 また、「自分が愛用していたお気に入りのブランド服や、使わなくなった思い出の着物を、愛犬用の特別な一着に生まれ変わらせたい」と思われる方も非常に増えています。

そんな飼い主様のご要望にお応えするのが、BESPOKE DOG WEARです。
BESPOKE DOG WEARはSARTOが提案するドッグウェアのオーダーメイドブランドです。
プロの職人によるハイクオリティなドッグウェアのオーダーメイド・リメイク商品の製作・販売を行っています。

↓BESPOKE DOG WEARのHPに遷移します。

 

ReSARTO恵比寿では、BESPOKE DOG WEARを取り扱っており、愛犬と一緒に通いながらご自身で服作りを学べる「愛犬用お洋服作りスクール」も行なっております。

今回は、スクールの詳しい内容や魅力、店舗で取り扱っている大人気の商品ラインナップまで余すことなくご紹介します。
店内には実際に触れてご確認いただけるサンプル品も多数ご用意しておりますので、お店にお越しの際はぜひお手に取ってご覧ください。

愛犬同伴OK!ReSARTO恵比寿の「愛犬用お洋服作りスクール」

ReSARTO恵比寿では、大切な愛犬と一緒に通うことができるアットホームなお直し・リメイクサロンを行っております。
「愛犬に自分で作ったお洋服を着せてあげたい」という飼い主様のために、本格的な犬服作りが学べるスクールです。

講師を務めるのは、これまで数多くの愛犬用お洋服をカタチにしてきたドッグウェア製作のプロ・橋本です。
「裁縫道具を触るのは中学校の家庭科の授業以来…」という初心者の方でも、ミシンの使い方から丁寧に優しくサポートしますので、安心して一から学んでいただけます。

また、こちらのスクールには「何ヶ月以内に完成させなければならない」というような制作期間は一切設けておりません。
ご自身のライフスタイルに合わせて、無理のないペースで楽しみながら進めていただけます。

初心者から本格派まで選ばれる「スクールの6つの強み」

  • 初めてでも安心!:ミシンの基本操作からプロの縫製技術まで、基礎からステップアップして習得できます。
  • 豊富なデザインに対応:簡単な物から、デザイン性の高いお洋服まで、段階を経て作れるようになります。
  • 気軽に始められる:「まずは趣味として1着作ってみたい」という方のための、単発で参加できる「ワンDayレッスン」もご用意しています。
  • 完全オーダーメイド感覚:これが作りたい!という具体的なイメージがあれば、それを形にする特別なコースもご用意できます
  • マンツーマンに近い指導:一人ひとりの進度や技術に寄り添う「オリジナルプライベートレッスン講座」も選択いただけます。
  • プロとしての販売支援も:全講座を修了された方には、将来的にご自身の作品をブランドとして販売・出店するための開業・販売支援サポートも行っております。

スクールで自分で作れる!「ワンちゃん用浴衣」

ワンちゃん用浴衣

価格:15000円〜

夏のお祭りやお出かけの主役になる、とても愛らしい「ワンちゃん用浴衣」です。
こちらは、お客様ご自身がお持ちの「人間用の着物」からお作りいただくことも、お好きな新しい生地をお持ち込みいただいてお作りいただくことも可能です。

他のブログやYouTubeでもご紹介していますが、浴衣に限らず、お手持ちのお洋服や思い出の生地から、愛犬専用のサイズに合わせた特別なお洋服を手作りすることができます。

犬用浴衣

プロの職人にお任せ!BESPOKE DOG WEARのオーダー・リメイク商品

既存のお洋服を解体して新しい服を作り直す「洋服リメイク」は、一度縫い目をほどいて平らな状態に戻すといった「解体」プロセスが必要になるため、お直しの中でも非常に難易度が高い技術を要します。

そのため、既存のお洋服からのリメイク体験はスクール内では行っておりません。
「思い出の詰まった自分の服を、プロの手で極上のドッグウェアにリメイクしてほしい!」というご要望は、サルトの熟練の職人が確かな技術でオーダーメイドにてお仕立ていたします。

COACHのレインケープ / Burberryのケープ

雨の日のお散歩に、可愛いレインコートやケープを着用するワンちゃんも多いかと思います。

  • COACHのレインケープ: 壊れて使えなくなってしまった「COACHの折りたたみ傘」をリメイクし、ワンちゃん用のレインコートへと生まれ変わらせました。撥水性のある上質な傘の生地を活かしたアイデア商品です。
  • Burberryのケープ: 人間用の「Burberryのコート」を別のお直しの際、リメイクした後に残った貴重な「残布(あまり生地)」を余すことなく活用して仕上げた、上品なワンちゃん用ケープです。

 

犬用レインコート
犬用ケープ

MONCLER(モンクレール)ダウンベスト

お持ち込みいただいた人間用のダウンジャケットを、ワンちゃん用の非常に軽くて暖かい「ダウンベスト」へとリメイクいたします。
ダウン素材のリメイクは、中の羽毛が飛び散らないように細心の注意を払いながらの特殊な縫製が必要となるため、極めて高度な技術力が必要とされる、サルトならではの職人技が光る逸品です。

犬用ダウンベスト

けりぐるみ(猫ちゃん用おもちゃ)

価格:2,222円(税抜き)

ReSARTO恵比寿では、ワンちゃん用だけでなく、ねこちゃん用のおもちゃも取り扱っています。
この「けりぐるみ」は、文化服装学院の生徒さん達が、アパレル製作時に出てしまう生地の残布(端切れ)を使ってエコ&サステナブルに手作りしてくれた温かみのある商品です。
恵比寿店だけでなく、サルト銀座店でも取り扱いがございます。

猫用おもちゃ・けりぐるみ

nameクッション

価格:3,000円(税抜き)

愛犬のお名前を刺繍でお入れすることができる、世界に一つだけのオーダーメイドクッションです。
SARTOに対して、洋服のサイズ調整や破れ直しのイメージを強く持たれているかもしれませんが、実は「大切な一着や愛用のアイテムに刺繍を入れて自分らしくカスタムする」というご依頼も非常に多くいただいております。

 プロの手による高級クリーニングや、大切なアイテムを傷や汚れから守る特殊な「ガラスコーティング」など、お気に入りの洋服・小物を長く美しく愛用するための幅広いメニューをご提案しております。

nameクッション

カフェマット

価格:Sサイズ / 3,500円(税抜き)、Mサイズ / 5,000円(税抜き)

ドッグカフェやお出かけの際のマストアイテムである、裏面に滑り止め加工を施したカフェマットです。
お部屋のインテリアや愛犬の雰囲気に合わせて、お好きな生地をお持ち込みいただいてオーダーでお作りすることができます。

カフェマット

ダウンキャリーバッグ

価格:

XXS・XSサイズ / 36,000円(税抜き)
Sサイズ / 39,000円(税抜き)
Mサイズ / 42,000円(税抜き)

中綿にダウン100%を使用した、羽毛布団のように驚くほど軽くて暖かい極上のキャリーバッグです。
サイズ展開も豊富で、ワンちゃんの体型に合わせてお選びいただけます。
お好みのカラー指定はもちろん、使いやすいように細かなカスタマイズを施すことも可能です。

キャリーバック

まとめ:大切な愛犬・愛猫への想いをカタチにするならReSARTO恵比寿へ

今回は、ReSARTO恵比寿で学べる「愛犬用お洋服作りスクール」と、プロがお仕立てする上質な「オーダー・リメイク商品」の数々をご紹介しました。

自分でミシンを踏んで愛情を込めて作り上げるお洋服も、プロの技で完璧に仕上げる憧れのブランドからのリメイクアイテムも、どれも愛犬・愛猫との暮らしをより豊かに彩ってくれるはずです。

 

ReSARTO恵比寿店では、今回ご紹介したすべてのアイテムのサンプル品を店頭に置いております。
ぜひワンちゃんと一緒にお店にお越しいただき、実際の軽さや上質な肌触りを直接お確かめください。

愛犬・愛猫のサイズやリメイクのアイデアについて、気になることがございましたら、まずは一度サルトへご相談ください。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

↓ReSARTO恵比寿の予約ページに遷移します。

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この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

長袖シャツを半袖にリメイク&黄ばみ撃退!夏を快適に過ごすシャツのお直し・メンテナンス術

いよいよ本格的な夏の到来ですね。連日続く厳しい暑さの中、「お気に入りの長袖シャツを着たいけれど、暑くてとても着ていられない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
また、いざ夏物のシャツやTシャツをクローゼットから引っ張り出してみると、「襟元が黄ばんでいる!」とショックを受けた経験は誰にでもあるはずです。

流行に左右されない定番のシャツだからこそ、プロの技術で少しの手を加えるだけで、今の季節にぴったりの一着へと生まれ変わらせることができます。
今回は、サルトがご提案する「長袖シャツの半袖リメイク」から、頑固な黄ばみ綺麗に落とせるクリーニング屋さん、さらには「襟の擦り切れを解決するバンドカラー化」まで、夏を快適に、そしてお気に入りの洋服を長く愛用するための秘訣を徹底解説いたします!

長袖シャツを半袖にお直し(リメイク)して酷暑を乗り切る

クローゼットの中に、「デザインは好きだけど、夏には暑くて出番がない」という長袖シャツが何枚か眠っていませんか?

せっかくのお気に入りの一着をそのままにしておくのはもったいないですよね。
そんな時は、思い切って半袖にお直し(リメイク)してしまうというのはいかがでしょうか? 

酷暑が何日も続く日本の夏において、着回しの効く半袖シャツが一着あると、コーディネートの幅も広がり非常に重宝します。

サルトのフィッターが導き出した「半袖シャツの黄金比」とは?

「半袖に直すといっても、結局どのくらいの長さが良いのか分からない…」と不安に思う方もご安心ください。
長年、数多くのお直しを手掛けてきたサルトのフィッター・関が、経験の中から導き出した「袖の長さと袖口の直径の黄金比」が存在します。

ずばり、「袖の長さは肩から24cm、袖口の直径は約20cm」が最適なサイズであると考えております。
この数値を基準とすることで、腕のラインがスッキリと美しく見え、最も多くの人がバランスよく着こなしていただける理想的な半袖シャツが完成します。

お好みに合わせたシルエットの微調整も可能

もちろん、お客様のお好みやトレンドに合わせてアレンジすることも可能です。
例えば、袖の長さを肩から24cmのままにしつつ、
袖口の直径を18cmと少し細く設定した場合、腕回りにフィット感が増し、より細身でシュッとしたスタイリッシュな印象のシャツに仕上がります。

お客様のご要望や体型、シャツの元のデザインによって最適なサイズは異なります。
まずはぜひ、サルトの店舗にお持ち込みいただき、プロのフィッターにご相談ください。
あなたにぴったりの半袖シャツで、快適な夏をお過ごしいただけるようお手伝いいたします。

夏の天敵!シャツの「黄ばみ」の原因とプロの解決策

夏につきものなのが、皮脂による汚れです。
特に白いシャツを着る時は、どうしても襟元や脇の汚れが気になってしまいますよね。
衣替えで夏物のシャツをタンスから出した時に、「1年前、きちんとクリーニングに出して綺麗な状態でしまったはずなのに、黄ばんでしまっている…」という悲しいご経験はありませんか?

実は、毎日たくさんの洋服に触れているサルトのスタッフでさえも、同じような経験をした者がおりました。
そのスタッフが愛用していたコットンのシャツは、シーズンオフには必ずクリーニングに出して大切に保管していました。
しかし、久々にタンスから出してみると、汗をよくかき、肌が直接触れる襟元や脇、腕周りを中心に、はっきりと黄ばみが浮き出ていたのです。

きちんとクリーニングに出したのに、なぜ黄ばむのか?

プロのクリーニングに出し、一見きれいになったように見えたはずなのになぜ黄ばみが発生してしまうのでしょうか?
その最大の原因は、「繊維の奥深くに残ってしまった皮脂や油分」にあります。

通常の洗濯やクリーニングでは落としきれなかった皮脂や油汚れが繊維の奥底に蓄積し、保管している間に空気中の酸素と結びつきます。
そして時間をかけて「酸化」することで、あの厄介な黄色い変色を引き起こしてしまうのです。

サルト提携の高級クリーニング「アルテフェロ」の魔法

このように頑固な黄ばみが発生してしまったシャツでも、諦める必要はありません。
サルトが提携している高級衣類専門のクリーニング店
「アルテフェロ」さんにお任せすれば、大切な生地を傷めることなく、まるで新品のように真っ白な状態へと復元させることができます。

アルテフェロさんのクリーニングの仕上がりは他社とは一味も二味も違います。
その魔法のような仕上がりを支えているのは、独自のクリーニング技術です。

  • 洗剤や漂白剤の成分バランスを生地の特性に合わせて極めて緻密に調整
  • 生地に負担をかけない徹底した技術

通常のクリーニング店では一度に大量の衣類を洗濯機で回しますが、アルテフェロさんでは他のクリーニング店では見たことがないほど小さな洗濯槽を使用し、一度にわずか2〜3枚程度という少量の洗濯を行います。これにより洗濯時の機械力を極力小さくし、洗濯槽の中で服同士が擦れて傷んでしまうのを防いでいるのです。
さらに、脱水をする際にも洗濯機がフル回転する前に手動で止めるという、洋服へのダメージを最小限に抑える徹底したこだわりを持っています。

また、デリケートな衣類においては手洗いとつけ置き洗いを基本としており、溶剤の配合にもこだわって一着一着を桶の中で丁寧に洗っています。
洗濯機に頼らず状態に合わせた手作業を行うため、飾りが付いたお洋服などでも安心して任せることができます。


アルテフェロさんの卓越したクリーニング技術については、以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

これらの技術によりTシャツやYシャツなどの白さが大事な一着の「より白く」を実現することができます。
スタッフの黄ばんだシャツが真っ白になって返ってきた時は、まさに感動ものでした。

今回のような重度の黄ばみ除去を含めても、シャツ1着のクリーニング代は5000円程度でお受けしております。
お気に入りのシャツを長く着続けるための投資として、大変おすすめです。

襟が擦り切れてしまったら?「バンドカラー」へのリメイクという選択

長年愛用していると、黄ばみなどの汚れだけでなく、「生地そのものが擦り切れて傷んでしまう」こともあります。
特に襟の折り返し部分は摩擦が多く、ダメージを受けやすい箇所です。

もし、お気に入りのシャツの襟元が擦り切れてしまった場合の解決策として、「思い切って襟を取り外してしまう」というリメイク方法をご提案します。
これは
「バンドカラー」と呼ばれるスタイルで、襟羽がなく帯(バンド)状の襟元になるため、首周りがすっきりと見えます。

通常の襟付きシャツよりもややカジュアルな印象になり、夏の軽快な装いにもぴったりマッチします。
「襟が破れたから捨てる」のではなく、新しいデザインへと生まれ変わらせることで、洋服の新たな魅力を引き出すことができるのです。

まとめ:夏のシャツのお悩みはサルトにお任せください

今回は、夏のシャツを快適に楽しむための「半袖へのリメイク」「黄ばみのクリーニング」「バンドカラーへのデザイン変更」についてご紹介しました。

「着なくなってしまった」「汚れてしまった」「傷んでしまった」とクローゼットにしまい込んでいる洋服も、サルトの技術とアイデアで、再びあなたの一軍アイテムとして蘇らせることができます。
洋服のサイズ直しから、専門的なクリーニング、思い切ったリメイクまで、お洋服に関するあらゆるお悩みは、ぜひサルトにご相談ください。

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檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
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【女性向けお直し】数センチの調整で垢抜ける!シルエットを美しく引き出すサイズ直しの極意

お直し後の画像

せっかくお気に入りのお洋服を買ったのに、
「なんだか着られている感がある」
「モデルさんのように綺麗に着こなせない」
と感じたことはありませんか?

それは、洋服のサイズがあなたの体格や骨格に完璧にフィットしていないからかもしれません。

実は、ほんの数センチの調整で、見違えるほど洗練された印象を手に入れることができます。
今回は、洋服お直しのプロの視点から、女性のシルエットを最も美しく引き出す「お直しの極意」をご紹介します。

1. ジャケットの袖丈:手元から漂うプロフェッショナルな品格

ジャケットスタイルでまず見直したいのが「袖丈」です。
女性のジャケットの袖丈の理想的な長さは「手首から少し手の甲にかかる程度」

女性はブラウスやワンピースなどインナーの種類が豊富なため、男性のようにシャツの袖口を出す決まりはありません。
だからこそ、この絶妙な丈感が、上品で仕事のデキる印象を左右します。
適正な長さに整えれば、袖をたくし上げた時のこなれ感や、アクセサリーの輝きも一層際立ちます。

ジャケットの袖をまくっている画像

2. ワンピース:身長に合わせた黄金バランスの再構築

ワンピースで見直したいポイントは「着丈」です。
一口に着丈の調整と言っても、その方法は一つではありません。

サルトでは主に3つのアプローチから最適な方法をご提案します。

3つのアプローチで叶える理想の着丈

1.裾からカット :いわゆる一般的な着丈の調整です。スカート部分の長さを下からカットして調整します。

2.ウエスト部分から調整: ウエストの切り替え線のところから着丈を詰める方法です。ウエストラインがなんとなく本来の位置より下に見えている場合に行うことが多いです。

3.肩線から調整 :肩の部分から上の方に持ち上げる感じで着丈を詰める方法です。

身長155cm以下の方は要チェック!小柄な方のためのバランス調整

多くの既製品は身長160〜163cmを基準に作られています。
そのため、お直しをするかどうかのポイントは「155cm」を目安にしてみてください。

小柄な方の場合、

「なんとなくウエストのくびれの位置が下にきて、ずるっと下がった印象になる」

「アームホールの下の方がパカパカする」

「バストの位置が下になっている」 

といったお悩みがよく見られます。
こういったお悩みも踏まえながら、最終的に裾の長さを調整して全体のバランスを合わせていきます。

ワンピースは一枚で様になる便利で素敵なアイテムです。
その魅力を存分に発揮できる調整をいたします。

ワンピースのアームホールが開いている画像

3. ボトムス:美しさと耐久性を両立させる細部へのこだわり

パンツやスカートといったボトムスも、足元の美しさや履き心地を左右する重要なアイテムです。

フレアパンツの裾上げは「合わせる靴」が鍵

細身のパンツよりフレアパンツの裾丈の調整の方が、履く靴の高さに合わせて全体のバランスをみる必要があります。

ハイヒールの場合は、床から少なくとも1㎝は上げて調整します。
スニーカーやフラット靴をよく履くという方もいらっしゃいますので、お客様のライフスタイルにあったスタイルで調整します。

フレアパンツの画像

連鎖を防ぐ!パンツの「ほつれ補修」へのこだわり

裾がほつれたというご相談もよくお受けします。
丈を調整しても、ヒールに引っかかるなど、やはり擦れる機会というのはあるものです。

裾のほつれのお直しは一般的には「機械まつり」で直します。
機械まつりは手軽に綺麗に直すことができますが、一カ所ほつれができると連鎖的にほつれていってしまうという特徴があります。
そのため、このような裾のほつれでご依頼された方には「手まつり」をご提案しております。
手まつりであれば、連鎖的にほつれてしまうという現象が起きにくいです。

女性物のスカートの「ウエスト出し」2つの方法

「少しウエストがきつくなってきた」という場合のお直し方法をご紹介します。

方法①「縫い代から出す」
脇の縫い目の「縫い代」からウエストを大きくする方法です。しかし、女性物は縫い代が少ない物が多く、出せて2㎝程度です。

方法②「ウエスト部分をカットして下げる」
ウエスト部分を一部カットして大きくするという方法があります。スカートの構造上、ウエストの部分が一番細く、ヒップにかけて膨らんでいきます。
例えば、実際に測ってみると「ウエスト部分が72㎝、ヒップ部分は80㎝」という場合があります。そのため、この方法なら8㎝出すことができるということです。
カットする分、丈が短くなりますが、ジャストウエストで履いていて少し息苦しさを感じていたものであれば、位置を下げて履くことで着丈の短さをカバーすることができます。
デザインによっては10㎝程度出せる可能性があります。

事例紹介:ウエスト出し+着丈出しの同時実現

ウエストの細い部分を切ることで着丈が短くなるデメリットがあることはご紹介しましたが、
「それでも何とか着丈を長くする方法はないか」
とご相談に来られた方がいらっしゃいました。

ご要望:

  • ウエストを5㎝出したい
  • 丈が膝下丈だったものを、ふくらはぎにかかる程度(ミモレ丈)にしたい(8㎝長くしたい)

お直しの内容
このお直しでは、スカートのプリーツ部分を利用してウエストを出しました。
さらに丈を出すために、裾部分に生地を足すのではなく、「ウエスト部分」に似寄りの生地を足しました。
最後に、足した生地と同じ生地でくるみボタンを付け、全体に統一感をもたせて自然な仕上がりにリメイクしています。

お直し後の画像

レディースのパンツのウエスト詰め:パターンから考える美しさ

レディースのパンツをウエスト詰めする際、まず理解しておかなければならないのは、「女性用」と「男性用」のパンツでは、
そもそも設計(パターン)が根本から異なっているという点です。

男性用のパンツであれば、後ろ中心(背中側の中央部分)をつまんでサイズを小さく調整するのが一般的ですが、女性用の場合は、このように後ろからお直しすることはあまりありません。

女性用のパンツはウエスト部分がキュッと締まっており、ヒップにかけて女性らしい丸みが出るようなデザインになっています。
そのため、全体のシルエットバランスを崩さないよう「両脇」から均等に詰め、ヒップにかけてのラインが滑らかで綺麗に出るように丁寧に調整を施します。

さらに重要なポイントとして、ウエスト詰めとは言っても、女性のパンツの場合は実は「ヒップ」の部分が極めて重要な意味を持ちます。
ウエストからヒップにかけてのシルエットが、パンツを美しく穿きこなせるかどうかに深く関わってくるのです。

そのため、ただ「ウエストを何センチ詰めるか」を決めるだけでなく、それに合わせて「ヒップを何センチ詰めるべきか」についても必ずセットで確認を行います。

パンツの種類やデザインによって調整方法には違いがありますが、ここで具体的なお直しの一例として、「デニムのウエスト詰め」についてご紹介します。

メンズライクなデザインのデニムを女性が穿く場合、ウエストの後ろ側が浮いてパカパカしてしまうというお悩みがよく聞かれます。
このようなケースで、女性らしい綺麗なウエストラインにぴったりと合わせるため、デニムの内側に滑り止めテープを縫い付けてサイズを詰めるという方法を採用しました。
これは非常に高度な専門知識を要する方法ですが、この丁寧なお直し技術により、デニムの風合いやデザインを保ちつつ、ウエストを2〜3cmスマートに詰めることができました。

デニムのウエスト詰め

まとめ:最高の自分を演出するために

お直しは単なるサイズ調整ではなく、お洋服が持つ本来の魅力を最大限に引き出すためのステップです。

サルトのフィッターは今回ご紹介した通り、既成概念にとらわれず、お客様一人ひとりの体型やご要望に合わせて最適なお直し方法を考えていきます。
だからこそ、お客様に出会えた分だけの豊富な経験とアイデアを持っています。

「この服、もう少しこうだったらいいのに」
「サイズが変わって着られなくなってしまった」
などのお悩みがありましたら、諦めてしまう前にぜひ経験豊富なサルトのフィッターにご相談ください。

公式LINEからも簡単にご予約・ご相談が可能です。
あなたを最高に美しく見せる一着を、一緒に作り上げましょう。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

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檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
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【リメイク事例】着ないコートやストールが大変身!ケープや愛犬用お洋服へのお直し

ミンクのコートお直し後

タンスの奥に眠っている思い出の品や、
「柄は好きだけどサイズが合わなくて着られない」
「昔はよく着ていたけど、デザインが古くて着なくなった」
「最近のライフスタイルと洋服のスタイルが合わなくなってきた」
お洋服はありませんか?

「捨てるには忍びないけれど、どう活用していいかわからない」と悩まれている方は非常に多くいらっしゃいます。


サルト(SARTO)では、単なるサイズ調整にとどまらず、お洋服を全く新しいアイテムに生まれ変わらせるリメイクや、次世代へ想いを繋ぐ「受け継ぐお直し」を積極的にご提案しています。今回は、ミンクのコートからケープやバッグへのリメイク、大判ストールのワンピース化、そして大切な服を愛犬へ受け継ぐ「ドッグウェア」の制作など、サルトならではのアイデアが光るリメイク事例をまとめてご紹介します。

事例1:お母様のミンクコートをリメイク!ケープと鞄で余すことなく活用

今回ご紹介するのは、60代の女性のお客様からご相談いただいた、お母様の大切な遺品であるミンクの毛皮のコートのリメイク事例です。

ミンクの毛皮コート
Before

ミンクのコートお直し前
ミンクのコートお直し前

お直しのきっかけと「ノーカラーケープ」へのご提案

お預かりしたのは、非常に質の良いミンクのロングコートでした。
しかし、毛皮のコート特有の「重さ」があり、お客様ご自身も最近ではカチッとしたスタイルで外出する機会が減っているとのことでした。
そこでサルトでは、日常的にさらりと羽織れる「ノーカラーのケープ」へのリメイクをご提案しました。
元のロング丈を活かしつつ、軽やかさを出すことで、現代のライフスタイルに合う一着へと生まれ変わらせます。

After

ミンクのコートお直し後
ミンクのコートお直し後

貴重な素材を無駄にしない。余り生地で作る2way鞄

ロング丈からケープに仕立て直す際、多くの余り生地が生じます。
ミンクという大変貴重な毛皮を無駄にしたくないという想いから、
フィッターより「余った生地で鞄を作りませんか」と提案させていただいたところ、お客様にも大変お喜びいただき、セットでの制作が決まりました。

鞄の仕様:フィッターが愛用していた私物のデザインを参考に、リュックとしてもショルダーバッグとしても使える2way仕様で制作しました。

裏地のこだわり:鞄の裏地には、サルトが保有する上質な生地から最適なものを選定し、細部まで丁寧に仕上げています。

サルトでは、元の製品があればそれをベースにした「コピーオーダー」での鞄制作も承っております。
非常に複雑な構造のものは難しい場合もございますが、愛着のあるデザインを再現したい方はぜひ一度ご相談ください。

ミンクのコートから鞄へ
ミンクのコートからリュックへ

一ミリの妥協も許さない「仮縫い」で叶える美しいシルエット

今回のケープへのお直しにおいても、サルトが最も大切にしている「仮縫い」の工程をしっかりと行いました。

  • 着丈の長さやスリットの位置

  • 肩幅のフィット感

  • 首回りの細かな調整

→※サルトのこだわりである「仮縫い」については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

「捨てられない」想いに寄り添う、毛皮お直しの費用感

毛皮のお直しは、特殊な処理技術が必要となるため、今回のケープと鞄の制作でおおよそ各10〜20万円ほど(税込)が目安となります。
かつて流行した毛皮のコートは、60代前後の方のご自宅に眠っていることも多いアイテムです。
「もう着ない」と思っても、高価なものであることや思い出が詰まっていることから、簡単に捨てられるものではありません。

サルトは、そのような「捨てられない」想いを、「また着たい」という喜びに変えるお手伝いをいたします。

事例2:タンスに眠る大判ストールを実用的なチュニックワンピースへ

こちらのお客様は、ご自身で購入されたものの使い道が見つからず、長年タンスに眠っていたという大判のストールをお持ち込みいただきました。

素材の良さをそのまま活かす、サルトのリメイク手法

「生地の良さをそのまま活かしたい」というご要望にお応えし、素材の形状を最大限に利用したチュニックワンピースをご提案しました。
元のストールの形をできるだけ崩さず、最小限の手を加えて実用的な衣類へと作り替える、サルトならではのリメイク手法です。

  • 中央に穴を開け、スムーズに頭が通るように加工

  • 袖部分にはスナップボタンを取り付け、開きすぎないよう調整

このように、素材の魅力を引き出しつつ、着心地や使い勝手を追求したディテールへの配慮も欠かしません。

大判なストール
大判なストールからチュニックワンピースへ
大判なストールからチュニックワンピースへ

事例3:バーバリーのコートをケープ&愛犬用のお洋服へ!

お直しは単に丈を変えるだけにとどまりません。
例えばこちらのバーバリーのコートのリメイクでは、背面の切り返しやポケットの位置がコートの状態では低くなってしまうため、肩部分から上に詰めるなどの細やかな調整を施しました。

着回し抜群!ケープへのリメイクと細やかなシルエット調整

ケープへのリメイクは、単に仕立てやすいだけでなく、実は非常に着回しが良いというメリットもあります。
冬場に厚手のニットやドルマンスリーブ、袖にボリュームのあるデザインの服を着る際、通常のジャケットやコートでは窮屈に感じることがありますが、ケープであればストレスなく羽織ることができ、実用性にも優れています。

余った生地を活用してワンちゃん(愛犬)のお洋服も制作

さらに、余った生地を活用してワンちゃん用のお洋服も制作しました。
過去のブログや動画でもご紹介していますが、サルトでは「受け継いで着る」という想いを大切にしており、愛着のある一着を愛犬へ受け継ぐためのお直しも積極的に行っております。
大切な一着を余すことなく使い切る、想いに寄り添ったリメイクをご提案しています。 

バーバリーのコートリメイク前
バーバリーのコートリメイク後
バーバリーのコートリメイク後背面
バーバリーのコート→犬用の服へ

事例4:着なくなった服を愛犬へ受け継ぐ「ドッグウェア」制作

今回ご相談いただいたのは、複数枚のお洋服をお持ち込みくださった男性のお客様です。

サイズが合わないお気に入りの服を、愛犬用のパーカーに

「柄やデザインが気に入って購入したけれど、実際に家で着てみたらサイズがタイトすぎて、結局クローゼットに眠ったままになっていた」
というご経験はありませんか?
今回のお客様も、せっかくの気に入ったお洋服を活かしたいと考え、「愛犬へ受け継ぐ」という選択肢を選ばれました。
お持ち込みいただいた大切なお洋服から、ワンちゃん用のパーカーや、上下お揃いのセットアップなどを制作いたしました。

リメイク前の服

犬種や毛量に合わせた、ストレスのないサイズ調整

制作にあたっては、ワンちゃんの犬種や特徴に合わせた細やかな調整を行いました。
今回のワンちゃんは非常に毛量が多い犬種だったため、既製品のようなピッタリとしたサイズで制作すると、毛がはみ出してしまったり、ワンちゃん自身が窮屈に感じてしまったりする可能性があります。そのため、快適に過ごせるよう適度なゆとりを持たせたサイズ感で仕立てることにしました。

サルトでは、ただ形を変えるだけでなく、元の素材の良さを最大限に引き出しながら、飼い主様とワンちゃんの想いを繋ぐお手伝いをいたします。

リメイク後の犬用服
リメイク後の犬用服

フィッターによる着回し提案で「長く美しく着る」サポート

 サルトのフィッターは、元々店頭での販売経験を持つスタッフが多く、お直しの際にはお客様のライフスタイルに合わせた着回しのご提案を積極的に行っています。
これは、せっかくお直ししたものを、より長く、より良く着ていただきたいという私たちの強い想いがあるからです。

「お直ししても、どうコーディネートすればいいか不安」という方も、ご来店の際にお気軽にご相談ください。
ただサイズを合わせるだけでなく、どう直せばより美しく見えるかというプロの目線で、お客様の大切な一着を蘇らせるお手伝いをいたします。

📩LINEで簡単予約|限定特典あり

いかがでしたでしょうか。サルトのリメイクは、単に形を変えるだけではありません。
お客様の「捨てられない想い」に寄り添い、「また着たい」という喜びへと変えるお手伝いです。

お洋服そのものへのリメイクはもちろん、余った生地を使ったバッグや、愛犬用のお洋服への生まれ変わりなど、アイデア次第で大切なアイテムの可能性は無限に広がります。

クローゼットに眠っている大切なお洋服がありましたら、ぜひ一度サルトへご相談ください。
経験豊富なフィッターが、お客様に最適な「受け継ぐお直し」をご提案いたします。
公式LINEからも簡単にご予約いただけますので、どうぞお気軽にご来店ください。

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LINEからご予約いただくとスムーズにご案内可能です。
ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

NHK『サタデーウォッチ9』等で紹介!サルトの「受け継ぐお直し」と着物リメイクの魅力

ドット柄のコートのリメイク後

先日、NHKのニュース番組 『サタデーウォッチ9』(5月30日放送) および 『ニュースーン』(6月19日放送) にて、サルト銀座店が紹介されました!

番組の特集テーマは「物価高の中、広がるリユース」や「古くなった服、見直される価値」。物を大切に長く使うという機運が高まる中、サルト銀座店へのご来店者数も5年ほど前と比べて倍に増えているとご紹介いただきました。

実はサルトは、2011年放送のテレビ東京『ガイアの夜明け』でも「技ありのリフォーム」として密着取材を受けたことがあります。
今回は、最新のNHKでの放送内容や過去のメディア紹介を振り返りながら、サルトが大切にする「受け継ぐお直し」や「着物リメイク」の魅力について詳しくご紹介いたします。

NHKニュースで放送されたサルトのお直し事例

番組では、サルトの工房のコンセプトである「受け継いで着る」というテーマのもと、お客様の想いが詰まったお洋服が生まれ変わる様子が放送されました。

20年前のお母様からのプレゼントをハーフコートへ

一つ目の事例は、20年ほど前にお母様からプレゼントされたという「ドット柄のロングコート」のお直しです。大変思い入れのある大切なお品物とのことでしたが、現代のライフスタイルに合わせて丈を短くし、すっきりとしたハーフコートとして生まれ変わる様子が紹介されました。

ドット柄のロングコート
Before

ドット柄のコートのリメイク前
ドット柄のコートのリメイク前後ろ

After

ドット柄のコートのリメイク後
ドット柄のコートのリメイク後、後ろ

亡きお父様のシャツを夏用チュニックへ作り変え

二つ目の事例は、亡くなったお父様が着ていたシャツを、お嬢様が夏に着られる「チュニック」に作り変えたいというご依頼でした。

お父様のシャツがみるみるうちに姿を変えていく様子が放送され、ご依頼主様からはこのような嬉しいお声をいただきました。
「捨てられないですね。ずっと着ていたのを間近で見ていましたし。今、変えることで長く着続けられるだろうな」

この事例について、サルト代表の檀からは次のようにコメントさせていただきました。
「着られていた方の姿や思い出が詰まっているところは非常に付加価値がある」
「良い物を長く大事に着ていただきたいという気持ちは間違いなくあると思います」

スタジオのキャスターの方からも、
「実用性、思い出があって、そこに実用性が上乗せされるとより長く使えそうでいいですね」
という大変温かいお言葉をいただきました。

2011年『ガイアの夜明け』でも紹介。変わらないサルトの想い

サルトの「受け継ぐお直し」への取り組みは、今に始まったことではありません。
2011年3月8日放送のテレビ東京『ガイアの夜明け』(テーマ:”捨てない”に商機あり!~進化する新・中古ビジネス~)においても、デザインから一新する「技ありのリフォーム」を行う人気店として取り上げられました。

この時の放送では、ある男性からのご相談に密着しました。
それは、「亡き妻との思い出が詰まった、20年前に結納で新調したスーツを、長女の卒業式に着ていきたい」というご依頼でした。
20年の歳月で体型は大きく変わり、直しの必要な箇所は20以上にも及びましたが、ベテラン職人の高度な技術と若手クリエイターの感性を掛け合わせ、現代のスタイルに見事に蘇らせました。

時代が変わっても、お客様の「思い出の服をよみがえらせたい」という願いに寄り添うサルトの姿勢は変わりません。

▲SARTO紹介ページへ遷移します。

番組でも注目!日常に馴染む「着物リメイク」の魅力

今回のNHKの番組内では、着物をリメイクして作った洋服がサルトの店頭に展示されている様子も紹介されました。

タンスの奥に眠っているご家族の大切な着物。
「着物としては素敵だけれど、洋服に仕立て直して派手になりすぎないだろうか」と不安を感じるお客様もいらっしゃいますが、どうぞご安心ください。
総柄の着物であっても、ワンピースやスカートにリメイクしてみると、良い意味で「着物感」が強すぎず、現代の街並みや日常のシーンに驚くほど自然に馴染む一着へと生まれ変わります。

また、着物の表面だけでなく、美しい柄や鮮やかな色が施された「裏地」にも注目しています。
こうした裏地をポケットの内側や袖口、裾から覗くポイントとして活用することで、既製品にはない遊び心と、世界に一点だけの洗練されたおしゃれさを演出することが可能です。

帯からバッグにリメイクした写真
総柄の着物をケープにリメイクした写真
着物からワンピースにリメイクした写真

思い出を未来へつなぐ「受け継ぐお直し®」とは?

長年のメディア取材でも注目していただいているように、サルトが最も大切にしている取り組みが「受け継ぐお直し®」です。

「受け継ぐお直し®」とは、誰かが大切に着てきたお洋服を、次に着る方の体型やライフスタイルに合わせて仕立て直し、想いとともに受け継いでいくお直しのことです。
昔のお洋服が持つ雰囲気や歴史を壊しすぎず、お客様の体型に合わせながら、「必要な部分は大胆に、残すべき部分は丁寧に」バランスを見極めてお直しを行います。

以前、あるお客様からこんなお話をいただいたことがあります。
「新品を買う時は、買った瞬間が気持ちのピーク。でも、受け継いだ服は、着るたびに想いや思い出が蘇って、ずっと気持ちが温かいまま続くんです。」

私たちが扱っているのは洋服ですが、そこには必ず「人との思い出、人生の時間」が詰まっています。
ただサイズを直すのではなく、その背景ごと大切にするのがサルトのお直しです。

→「受け継ぐお直し」の他の記事はコチラ

今回は、NHKのニュース番組や『ガイアの夜明け』での紹介内容を中心に、サルトの「受け継ぐお直し」と「着物リメイク」についてご紹介しました。

親から子へ、時代を超えて洋服を受け継ぐことは、単なるエコや節約ではなく、家族の歴史を未来へ繋ぐ特別な体験です。 実家に帰った時や、タンスの整理をした時に、「これ、着られたらいいのに」と思うお洋服があれば、ぜひ一度サルトにご相談ください。想いの詰まった一着を、次の時代へ繋ぐお手伝いをさせていただきます。

公式LINEからも簡単にご予約いただけますので、どうぞお気軽にご来店ください。

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檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

洋服のカスタマイズ&メンテナンス | サルトで叶える「長く美しく着る」ためのサービス

 洋服のお直しというと、サイズ調整や破れ直しのイメージが強いかもしれませんが、実は“大切な一着を自分らしく整える”ためのご相談も少なくありません。

サルトでは「洋服を長く美しく着ていただく」という想いのもと、ファスナーや裏地交換といったカスタマイズから、プロによるクリーニング、ガラスコーティング、特別な刺繍入れまで、幅広いサービスをご提供しています。

今回は、過去のブログやYouTubeでも反響の大きかった、サルトならではのこだわりのメニューをまとめてご紹介します。

ヴィンテージの魅力を引き立てる「ファスナー交換」

軍物レザーに欠かせない「タロンジップ」

 軍物のレザージャケットのお直しでは、ファスナーの劣化による付け直しの依頼を多くいただきます。
このレザージャケットに使われているファスナーが「タロンジップ」です。
皆さんもよく馴染みのあるYKKのファスナーではなく、こうしたアメリカの軍物のレザーはタロンジップが使われていることが非常に多いです。

タロン社は1893年に世界で初めてファスナーを開発したアメリカの歴史あるブランドです。
現在ではファスナーの世界シェア1位は日本のYKKですが、1980年代まではタロン社が1位を占めていました。
リーバイス(Levi’s)やリー(Lee)などのジーンズに多く採用されていたこともあり、ヴィンテージと言えば、タロンジップを思い浮かべる人も多いです。

そんな貴重なタロンジップの交換もサルトでは可能です。
サルトではタロンジップを豊富に取り揃えており、店頭にない場合でもカタログから最適なものをご注文いただけます。
ヴィンテージ特有の重厚な雰囲気を損なうことなく、当時の空気感を大切にしたお直しを提供いたします。

UKライダースの象徴「クリックスジップ」

ライダースジャケットの三大ブランドの一つ「ルイスレザー」の象徴的なパーツである「クリックスジップ」の付け替えにも対応しています。

クリックスは1961年にイギリスで創業されたブランドで、UKライダースの黄金期を支えたルイスレザーに採用されたことで、その地位を不動のものにしました。

ヴィンテージアイテムにおいて、ファスナーの劣化は避けられない課題です。サルトでは、このクリックスジップの付け替えにも対応しております。

また、ヴィンテージファンの中には、長年の使用で黒いテープ部分がベージュ色に退色した風合いを「味」として好む方も多くいらっしゃいます。
そのため、新品の黒テープに交換するだけでなく、あえてベージュ色のテープを選ぶことで、お手持ちのジャケットが刻んできた歴史やファッション性をさらに引き立てるカスタマイズもご提案可能です。

→コチラの記事で詳しくチェック

服に新たな命を吹き込む「裏地交換」

クロムハーツのレザージャケット×エルメスのスカーフ

こちらは、クロムハーツのレザージャケットの裏地交換をご依頼いただいた事例です。

クロムハーツのジャケットの多くは裏地にシルクを採用しており、非常に滑らかで高級感があるのが魅力です。
しかし、デリケートな素材ゆえに破れやすく、特に摩擦の多い脇の下から袖口にかけてはボロボロになってしまうケースが少なくありません。

お直しの際、全く同じブランドロゴ入りの裏地をご用意することはできませんが、サルトではお洋服の格を落とさない上質な生地を厳選してご提案いたします。
また、単に元の状態に近づけるだけでなく、より耐久性の高い素材への変更や、デザイン性を重視した素材選びなど、お客様のご要望に合わせた柔軟な対応が可能です。

今回の事例では、単なる補修にとどまらない「自分仕様のカスタム」として、お客様が「レザージャケットの雰囲気に合って、裏地に使えるのでは」とお持ちいただいたエルメスのスカーフを使って裏地交換をしていきます。大判のスカーフであれば面積も十分確保でき、エルメス特有の鮮やかな絵柄を背面に大胆に配置することができます。

これにより、脱いだ瞬間にも目を引く、世界に一着だけの特別なジャケットへと生まれ変わりました。
思い入れのあるスカーフや、眠っていた大切な布地を裏地として再利用することで、服に新たな命とストーリーを吹き込む。
これこそが、サルトが提供する「洋服を長く美しく着るための、ワンランク上のカスタマイズ」です。

→コチラの記事で詳しくチェック

極上の仕上がりを約束する「クリーニング」

洋服お直し専門のサルトで、実は密かに喜ばれているのが、確かな技術力とこだわりを持つ提携先の「Arteferro(アルテフェロ)」さんによるクリーニングサービスです。

「お気に入りだけど、洗濯がしにくくて…」という方も多いと思います。
お直しのついでにプロのクリーニングに出すというのもお洋服を長く着るための方法の一つです。

生地に負担をかけない「小さな洗濯槽」

 Arteferroさんのこだわりの一つが「洗濯槽の小ささ」です。
通常のクリーニング店が大きな洗濯槽で一度に大量に洗うのに対し、Arteferroさんでは2、3枚程度で少量ずつ洗濯します。
機械力を小さくし、服同士が擦れて傷むのを防ぐためです。
脱水の際もフル回転する前に手動で止めるなど、洋服に負荷をかけない工夫が徹底されています。

素材に合わせた丁寧なメンテナンス

カシミヤのコート:摩擦や水に弱いカシミヤも、ブラッシングに時間をかけることで発色良く立体的に仕上げます。

Tシャツ・パーカー:白い物はより白く、黒い物は色が抜けないようにクリーニングされています。
手洗いとつけ置き洗いを基本とし、溶剤の配合にもこだわり一着一着を桶の中で丁寧に洗っています。
洗濯機の中に入れないので、飾り物の付いたTシャツやパーカーでもその状態に合わせたクリーニングを行うことができます。

ダウンジャケット:「汚れたダウンは洗えるんですか?」と驚かれる方も多いですが、ダウンはクリーニングが非常に有効です。
長年使っていると毛にボリュームが無くなってきてしまいますが、水洗いで復活させることができます。
水洗いするとダメになってしまうのではないかとよく言われますが、ダウンは元々が水鳥の毛であるため、水に濡れても基本的には問題ございません。
ダウンのクリーニングはまず、前処理を行います。ブラシと洗剤を使い、手作業でほとんどの汚れを取り、その後、洗濯機ですすぎを行います。

レザー:「レザーは洗えない」というイメージがどうしてもありますが、レザーにもやはり要所要所に汚れた箇所があるため、前処理で綺麗にして、除菌をするというメンテナンスが必要になります。

→コチラの記事で詳しくチェック

買ったときの美しさを守る「ガラスコーティング」

自分へのご褒美に買った憧れのブランドアイテムを、できるだけ長く綺麗な状態で使い続けたい方へおすすめなのが「ガラスコーティング」です。

風合いを変えずに汚れや傷から守る

ガラスコーティングを施すことで、以下のようなメリットがあります。

・劣化を防止できる

・傷が付きにくくなる

・汚れが付いても落としやすい

汚れが付きづらくなるという点が一番のメリットです。決して汚れが付かなくなるという訳ではありませんが、付いたとしても落としやすくなります。
そのため特に汚れが目立ちやすい白いアイテムには効果的です。
非常に細かいガラスの粒子を吹き付ける技術のため、目視では分からないレベルであり、風合いや色が硬くなったり変化したりすることは基本的にはありません。
店頭のサンプルで、施工前後の違いを実際に触ってご確認いただけます。

お洋服はもちろんバッグ・靴からジュエリーまで対応可能

お洋服:直接肌が触れて汚れやすい襟裏裏地などにコーティングをすることで汚れやすい部分をカバーすることができます。

バッグ・靴:などの色剥げや擦れが起こりやすい箇所を保護し、摩擦によるダメージを軽減します。

ジュエリー:クロムハーツなどのシルバーアクセサリーの酸化を抑え、黒ずみを防止します。また、金属アレルギー対策としても効果が期待できるケースがあります。

※アレルギーには個人差があるため、100%防げるとは言い切れませんが、症状が出にくくなるケースもございます。

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細部まで自分仕様に「刺繍・ネーム入れ」で特別感をプラス

実はサルトには、「刺繍が入れられる所を探していた」と来店される方もいらっしゃいます。
お直しのついでに、細部までこだわり抜いたワンランク上のカスタマイズはいかがでしょうか?

「ジャケットの内側に自分の名前やイニシャルを刻みたい」
「既製品にはないワンポイントを加えて、他の人と被らない一着にしたい」といったご自分用はもちろん、
大切な方への贈り物に特別感を出したいというプレゼント需要にも大変喜ばれています。

愛着のあるお洋服に、あなただけのストーリーを刻む。
こうした「自分仕様に整える」小さな工夫こそが、お洋服をより長く、大切に着続けるためのスパイスになります。

サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ

サルトでは、単にお洋服のサイズを直すだけでなく、ヴィンテージパーツを使ったこだわりの修理から、他にはないオリジナルの裏地交換、さらには極上のクリーニングや最先端のガラスコーティングまで、皆様の大切なアイテムを「より長く、より美しく」楽しむためのあらゆるサポートをご用意しております。

タンスに眠っているお洋服や、メンテナンスにお困りの大切なアイテムがありましたら、ぜひお気軽にサルトへご相談ください。
職人と専門スタッフが、最適なプランをご提案いたします。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

【受け継ぐお直し】母のジャケットや祖父のコートを現代風に!サルトこだわりのサイズ調整術も大公開

ジャケットをリメイクし推し活アイテムに

親から子へ、そして孫へ。世代を超えて洋服を受け継ぐことは、単なる節約やエコではなく、家族の歴史や想いを未来へ繋ぐ特別な体験です。

サルトでは、長年大切にされてきたお洋服を現代のライフスタイルに合わせて蘇らせる「受け継ぐお直し」をご提案しています。
今回は、サルトスタッフとその家族が実際に体験した「受け継ぐお直し」のストーリーを2つご紹介します。

さらに記事の後半では、美しいシルエットを保ちながらサイズを調整する、サルトの職人ならではのマニアックな「ウエスト詰め(身幅詰め)・出し」の技術についても詳しく解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

事例1:お母様の思い出のジャケットを、今どきの「推し活スタイル」へリメイク!

まずは、サルトスタッフの妹様よりご依頼いただいた事例をご紹介します。

お直しするのは、2013年にサルトで開催されたオーダー会にて、お母様が仕立てられた思い出深いジャケットです。
お母様の体型に合わせて作られた一着だったため、娘様が着用するにはサイズが合わず、特に袖丈が著しく足りないという課題がありました。

ご依頼主である娘様からは、「様々なスタイルに合わせやすく、日常的に気軽に着られる一着にしたい」というご要望をいただきました。

パフスリーブと金ボタンで叶える、クラシック×カジュアル

ヒアリングの中で、娘様が「推し活」を楽しまれているというエピソードを伺い、フィッターの松尾からある提案をさせていただきました。
それは、ライブやイベントのグッズTシャツの上にこのジャケットを羽織るスタイルです。
カジュアルなTシャツも、上質なジャケットを合わせることで、
イベント会場でもひときわ目を引く大人の「おしゃれな推し活スタイル」へと昇華されます。

今回のお直しの最大の特徴は、肩口をパフスリーブへとリメイクした点です。
パフスリーブの柔らかな曲線は、いかり肩気味の方でも肩のラインを強調しすぎず、女性らしくしなやかな印象を与えてくれます。
また、課題だった袖丈の短さを逆手に取り、パフスリーブとの全体のバランスを考慮して、あえて手首を見せるデザインに調整しました。
これにより、全体が軽やかでスッキリとしたシルエットに仕上がりました。

さらに、ボタンを華やかな金ボタンへと交換することで、クラシックさと現代的なカジュアルさが同居する、
使い勝手の良いデザインへと生まれ変わりました。
カジュアルなLIVE Tシャツに合わせたコーディネートも抜群の安定感で、お母様の想いがこもったジャケットが、娘様の新しいライフスタイルに寄り添う一着として見事に蘇りました。

ジャケットをリメイクし推し活アイテムに

事例2:祖父から孫へ。想いが詰まったバーバリーのコートを受け継ぐ

続いて、サルトスタッフが実体験としてお届けする、長年大切にされてきた一着のコートにまつわる物語をご紹介します。

ご依頼の主役は、スタッフの祖父が香港のバーバリー直営店で購入したという思い出のコートです。
子どもの頃から、祖父の凛としたスーツ姿に憧れを抱いていたスタッフにとって、そのスタイルを象徴するアイテムの一つであったこのコートを受け継ぐことは、長年の願いでした。

おじい様はこの申し出に対し、
「自分自身も非常に気に入り、手入れをしながら大切に着続けてきた一着です。それを孫が継ぎたいと言ってくれたことは、とても嬉しいことです」と、温かい想いを寄せてくださいました。

ミリ単位の袖丈調整と、あえて残した身幅のゆとり

今回のお直しにあたっては、サルトの檀社長自らがカウンセリングを担当。
現代のライフスタイルに馴染ませつつ、元の仕立ての良さを活かすための検討が重ねられました。

  • 袖丈の調整:元の状態では袖が長すぎたため、スタッフの体型に合わせてミリ単位でフィッティングを行い、最適な長さに調整しました。
  • 身幅のゆとり:身幅にはたっぷりとしたゆとりがありましたが、あえて大幅な詰めは行いませんでした。
    「これから先、何十年と着続けることを考えれば、このくらいのゆとりが今の空気感にも合い、年齢を重ねても美しく着られるのではないか」
    という檀社長の提案を採用しています。

完成したコートを羽織ったスタッフは、その変貌ぶりに驚きを隠せませんでした。
「袖の長さを整えただけで、これほどまでに雰囲気が変わるとは。長年見てきた祖父の服が、袖を通した瞬間に自分の一部になったような、不思議なしっくり感があります。今日はこのまま着て帰り、すぐにでもおじいちゃんに完成した姿を見せに行きたいです」と、満面の笑みで語りました。

お直しのプロが教える!ジャケットの「ウエスト詰め・出し」の極意

今回のコートのお直しでは身幅詰めは行いませんでしたが、実際に行う場合にはどんな風にお直しすることになるのかご紹介していきます。

「王子様シルエット」を防ぐ、サルトこだわりの身幅詰め

ジャケットの全体的なサイズを小さくしたい時に行うのが、身幅詰め(ウエスト詰め)です。
バスト、ウエスト、裾を詰めていきますが、その際にサルトの職人達が行っている技術の数々をご紹介します。

ジャケットは通常、脇の下から裾にかけて一本の縫い目があります。
一般的なお直し屋さんでは、「そく詰め」という方法で前と後ろを同じ寸法でこの一本の縫い目を縫っていきます。
これがよくあるお直しの方法ですが、デメリットもあります。
ジャケットは元々、前身ごろに対して、後ろ身ごろの方がカーブが大きく入っています。
そこを前と後ろを同寸で詰めてしまうと、着た時にバストとウエストは詰まっているが、裾がピロっと広がっている、まるで「王子様のジャケット」のようなシルエットになってしまうことがあります。

これを解消するために、サルトの工房ではこだわりの詰め方でお直ししています。
前身ごろと後ろ身ごろを1度ばらして、詰める寸法を場所によって変えています。
先ほどの紹介したように後ろ身ごろはカーブが強いです。
そのため、カーブが強いまま大きい寸法で詰めてしまうと、強いカーブがより強くなってしまう。
そして裾が広がってしまうという状態になります。
そのため、サルトの工房では後ろ身ごろのカーブが強い部分は詰め寸を控えめにして、前身ごろを多めに取るようにして、裾の広がりをなるべく抑え、生地の負担も少ない状態で仕上げるという方法をとっています。

一律に同じ寸法で詰めるのであれば簡単ですが、バランスを見て、詰めるため、
一度ジャケットを開き、また縫い合わせるという丁寧なお直しをしています。

ジャケットのお直しの様子

サイズがきつい…ジャケットのウエスト出しは何センチまで可能?

では、逆にジャケットのボタンが閉まらないというお悩みの場合はどうするか。
ウエスト出し(身幅出し)についても紹介していきます。

両サイドに切り込みのある「サイドベンツ」、真ん中に切り込みのある「センターベント」、切り込みのない「ノーベント」。
いずれの種類でも、多くのジャケットで出すことができるのは3㎝程度と考えていただければと思います。

ただ、やはり形状によるところは大きく、サイドベンツ、センターベントはウエストがくびれている形のものが多く、最大で3㎝というものが多いです。
一方でノーベントの物はボックスのようなシルエットの物が多いため、縫い代がたくさんあるという場合もあります。
そのため4cm程度出すことが可能な物もあります。

実際にTOM FORDのジャケットで見てみましょう。
裏地のついていない物は両脇のところから出していきますが、今回の物は片側ずつ2㎝出すことができます。
合計4㎝、ワンサイズ大きくすることができます。

通常は裏地が付いていて、縫い代がどのくらいあるのかを自分で確認することは難しいと思いますので、是非一度サルトにお持ちください。
簡単に確認することができます。

諦める前に!さらにサイズを出せる可能性も

ワンサイズの調整では足りないという場合にもご相談ください。対応できるものもございます。
センターベントのものは難しいですが、一番多いサイドベンツのものであれば、背中心と呼ばれる、後ろの真ん中の部分にも縫い代がある場合があるため、さらに追加で2~2.5㎝出すことが可能です。

是非諦める前に一度お持ちください。

1㎏で1㎝と考えると、ジャケットは5~6㎏体型が変わってもお直しで対応ができます。

サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ

今回は、想い出の詰まったお洋服を未来へ繋ぐ「受け継ぐお直し」の事例と、サルトの職人が誇るマニアックなサイズ調整技術をご紹介しました。
どれほどこだわってお直しをしているかを感じていただければ嬉しいです。

世代を超えて受け継がれる服には、単なる物以上の価値が宿ります。
体型が変わってしまった、デザインが古く感じるなどのお悩みも、プロの技術で解決できることが多くあります。

動画内では、職人が一針ずつ丁寧に縫い合わせている、実際のお直しの様子も詳しく公開しております。
ぜひ、職人の手仕事が生む魔法をご覧ください。
そして、タンスに眠っている大切な一着があれば、どうぞお気軽にサルトまでご相談ください。

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NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
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