【女性向けお直し】数センチの調整で垢抜ける!シルエットを美しく引き出すサイズ直しの極意

お直し後の画像

せっかくお気に入りのお洋服を買ったのに、
「なんだか着られている感がある」
「モデルさんのように綺麗に着こなせない」
と感じたことはありませんか?

それは、洋服のサイズがあなたの体格や骨格に完璧にフィットしていないからかもしれません。

実は、ほんの数センチの調整で、見違えるほど洗練された印象を手に入れることができます。
今回は、洋服お直しのプロの視点から、女性のシルエットを最も美しく引き出す「お直しの極意」をご紹介します。

1. ジャケットの袖丈:手元から漂うプロフェッショナルな品格

ジャケットスタイルでまず見直したいのが「袖丈」です。
女性のジャケットの袖丈の理想的な長さは「手首から少し手の甲にかかる程度」

女性はブラウスやワンピースなどインナーの種類が豊富なため、男性のようにシャツの袖口を出す決まりはありません。
だからこそ、この絶妙な丈感が、上品で仕事のデキる印象を左右します。
適正な長さに整えれば、袖をたくし上げた時のこなれ感や、アクセサリーの輝きも一層際立ちます。

ジャケットの袖をまくっている画像

2. ワンピース:身長に合わせた黄金バランスの再構築

ワンピースで見直したいポイントは「着丈」です。
一口に着丈の調整と言っても、その方法は一つではありません。

サルトでは主に3つのアプローチから最適な方法をご提案します。

3つのアプローチで叶える理想の着丈

1.裾からカット :いわゆる一般的な着丈の調整です。スカート部分の長さを下からカットして調整します。

2.ウエスト部分から調整: ウエストの切り替え線のところから着丈を詰める方法です。ウエストラインがなんとなく本来の位置より下に見えている場合に行うことが多いです。

3.肩線から調整 :肩の部分から上の方に持ち上げる感じで着丈を詰める方法です。

身長155cm以下の方は要チェック!小柄な方のためのバランス調整

多くの既製品は身長160〜163cmを基準に作られています。
そのため、お直しをするかどうかのポイントは「155cm」を目安にしてみてください。

小柄な方の場合、

「なんとなくウエストのくびれの位置が下にきて、ずるっと下がった印象になる」

「アームホールの下の方がパカパカする」

「バストの位置が下になっている」 

といったお悩みがよく見られます。
こういったお悩みも踏まえながら、最終的に裾の長さを調整して全体のバランスを合わせていきます。

ワンピースは一枚で様になる便利で素敵なアイテムです。
その魅力を存分に発揮できる調整をいたします。

ワンピースのアームホールが開いている画像

3. ボトムス:美しさと耐久性を両立させる細部へのこだわり

パンツやスカートといったボトムスも、足元の美しさや履き心地を左右する重要なアイテムです。

フレアパンツの裾上げは「合わせる靴」が鍵

細身のパンツよりフレアパンツの裾丈の調整の方が、履く靴の高さに合わせて全体のバランスをみる必要があります。

ハイヒールの場合は、床から少なくとも1㎝は上げて調整します。
スニーカーやフラット靴をよく履くという方もいらっしゃいますので、お客様のライフスタイルにあったスタイルで調整します。

フレアパンツの画像

連鎖を防ぐ!パンツの「ほつれ補修」へのこだわり

裾がほつれたというご相談もよくお受けします。
丈を調整しても、ヒールに引っかかるなど、やはり擦れる機会というのはあるものです。

裾のほつれのお直しは一般的には「機械まつり」で直します。
機械まつりは手軽に綺麗に直すことができますが、一カ所ほつれができると連鎖的にほつれていってしまうという特徴があります。
そのため、このような裾のほつれでご依頼された方には「手まつり」をご提案しております。
手まつりであれば、連鎖的にほつれてしまうという現象が起きにくいです。

女性物のスカートの「ウエスト出し」2つの方法

「少しウエストがきつくなってきた」という場合のお直し方法をご紹介します。

方法①「縫い代から出す」
脇の縫い目の「縫い代」からウエストを大きくする方法です。しかし、女性物は縫い代が少ない物が多く、出せて2㎝程度です。

方法②「ウエスト部分をカットして下げる」
ウエスト部分を一部カットして大きくするという方法があります。スカートの構造上、ウエストの部分が一番細く、ヒップにかけて膨らんでいきます。
例えば、実際に測ってみると「ウエスト部分が72㎝、ヒップ部分は80㎝」という場合があります。そのため、この方法なら8㎝出すことができるということです。
カットする分、丈が短くなりますが、ジャストウエストで履いていて少し息苦しさを感じていたものであれば、位置を下げて履くことで着丈の短さをカバーすることができます。
デザインによっては10㎝程度出せる可能性があります。

事例紹介:ウエスト出し+着丈出しの同時実現

ウエストの細い部分を切ることで着丈が短くなるデメリットがあることはご紹介しましたが、
「それでも何とか着丈を長くする方法はないか」
とご相談に来られた方がいらっしゃいました。

ご要望:

  • ウエストを5㎝出したい
  • 丈が膝下丈だったものを、ふくらはぎにかかる程度(ミモレ丈)にしたい(8㎝長くしたい)

お直しの内容
このお直しでは、スカートのプリーツ部分を利用してウエストを出しました。
さらに丈を出すために、裾部分に生地を足すのではなく、「ウエスト部分」に似寄りの生地を足しました。
最後に、足した生地と同じ生地でくるみボタンを付け、全体に統一感をもたせて自然な仕上がりにリメイクしています。

お直し後の画像

レディースのパンツのウエスト詰め:パターンから考える美しさ

レディースのパンツをウエスト詰めする際、まず理解しておかなければならないのは、「女性用」と「男性用」のパンツでは、
そもそも設計(パターン)が根本から異なっているという点です。

男性用のパンツであれば、後ろ中心(背中側の中央部分)をつまんでサイズを小さく調整するのが一般的ですが、女性用の場合は、このように後ろからお直しすることはあまりありません。

女性用のパンツはウエスト部分がキュッと締まっており、ヒップにかけて女性らしい丸みが出るようなデザインになっています。
そのため、全体のシルエットバランスを崩さないよう「両脇」から均等に詰め、ヒップにかけてのラインが滑らかで綺麗に出るように丁寧に調整を施します。

さらに重要なポイントとして、ウエスト詰めとは言っても、女性のパンツの場合は実は「ヒップ」の部分が極めて重要な意味を持ちます。
ウエストからヒップにかけてのシルエットが、パンツを美しく穿きこなせるかどうかに深く関わってくるのです。

そのため、ただ「ウエストを何センチ詰めるか」を決めるだけでなく、それに合わせて「ヒップを何センチ詰めるべきか」についても必ずセットで確認を行います。

パンツの種類やデザインによって調整方法には違いがありますが、ここで具体的なお直しの一例として、「デニムのウエスト詰め」についてご紹介します。

メンズライクなデザインのデニムを女性が穿く場合、ウエストの後ろ側が浮いてパカパカしてしまうというお悩みがよく聞かれます。
このようなケースで、女性らしい綺麗なウエストラインにぴったりと合わせるため、デニムの内側に滑り止めテープを縫い付けてサイズを詰めるという方法を採用しました。
これは非常に高度な専門知識を要する方法ですが、この丁寧なお直し技術により、デニムの風合いやデザインを保ちつつ、ウエストを2〜3cmスマートに詰めることができました。

デニムのウエスト詰め

まとめ:最高の自分を演出するために

お直しは単なるサイズ調整ではなく、お洋服が持つ本来の魅力を最大限に引き出すためのステップです。

サルトのフィッターは今回ご紹介した通り、既成概念にとらわれず、お客様一人ひとりの体型やご要望に合わせて最適なお直し方法を考えていきます。
だからこそ、お客様に出会えた分だけの豊富な経験とアイデアを持っています。

「この服、もう少しこうだったらいいのに」
「サイズが変わって着られなくなってしまった」
などのお悩みがありましたら、諦めてしまう前にぜひ経験豊富なサルトのフィッターにご相談ください。

公式LINEからも簡単にご予約・ご相談が可能です。
あなたを最高に美しく見せる一着を、一緒に作り上げましょう。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

【リメイク事例】着ないコートやストールが大変身!ケープや愛犬用お洋服へのお直し

ミンクのコートお直し後

タンスの奥に眠っている思い出の品や、
「柄は好きだけどサイズが合わなくて着られない」
「昔はよく着ていたけど、デザインが古くて着なくなった」
「最近のライフスタイルと洋服のスタイルが合わなくなってきた」
お洋服はありませんか?

「捨てるには忍びないけれど、どう活用していいかわからない」と悩まれている方は非常に多くいらっしゃいます。


サルト(SARTO)では、単なるサイズ調整にとどまらず、お洋服を全く新しいアイテムに生まれ変わらせるリメイクや、次世代へ想いを繋ぐ「受け継ぐお直し」を積極的にご提案しています。今回は、ミンクのコートからケープやバッグへのリメイク、大判ストールのワンピース化、そして大切な服を愛犬へ受け継ぐ「ドッグウェア」の制作など、サルトならではのアイデアが光るリメイク事例をまとめてご紹介します。

事例1:お母様のミンクコートをリメイク!ケープと鞄で余すことなく活用

今回ご紹介するのは、60代の女性のお客様からご相談いただいた、お母様の大切な遺品であるミンクの毛皮のコートのリメイク事例です。

ミンクの毛皮コート
Before

ミンクのコートお直し前
ミンクのコートお直し前

お直しのきっかけと「ノーカラーケープ」へのご提案

お預かりしたのは、非常に質の良いミンクのロングコートでした。
しかし、毛皮のコート特有の「重さ」があり、お客様ご自身も最近ではカチッとしたスタイルで外出する機会が減っているとのことでした。
そこでサルトでは、日常的にさらりと羽織れる「ノーカラーのケープ」へのリメイクをご提案しました。
元のロング丈を活かしつつ、軽やかさを出すことで、現代のライフスタイルに合う一着へと生まれ変わらせます。

After

ミンクのコートお直し後
ミンクのコートお直し後

貴重な素材を無駄にしない。余り生地で作る2way鞄

ロング丈からケープに仕立て直す際、多くの余り生地が生じます。
ミンクという大変貴重な毛皮を無駄にしたくないという想いから、
フィッターより「余った生地で鞄を作りませんか」と提案させていただいたところ、お客様にも大変お喜びいただき、セットでの制作が決まりました。

鞄の仕様:フィッターが愛用していた私物のデザインを参考に、リュックとしてもショルダーバッグとしても使える2way仕様で制作しました。

裏地のこだわり:鞄の裏地には、サルトが保有する上質な生地から最適なものを選定し、細部まで丁寧に仕上げています。

サルトでは、元の製品があればそれをベースにした「コピーオーダー」での鞄制作も承っております。
非常に複雑な構造のものは難しい場合もございますが、愛着のあるデザインを再現したい方はぜひ一度ご相談ください。

ミンクのコートから鞄へ
ミンクのコートからリュックへ

一ミリの妥協も許さない「仮縫い」で叶える美しいシルエット

今回のケープへのお直しにおいても、サルトが最も大切にしている「仮縫い」の工程をしっかりと行いました。

  • 着丈の長さやスリットの位置

  • 肩幅のフィット感

  • 首回りの細かな調整

→※サルトのこだわりである「仮縫い」については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

「捨てられない」想いに寄り添う、毛皮お直しの費用感

毛皮のお直しは、特殊な処理技術が必要となるため、今回のケープと鞄の制作でおおよそ各10〜20万円ほど(税込)が目安となります。
かつて流行した毛皮のコートは、60代前後の方のご自宅に眠っていることも多いアイテムです。
「もう着ない」と思っても、高価なものであることや思い出が詰まっていることから、簡単に捨てられるものではありません。

サルトは、そのような「捨てられない」想いを、「また着たい」という喜びに変えるお手伝いをいたします。

事例2:タンスに眠る大判ストールを実用的なチュニックワンピースへ

こちらのお客様は、ご自身で購入されたものの使い道が見つからず、長年タンスに眠っていたという大判のストールをお持ち込みいただきました。

素材の良さをそのまま活かす、サルトのリメイク手法

「生地の良さをそのまま活かしたい」というご要望にお応えし、素材の形状を最大限に利用したチュニックワンピースをご提案しました。
元のストールの形をできるだけ崩さず、最小限の手を加えて実用的な衣類へと作り替える、サルトならではのリメイク手法です。

  • 中央に穴を開け、スムーズに頭が通るように加工

  • 袖部分にはスナップボタンを取り付け、開きすぎないよう調整

このように、素材の魅力を引き出しつつ、着心地や使い勝手を追求したディテールへの配慮も欠かしません。

大判なストール
大判なストールからチュニックワンピースへ
大判なストールからチュニックワンピースへ

事例3:バーバリーのコートをケープ&愛犬用のお洋服へ!

お直しは単に丈を変えるだけにとどまりません。
例えばこちらのバーバリーのコートのリメイクでは、背面の切り返しやポケットの位置がコートの状態では低くなってしまうため、肩部分から上に詰めるなどの細やかな調整を施しました。

着回し抜群!ケープへのリメイクと細やかなシルエット調整

ケープへのリメイクは、単に仕立てやすいだけでなく、実は非常に着回しが良いというメリットもあります。
冬場に厚手のニットやドルマンスリーブ、袖にボリュームのあるデザインの服を着る際、通常のジャケットやコートでは窮屈に感じることがありますが、ケープであればストレスなく羽織ることができ、実用性にも優れています。

余った生地を活用してワンちゃん(愛犬)のお洋服も制作

さらに、余った生地を活用してワンちゃん用のお洋服も制作しました。
過去のブログや動画でもご紹介していますが、サルトでは「受け継いで着る」という想いを大切にしており、愛着のある一着を愛犬へ受け継ぐためのお直しも積極的に行っております。
大切な一着を余すことなく使い切る、想いに寄り添ったリメイクをご提案しています。 

バーバリーのコートリメイク前
バーバリーのコートリメイク後
バーバリーのコートリメイク後背面
バーバリーのコート→犬用の服へ

事例4:着なくなった服を愛犬へ受け継ぐ「ドッグウェア」制作

今回ご相談いただいたのは、複数枚のお洋服をお持ち込みくださった男性のお客様です。

サイズが合わないお気に入りの服を、愛犬用のパーカーに

「柄やデザインが気に入って購入したけれど、実際に家で着てみたらサイズがタイトすぎて、結局クローゼットに眠ったままになっていた」
というご経験はありませんか?
今回のお客様も、せっかくの気に入ったお洋服を活かしたいと考え、「愛犬へ受け継ぐ」という選択肢を選ばれました。
お持ち込みいただいた大切なお洋服から、ワンちゃん用のパーカーや、上下お揃いのセットアップなどを制作いたしました。

リメイク前の服

犬種や毛量に合わせた、ストレスのないサイズ調整

制作にあたっては、ワンちゃんの犬種や特徴に合わせた細やかな調整を行いました。
今回のワンちゃんは非常に毛量が多い犬種だったため、既製品のようなピッタリとしたサイズで制作すると、毛がはみ出してしまったり、ワンちゃん自身が窮屈に感じてしまったりする可能性があります。そのため、快適に過ごせるよう適度なゆとりを持たせたサイズ感で仕立てることにしました。

サルトでは、ただ形を変えるだけでなく、元の素材の良さを最大限に引き出しながら、飼い主様とワンちゃんの想いを繋ぐお手伝いをいたします。

リメイク後の犬用服
リメイク後の犬用服

フィッターによる着回し提案で「長く美しく着る」サポート

 サルトのフィッターは、元々店頭での販売経験を持つスタッフが多く、お直しの際にはお客様のライフスタイルに合わせた着回しのご提案を積極的に行っています。
これは、せっかくお直ししたものを、より長く、より良く着ていただきたいという私たちの強い想いがあるからです。

「お直ししても、どうコーディネートすればいいか不安」という方も、ご来店の際にお気軽にご相談ください。
ただサイズを合わせるだけでなく、どう直せばより美しく見えるかというプロの目線で、お客様の大切な一着を蘇らせるお手伝いをいたします。

📩LINEで簡単予約|限定特典あり

いかがでしたでしょうか。サルトのリメイクは、単に形を変えるだけではありません。
お客様の「捨てられない想い」に寄り添い、「また着たい」という喜びへと変えるお手伝いです。

お洋服そのものへのリメイクはもちろん、余った生地を使ったバッグや、愛犬用のお洋服への生まれ変わりなど、アイデア次第で大切なアイテムの可能性は無限に広がります。

クローゼットに眠っている大切なお洋服がありましたら、ぜひ一度サルトへご相談ください。
経験豊富なフィッターが、お客様に最適な「受け継ぐお直し」をご提案いたします。
公式LINEからも簡単にご予約いただけますので、どうぞお気軽にご来店ください。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

NHK『サタデーウォッチ9』等で紹介!サルトの「受け継ぐお直し」と着物リメイクの魅力

ドット柄のコートのリメイク後

先日、NHKのニュース番組 『サタデーウォッチ9』(5月30日放送) および 『ニュースーン』(6月19日放送) にて、サルト銀座店が紹介されました!

番組の特集テーマは「物価高の中、広がるリユース」や「古くなった服、見直される価値」。物を大切に長く使うという機運が高まる中、サルト銀座店へのご来店者数も5年ほど前と比べて倍に増えているとご紹介いただきました。

実はサルトは、2011年放送のテレビ東京『ガイアの夜明け』でも「技ありのリフォーム」として密着取材を受けたことがあります。
今回は、最新のNHKでの放送内容や過去のメディア紹介を振り返りながら、サルトが大切にする「受け継ぐお直し」や「着物リメイク」の魅力について詳しくご紹介いたします。

NHKニュースで放送されたサルトのお直し事例

番組では、サルトの工房のコンセプトである「受け継いで着る」というテーマのもと、お客様の想いが詰まったお洋服が生まれ変わる様子が放送されました。

20年前のお母様からのプレゼントをハーフコートへ

一つ目の事例は、20年ほど前にお母様からプレゼントされたという「ドット柄のロングコート」のお直しです。大変思い入れのある大切なお品物とのことでしたが、現代のライフスタイルに合わせて丈を短くし、すっきりとしたハーフコートとして生まれ変わる様子が紹介されました。

ドット柄のロングコート
Before

ドット柄のコートのリメイク前
ドット柄のコートのリメイク前後ろ

After

ドット柄のコートのリメイク後
ドット柄のコートのリメイク後、後ろ

亡きお父様のシャツを夏用チュニックへ作り変え

二つ目の事例は、亡くなったお父様が着ていたシャツを、お嬢様が夏に着られる「チュニック」に作り変えたいというご依頼でした。

お父様のシャツがみるみるうちに姿を変えていく様子が放送され、ご依頼主様からはこのような嬉しいお声をいただきました。
「捨てられないですね。ずっと着ていたのを間近で見ていましたし。今、変えることで長く着続けられるだろうな」

この事例について、サルト代表の檀からは次のようにコメントさせていただきました。
「着られていた方の姿や思い出が詰まっているところは非常に付加価値がある」
「良い物を長く大事に着ていただきたいという気持ちは間違いなくあると思います」

スタジオのキャスターの方からも、
「実用性、思い出があって、そこに実用性が上乗せされるとより長く使えそうでいいですね」
という大変温かいお言葉をいただきました。

2011年『ガイアの夜明け』でも紹介。変わらないサルトの想い

サルトの「受け継ぐお直し」への取り組みは、今に始まったことではありません。
2011年3月8日放送のテレビ東京『ガイアの夜明け』(テーマ:”捨てない”に商機あり!~進化する新・中古ビジネス~)においても、デザインから一新する「技ありのリフォーム」を行う人気店として取り上げられました。

この時の放送では、ある男性からのご相談に密着しました。
それは、「亡き妻との思い出が詰まった、20年前に結納で新調したスーツを、長女の卒業式に着ていきたい」というご依頼でした。
20年の歳月で体型は大きく変わり、直しの必要な箇所は20以上にも及びましたが、ベテラン職人の高度な技術と若手クリエイターの感性を掛け合わせ、現代のスタイルに見事に蘇らせました。

時代が変わっても、お客様の「思い出の服をよみがえらせたい」という願いに寄り添うサルトの姿勢は変わりません。

▲SARTO紹介ページへ遷移します。

番組でも注目!日常に馴染む「着物リメイク」の魅力

今回のNHKの番組内では、着物をリメイクして作った洋服がサルトの店頭に展示されている様子も紹介されました。

タンスの奥に眠っているご家族の大切な着物。
「着物としては素敵だけれど、洋服に仕立て直して派手になりすぎないだろうか」と不安を感じるお客様もいらっしゃいますが、どうぞご安心ください。
総柄の着物であっても、ワンピースやスカートにリメイクしてみると、良い意味で「着物感」が強すぎず、現代の街並みや日常のシーンに驚くほど自然に馴染む一着へと生まれ変わります。

また、着物の表面だけでなく、美しい柄や鮮やかな色が施された「裏地」にも注目しています。
こうした裏地をポケットの内側や袖口、裾から覗くポイントとして活用することで、既製品にはない遊び心と、世界に一点だけの洗練されたおしゃれさを演出することが可能です。

帯からバッグにリメイクした写真
総柄の着物をケープにリメイクした写真
着物からワンピースにリメイクした写真

思い出を未来へつなぐ「受け継ぐお直し®」とは?

長年のメディア取材でも注目していただいているように、サルトが最も大切にしている取り組みが「受け継ぐお直し®」です。

「受け継ぐお直し®」とは、誰かが大切に着てきたお洋服を、次に着る方の体型やライフスタイルに合わせて仕立て直し、想いとともに受け継いでいくお直しのことです。
昔のお洋服が持つ雰囲気や歴史を壊しすぎず、お客様の体型に合わせながら、「必要な部分は大胆に、残すべき部分は丁寧に」バランスを見極めてお直しを行います。

以前、あるお客様からこんなお話をいただいたことがあります。
「新品を買う時は、買った瞬間が気持ちのピーク。でも、受け継いだ服は、着るたびに想いや思い出が蘇って、ずっと気持ちが温かいまま続くんです。」

私たちが扱っているのは洋服ですが、そこには必ず「人との思い出、人生の時間」が詰まっています。
ただサイズを直すのではなく、その背景ごと大切にするのがサルトのお直しです。

→「受け継ぐお直し」の他の記事はコチラ

今回は、NHKのニュース番組や『ガイアの夜明け』での紹介内容を中心に、サルトの「受け継ぐお直し」と「着物リメイク」についてご紹介しました。

親から子へ、時代を超えて洋服を受け継ぐことは、単なるエコや節約ではなく、家族の歴史を未来へ繋ぐ特別な体験です。 実家に帰った時や、タンスの整理をした時に、「これ、着られたらいいのに」と思うお洋服があれば、ぜひ一度サルトにご相談ください。想いの詰まった一着を、次の時代へ繋ぐお手伝いをさせていただきます。

公式LINEからも簡単にご予約いただけますので、どうぞお気軽にご来店ください。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

洋服のカスタマイズ&メンテナンス | サルトで叶える「長く美しく着る」ためのサービス

 洋服のお直しというと、サイズ調整や破れ直しのイメージが強いかもしれませんが、実は“大切な一着を自分らしく整える”ためのご相談も少なくありません。

サルトでは「洋服を長く美しく着ていただく」という想いのもと、ファスナーや裏地交換といったカスタマイズから、プロによるクリーニング、ガラスコーティング、特別な刺繍入れまで、幅広いサービスをご提供しています。

今回は、過去のブログやYouTubeでも反響の大きかった、サルトならではのこだわりのメニューをまとめてご紹介します。

ヴィンテージの魅力を引き立てる「ファスナー交換」

軍物レザーに欠かせない「タロンジップ」

 軍物のレザージャケットのお直しでは、ファスナーの劣化による付け直しの依頼を多くいただきます。
このレザージャケットに使われているファスナーが「タロンジップ」です。
皆さんもよく馴染みのあるYKKのファスナーではなく、こうしたアメリカの軍物のレザーはタロンジップが使われていることが非常に多いです。

タロン社は1893年に世界で初めてファスナーを開発したアメリカの歴史あるブランドです。
現在ではファスナーの世界シェア1位は日本のYKKですが、1980年代まではタロン社が1位を占めていました。
リーバイス(Levi’s)やリー(Lee)などのジーンズに多く採用されていたこともあり、ヴィンテージと言えば、タロンジップを思い浮かべる人も多いです。

そんな貴重なタロンジップの交換もサルトでは可能です。
サルトではタロンジップを豊富に取り揃えており、店頭にない場合でもカタログから最適なものをご注文いただけます。
ヴィンテージ特有の重厚な雰囲気を損なうことなく、当時の空気感を大切にしたお直しを提供いたします。

UKライダースの象徴「クリックスジップ」

ライダースジャケットの三大ブランドの一つ「ルイスレザー」の象徴的なパーツである「クリックスジップ」の付け替えにも対応しています。

クリックスは1961年にイギリスで創業されたブランドで、UKライダースの黄金期を支えたルイスレザーに採用されたことで、その地位を不動のものにしました。

ヴィンテージアイテムにおいて、ファスナーの劣化は避けられない課題です。サルトでは、このクリックスジップの付け替えにも対応しております。

また、ヴィンテージファンの中には、長年の使用で黒いテープ部分がベージュ色に退色した風合いを「味」として好む方も多くいらっしゃいます。
そのため、新品の黒テープに交換するだけでなく、あえてベージュ色のテープを選ぶことで、お手持ちのジャケットが刻んできた歴史やファッション性をさらに引き立てるカスタマイズもご提案可能です。

→コチラの記事で詳しくチェック

服に新たな命を吹き込む「裏地交換」

クロムハーツのレザージャケット×エルメスのスカーフ

こちらは、クロムハーツのレザージャケットの裏地交換をご依頼いただいた事例です。

クロムハーツのジャケットの多くは裏地にシルクを採用しており、非常に滑らかで高級感があるのが魅力です。
しかし、デリケートな素材ゆえに破れやすく、特に摩擦の多い脇の下から袖口にかけてはボロボロになってしまうケースが少なくありません。

お直しの際、全く同じブランドロゴ入りの裏地をご用意することはできませんが、サルトではお洋服の格を落とさない上質な生地を厳選してご提案いたします。
また、単に元の状態に近づけるだけでなく、より耐久性の高い素材への変更や、デザイン性を重視した素材選びなど、お客様のご要望に合わせた柔軟な対応が可能です。

今回の事例では、単なる補修にとどまらない「自分仕様のカスタム」として、お客様が「レザージャケットの雰囲気に合って、裏地に使えるのでは」とお持ちいただいたエルメスのスカーフを使って裏地交換をしていきます。大判のスカーフであれば面積も十分確保でき、エルメス特有の鮮やかな絵柄を背面に大胆に配置することができます。

これにより、脱いだ瞬間にも目を引く、世界に一着だけの特別なジャケットへと生まれ変わりました。
思い入れのあるスカーフや、眠っていた大切な布地を裏地として再利用することで、服に新たな命とストーリーを吹き込む。
これこそが、サルトが提供する「洋服を長く美しく着るための、ワンランク上のカスタマイズ」です。

→コチラの記事で詳しくチェック

極上の仕上がりを約束する「クリーニング」

洋服お直し専門のサルトで、実は密かに喜ばれているのが、確かな技術力とこだわりを持つ提携先の「Arteferro(アルテフェロ)」さんによるクリーニングサービスです。

「お気に入りだけど、洗濯がしにくくて…」という方も多いと思います。
お直しのついでにプロのクリーニングに出すというのもお洋服を長く着るための方法の一つです。

生地に負担をかけない「小さな洗濯槽」

 Arteferroさんのこだわりの一つが「洗濯槽の小ささ」です。
通常のクリーニング店が大きな洗濯槽で一度に大量に洗うのに対し、Arteferroさんでは2、3枚程度で少量ずつ洗濯します。
機械力を小さくし、服同士が擦れて傷むのを防ぐためです。
脱水の際もフル回転する前に手動で止めるなど、洋服に負荷をかけない工夫が徹底されています。

素材に合わせた丁寧なメンテナンス

カシミヤのコート:摩擦や水に弱いカシミヤも、ブラッシングに時間をかけることで発色良く立体的に仕上げます。

Tシャツ・パーカー:白い物はより白く、黒い物は色が抜けないようにクリーニングされています。
手洗いとつけ置き洗いを基本とし、溶剤の配合にもこだわり一着一着を桶の中で丁寧に洗っています。
洗濯機の中に入れないので、飾り物の付いたTシャツやパーカーでもその状態に合わせたクリーニングを行うことができます。

ダウンジャケット:「汚れたダウンは洗えるんですか?」と驚かれる方も多いですが、ダウンはクリーニングが非常に有効です。
長年使っていると毛にボリュームが無くなってきてしまいますが、水洗いで復活させることができます。
水洗いするとダメになってしまうのではないかとよく言われますが、ダウンは元々が水鳥の毛であるため、水に濡れても基本的には問題ございません。
ダウンのクリーニングはまず、前処理を行います。ブラシと洗剤を使い、手作業でほとんどの汚れを取り、その後、洗濯機ですすぎを行います。

レザー:「レザーは洗えない」というイメージがどうしてもありますが、レザーにもやはり要所要所に汚れた箇所があるため、前処理で綺麗にして、除菌をするというメンテナンスが必要になります。

→コチラの記事で詳しくチェック

買ったときの美しさを守る「ガラスコーティング」

自分へのご褒美に買った憧れのブランドアイテムを、できるだけ長く綺麗な状態で使い続けたい方へおすすめなのが「ガラスコーティング」です。

風合いを変えずに汚れや傷から守る

ガラスコーティングを施すことで、以下のようなメリットがあります。

・劣化を防止できる

・傷が付きにくくなる

・汚れが付いても落としやすい

汚れが付きづらくなるという点が一番のメリットです。決して汚れが付かなくなるという訳ではありませんが、付いたとしても落としやすくなります。
そのため特に汚れが目立ちやすい白いアイテムには効果的です。
非常に細かいガラスの粒子を吹き付ける技術のため、目視では分からないレベルであり、風合いや色が硬くなったり変化したりすることは基本的にはありません。
店頭のサンプルで、施工前後の違いを実際に触ってご確認いただけます。

お洋服はもちろんバッグ・靴からジュエリーまで対応可能

お洋服:直接肌が触れて汚れやすい襟裏裏地などにコーティングをすることで汚れやすい部分をカバーすることができます。

バッグ・靴:などの色剥げや擦れが起こりやすい箇所を保護し、摩擦によるダメージを軽減します。

ジュエリー:クロムハーツなどのシルバーアクセサリーの酸化を抑え、黒ずみを防止します。また、金属アレルギー対策としても効果が期待できるケースがあります。

※アレルギーには個人差があるため、100%防げるとは言い切れませんが、症状が出にくくなるケースもございます。

→コチラの記事で詳しくチェック

細部まで自分仕様に「刺繍・ネーム入れ」で特別感をプラス

実はサルトには、「刺繍が入れられる所を探していた」と来店される方もいらっしゃいます。
お直しのついでに、細部までこだわり抜いたワンランク上のカスタマイズはいかがでしょうか?

「ジャケットの内側に自分の名前やイニシャルを刻みたい」
「既製品にはないワンポイントを加えて、他の人と被らない一着にしたい」といったご自分用はもちろん、
大切な方への贈り物に特別感を出したいというプレゼント需要にも大変喜ばれています。

愛着のあるお洋服に、あなただけのストーリーを刻む。
こうした「自分仕様に整える」小さな工夫こそが、お洋服をより長く、大切に着続けるためのスパイスになります。

サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ

サルトでは、単にお洋服のサイズを直すだけでなく、ヴィンテージパーツを使ったこだわりの修理から、他にはないオリジナルの裏地交換、さらには極上のクリーニングや最先端のガラスコーティングまで、皆様の大切なアイテムを「より長く、より美しく」楽しむためのあらゆるサポートをご用意しております。

タンスに眠っているお洋服や、メンテナンスにお困りの大切なアイテムがありましたら、ぜひお気軽にサルトへご相談ください。
職人と専門スタッフが、最適なプランをご提案いたします。

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檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

【受け継ぐお直し】母のジャケットや祖父のコートを現代風に!サルトこだわりのサイズ調整術も大公開

ジャケットをリメイクし推し活アイテムに

親から子へ、そして孫へ。世代を超えて洋服を受け継ぐことは、単なる節約やエコではなく、家族の歴史や想いを未来へ繋ぐ特別な体験です。

サルトでは、長年大切にされてきたお洋服を現代のライフスタイルに合わせて蘇らせる「受け継ぐお直し」をご提案しています。
今回は、サルトスタッフとその家族が実際に体験した「受け継ぐお直し」のストーリーを2つご紹介します。

さらに記事の後半では、美しいシルエットを保ちながらサイズを調整する、サルトの職人ならではのマニアックな「ウエスト詰め(身幅詰め)・出し」の技術についても詳しく解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

事例1:お母様の思い出のジャケットを、今どきの「推し活スタイル」へリメイク!

まずは、サルトスタッフの妹様よりご依頼いただいた事例をご紹介します。

お直しするのは、2013年にサルトで開催されたオーダー会にて、お母様が仕立てられた思い出深いジャケットです。
お母様の体型に合わせて作られた一着だったため、娘様が着用するにはサイズが合わず、特に袖丈が著しく足りないという課題がありました。

ご依頼主である娘様からは、「様々なスタイルに合わせやすく、日常的に気軽に着られる一着にしたい」というご要望をいただきました。

パフスリーブと金ボタンで叶える、クラシック×カジュアル

ヒアリングの中で、娘様が「推し活」を楽しまれているというエピソードを伺い、フィッターの松尾からある提案をさせていただきました。
それは、ライブやイベントのグッズTシャツの上にこのジャケットを羽織るスタイルです。
カジュアルなTシャツも、上質なジャケットを合わせることで、
イベント会場でもひときわ目を引く大人の「おしゃれな推し活スタイル」へと昇華されます。

今回のお直しの最大の特徴は、肩口をパフスリーブへとリメイクした点です。
パフスリーブの柔らかな曲線は、いかり肩気味の方でも肩のラインを強調しすぎず、女性らしくしなやかな印象を与えてくれます。
また、課題だった袖丈の短さを逆手に取り、パフスリーブとの全体のバランスを考慮して、あえて手首を見せるデザインに調整しました。
これにより、全体が軽やかでスッキリとしたシルエットに仕上がりました。

さらに、ボタンを華やかな金ボタンへと交換することで、クラシックさと現代的なカジュアルさが同居する、
使い勝手の良いデザインへと生まれ変わりました。
カジュアルなLIVE Tシャツに合わせたコーディネートも抜群の安定感で、お母様の想いがこもったジャケットが、娘様の新しいライフスタイルに寄り添う一着として見事に蘇りました。

ジャケットをリメイクし推し活アイテムに

事例2:祖父から孫へ。想いが詰まったバーバリーのコートを受け継ぐ

続いて、サルトスタッフが実体験としてお届けする、長年大切にされてきた一着のコートにまつわる物語をご紹介します。

ご依頼の主役は、スタッフの祖父が香港のバーバリー直営店で購入したという思い出のコートです。
子どもの頃から、祖父の凛としたスーツ姿に憧れを抱いていたスタッフにとって、そのスタイルを象徴するアイテムの一つであったこのコートを受け継ぐことは、長年の願いでした。

おじい様はこの申し出に対し、
「自分自身も非常に気に入り、手入れをしながら大切に着続けてきた一着です。それを孫が継ぎたいと言ってくれたことは、とても嬉しいことです」と、温かい想いを寄せてくださいました。

ミリ単位の袖丈調整と、あえて残した身幅のゆとり

今回のお直しにあたっては、サルトの檀社長自らがカウンセリングを担当。
現代のライフスタイルに馴染ませつつ、元の仕立ての良さを活かすための検討が重ねられました。

  • 袖丈の調整:元の状態では袖が長すぎたため、スタッフの体型に合わせてミリ単位でフィッティングを行い、最適な長さに調整しました。
  • 身幅のゆとり:身幅にはたっぷりとしたゆとりがありましたが、あえて大幅な詰めは行いませんでした。
    「これから先、何十年と着続けることを考えれば、このくらいのゆとりが今の空気感にも合い、年齢を重ねても美しく着られるのではないか」
    という檀社長の提案を採用しています。

完成したコートを羽織ったスタッフは、その変貌ぶりに驚きを隠せませんでした。
「袖の長さを整えただけで、これほどまでに雰囲気が変わるとは。長年見てきた祖父の服が、袖を通した瞬間に自分の一部になったような、不思議なしっくり感があります。今日はこのまま着て帰り、すぐにでもおじいちゃんに完成した姿を見せに行きたいです」と、満面の笑みで語りました。

お直しのプロが教える!ジャケットの「ウエスト詰め・出し」の極意

今回のコートのお直しでは身幅詰めは行いませんでしたが、実際に行う場合にはどんな風にお直しすることになるのかご紹介していきます。

「王子様シルエット」を防ぐ、サルトこだわりの身幅詰め

ジャケットの全体的なサイズを小さくしたい時に行うのが、身幅詰め(ウエスト詰め)です。
バスト、ウエスト、裾を詰めていきますが、その際にサルトの職人達が行っている技術の数々をご紹介します。

ジャケットは通常、脇の下から裾にかけて一本の縫い目があります。
一般的なお直し屋さんでは、「そく詰め」という方法で前と後ろを同じ寸法でこの一本の縫い目を縫っていきます。
これがよくあるお直しの方法ですが、デメリットもあります。
ジャケットは元々、前身ごろに対して、後ろ身ごろの方がカーブが大きく入っています。
そこを前と後ろを同寸で詰めてしまうと、着た時にバストとウエストは詰まっているが、裾がピロっと広がっている、まるで「王子様のジャケット」のようなシルエットになってしまうことがあります。

これを解消するために、サルトの工房ではこだわりの詰め方でお直ししています。
前身ごろと後ろ身ごろを1度ばらして、詰める寸法を場所によって変えています。
先ほどの紹介したように後ろ身ごろはカーブが強いです。
そのため、カーブが強いまま大きい寸法で詰めてしまうと、強いカーブがより強くなってしまう。
そして裾が広がってしまうという状態になります。
そのため、サルトの工房では後ろ身ごろのカーブが強い部分は詰め寸を控えめにして、前身ごろを多めに取るようにして、裾の広がりをなるべく抑え、生地の負担も少ない状態で仕上げるという方法をとっています。

一律に同じ寸法で詰めるのであれば簡単ですが、バランスを見て、詰めるため、
一度ジャケットを開き、また縫い合わせるという丁寧なお直しをしています。

ジャケットのお直しの様子

サイズがきつい…ジャケットのウエスト出しは何センチまで可能?

では、逆にジャケットのボタンが閉まらないというお悩みの場合はどうするか。
ウエスト出し(身幅出し)についても紹介していきます。

両サイドに切り込みのある「サイドベンツ」、真ん中に切り込みのある「センターベント」、切り込みのない「ノーベント」。
いずれの種類でも、多くのジャケットで出すことができるのは3㎝程度と考えていただければと思います。

ただ、やはり形状によるところは大きく、サイドベンツ、センターベントはウエストがくびれている形のものが多く、最大で3㎝というものが多いです。
一方でノーベントの物はボックスのようなシルエットの物が多いため、縫い代がたくさんあるという場合もあります。
そのため4cm程度出すことが可能な物もあります。

実際にTOM FORDのジャケットで見てみましょう。
裏地のついていない物は両脇のところから出していきますが、今回の物は片側ずつ2㎝出すことができます。
合計4㎝、ワンサイズ大きくすることができます。

通常は裏地が付いていて、縫い代がどのくらいあるのかを自分で確認することは難しいと思いますので、是非一度サルトにお持ちください。
簡単に確認することができます。

諦める前に!さらにサイズを出せる可能性も

ワンサイズの調整では足りないという場合にもご相談ください。対応できるものもございます。
センターベントのものは難しいですが、一番多いサイドベンツのものであれば、背中心と呼ばれる、後ろの真ん中の部分にも縫い代がある場合があるため、さらに追加で2~2.5㎝出すことが可能です。

是非諦める前に一度お持ちください。

1㎏で1㎝と考えると、ジャケットは5~6㎏体型が変わってもお直しで対応ができます。

サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ

今回は、想い出の詰まったお洋服を未来へ繋ぐ「受け継ぐお直し」の事例と、サルトの職人が誇るマニアックなサイズ調整技術をご紹介しました。
どれほどこだわってお直しをしているかを感じていただければ嬉しいです。

世代を超えて受け継がれる服には、単なる物以上の価値が宿ります。
体型が変わってしまった、デザインが古く感じるなどのお悩みも、プロの技術で解決できることが多くあります。

動画内では、職人が一針ずつ丁寧に縫い合わせている、実際のお直しの様子も詳しく公開しております。
ぜひ、職人の手仕事が生む魔法をご覧ください。
そして、タンスに眠っている大切な一着があれば、どうぞお気軽にサルトまでご相談ください。

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檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

着物からワンピース・スカートへ。日常に馴染むサルト恵比寿店の着物リメイク事例3選

着物からワンピースにリメイクした写真

 タンスの奥に眠っている、ご家族の大切な着物。

「もう着る機会はないけれど、想い出が詰まっていて手放せない」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

親から子へ、そして孫へ。
特別な想い出が宿る着物を、現代のライフスタイルに合わせて生まれ変わらせ、長く愛用し続けるための選択肢として
「着物リメイク」が注目を集めています。

サルトでは、長年の洋服のお直しやオーダーメイドで培ってきた確かな技術とデザイン力を活かし、
着物から日常を彩るお洋服へのリメイクも承っております。今回は、Re SARTO 恵比寿店にご相談いただいた、
想いをつなぐ着物リメイクの素敵な事例を3つご紹介します。

➀ 総柄の着物をリメイク

ひいおばあ様が丹精込めて仕立てられた大切な着物を、
おばあ様が今の生活でも使いやすい形にリメイクして受け継ぎたいというお孫様からのご相談でした。

おばあ様が実際に店舗へお越しいただくことが難しく、詳細なサイズ測定が困難であったため、
サイズ感にゆとりのある「ケープ」へのリメイクを決定しました。
「着物はもう着ないけれど、重たいコートよりも軽く羽織れるものが良い」というおばあ様のご要望を形にしています。

さらに、着物の裏地に使われていた鮮やかな紫色の生地も余すことなく活用し、デザインのアクセントとして蘇らせました。

総柄の着物は、一見すると華やかすぎて洋服には不向きに思えるかもしれません。
しかし、実際にワンピースやスカートにリメイクしてみると、良い意味で「着物感」が強すぎず、
現代の街並みや日常のシーンに驚くほど自然に馴染む一着へと生まれ変わります。

総柄の着物のリメイク
Before / After

総柄の着物のリメイク前の写真
総柄の着物をケープにリメイクした写真

セットで持ち込まれた帯については、サルトの橋本から「帯の硬さを活かしたバッグ」へのリメイクを提案しました。
レザーと組み合わせることで現代的なデザインに仕上げ、家紋が入った部分を取っ手に活用しています。
このバッグは取っ手を外してクラッチバッグとしても使用できる2way仕様となっており、最終的にお孫様へと受け継がれました。

費用面では、ケープが約10万円、バッグが約5万円のリメイク費用となりました。

帯のリメイク
Before / After

リメイクする前の帯の写真
帯からバッグにリメイクした写真

着物リメイクのこだわりと料金体系

サルトでは、通常のメニュー表には「着物リメイク」を明記していませんが、豊富なオーダー経験と型紙(パターン)を活かして柔軟に対応しています。

  • サルト保有の型紙で対応可能な場合:10万~13万円程度
  • オリジナルの型紙を新規作成する場合:15万円以上

 

着物をリメイクする際は、一度解いて「反物」の状態に戻してから仕立て直します。
反物は生地幅が限られているため、洋服の形にするには生地を継ぎ合わせる工程が不可欠です。
サルトでは、単なる「継ぎはぎ」に見えないよう、デザインの一部として昇華させる高い技術力とデザイン力を大切にしています。

「着物の柄を洋服にすると派手すぎるのでは」と心配されるお客様も多いですが、総柄の着物はワンピースやスカートにすると日常に馴染みやすく、
裏地の隠れた柄をポイント使いすることで、世界に一点だけの洗練されたお洋服へと生まれ変わります。

② 母親の着物をワンピースにリメイク

お母様の着物をワンピースにリメイクした事例をご紹介します。

サルトでは、お客様の大切な思い出が詰まった着物を、現代のライフスタイルに馴染む新しい形へと蘇らせるお手伝いをしています。
今回の事例では、上品でクラシックな印象を与える「ボックスプリーツ」のワンピースデザインを提案いたしました。

デザインを決める際、お客様の好みを踏まえるのはもちろんですが、生地そのものが持つ個性を見極めることも大切にしています。
反物を広げ、生地と対話していると、長年の経験から「これだ」とピンとくるデザインが浮かぶことがあります。
そうした熟練の職人ならではのアイデアを積極的に提案させていただいております。

 

お客様の好みをより深く把握するために、カウンセリングの際には、
当日身に着けていらっしゃるお洋服のテイストやアクセサリー、全体の雰囲気などを参考にさせていただいております。
言葉だけでは伝えきれない「お客様らしさ」をデザインに反映させるための、サルトならではのこだわりです。

 

また、着物特有の「裏地」も大切なデザイン要素です。
今回の事例では、裏地に使われていた鮮やかな赤い生地を活用しました。
生地の分量に限りがあったため、あえて全面には出さず、動いた時に「ちらっと」見える首元や、ノースリーブの脇部分などの
ディテールに配置しました。こうした細やかなアクセントが、既製品にはない、世界に一点だけの洗練されたお洋服を形作ります。

着物からワンピースにリメイクした写真

③「着物はもう着ない」スカートにリメイク

今回のご相談のきっかけは、以前からサルトをご利用いただいている娘様からのご提案でした。

「もう着る機会がなくなってしまったけれど、大切に保管している母の着物を、今のライフスタイルに合う形で活用できないか」
という想いから、リメイクプロジェクトがスタートしました。

 

お打ち合わせの際、お客様は「このようなシルエットにしたい」という具体的なイメージをお持ちで、
実際に普段愛用されているお気に入りのスカートを参考資料としてお持ち込みくださいました。

 

サルトでは、こうした「お手本」となるお洋服をお持ちいただくことを推奨しております。
言葉や写真だけでは伝えきれない絶妙な丈感やボリューム、履き心地の好みなど、
実際に気に入っている形の実物があることで、デザイナーも完成後のイメージをより正確に共有でき、
結果としてお客様の理想に近い、完成度の高い仕上がりを実現できるからです。

リメイク前の着物の写真
リメイク後のスカートの写真
スカートの裏地の写真

④ 着物の華やかさを「日常使いの美しさ」へ変えるサルトの技術

「着物としては素敵だけれど、洋服に仕立て直して派手になりすぎないだろうか」
と不安を感じるお客様もいらっしゃいますが、どうぞご安心ください。

私たちは、その着物が持つ独特の柄の良さを最大限に活かしつつ、日常使いできる「お洋服としての完成度」を追求します。
反物を広げ、生地の重なりや柄の配置を一つひとつ吟味しながら、袖を通した時に最も美しく見えるデザインを丁寧に考案いたします。

 

また、サルトでは着物の表面だけでなく、裏地に隠された意匠にも注目しています。
着物の中には、裏地にまで美しい柄や鮮やかな色が施されているものが少なくありません。
こうした裏地をポケットの内側や袖口、裾から覗くポイントとして活用することで、
既製品にはない遊び心と洗練されたおしゃれさを演出しています。

サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ

サルトの着物リメイクは、単なる洋服への作り変えではなく、ご家族の歴史や大切な想い出を未来へつなぐ特別な「受け継ぐお直し」です。

 

「形見の着物を日常的に楽しみたい」「自分らしい洋服としてよみがえらせたい」とお考えの方は、ぜひ一度サルトにご相談ください。経験豊富なフィッターや職人が、着物という素材の特性を見極めながら、お客様の今のライフスタイルに寄り添う最高の一着を一緒に創り上げます

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檀社長の画像

この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

クローゼットの奥から日常の主役へ。愛着を形にする洋服リメイク事例

3着を1着にした事例の前後写真

「クローゼットを開けるたびに目が合うけれど、もう何年も袖を通していない」
「サイズが合わなくなってしまった」
「今のトレンドとは少し違うけれど、思い出が詰まっていてどうしても捨てられない」
皆様にも、そんな「愛着のある一着」はありませんか?

洋服のお直し(リメイク)は、単に破れを直したりサイズを詰めたりするだけではありません。
元のデザインや素材の良さを活かしながら、今のあなたの体型や気分にぴったり合う
「新しい一着」へと生まれ変わらせる、とてもクリエイティブな手段です。

今回は、クローゼットで眠っていたお洋服が、お客様の想いと職人のアイデアによって再び日常の主役へと躍り出た、
素敵なリメイク事例をご紹介します。

➀ ラルフローレンのシャツをパフスリーブでリメイク

最近、ファッション感度の高い若い世代の間で、ラルフローレンのクラシックなシャツを着用する人が増えています。
これは、ひと昔前のブームが再燃しているという側面もあります。
サスティナブルな視点からも、ヴィンテージや古着を現代的にアップデートして楽しむという流れは、今後ますます加速すると考えられます。

今回お持ち込みいただいたのも、まさにそうしたラルフローレンのシャツでした。
20代のお客様が所有されていたものですが、製造された当時のカッティングやトレンドが影響し、
特に腕部分の作りが細身で、現代の着こなしでは窮屈に感じてしまうというお悩みでした。
「お気に入りだけれど、サイズ感が合わなくて着られない」という、古着ならではの課題です。

リメイクの提案:クレイジーシャツの個性を活かしたパフスリーブへの変身

このシャツは、元々複数の異なる柄や生地を組み合わせた「クレイジーシャツ」(クレイジーパターンシャツ)という個性的なデザインでした。
このユニークな素材を活かしつつ、お客様の「カジュアル過ぎず、女性らしいデザインにしたい」というご要望と、
現代のトレンドを融合させるリメイクを提案いたしました。

そこで私たちが提案したのが、袖部分を大胆に作り変える「パフスリーブ」へのリメイクです。
最近のレディースシャツの袖は、以前のようなタイトなデザインよりも、ややボリュームを持たせたデザインが主流です。
このトレンドを取り入れつつ、細身に作られたオリジナルの身頃(みごろ)と、
新たにボリュームを持たせたパフスリーブとの間でコントラストを生み出すことで、単なるサイズ直しではない、
デザイン性の高い一着を目指しました。

絶妙なバランスを生む素材の選定とディテール

リメイクの重要な工程である袖の仕立て直しにあたり、生地はお客様ご自身に選んでいただきました。
ラルフローレンのストライプの柄が組み合わされた既存のクレイジーパターンに調和しつつ、新たな魅力を加えることができるよう、
数種類の生地の中から検討した結果、今回は既存の柄に使われている色味を拾った「パープルのストライプ」の生地を選択されました。

この新しいパープルのストライプ生地でボリュームのあるパフスリーブを仕立て、さらに工夫を凝らしたのがカフス部分です。
袖自体は新しくなっても、カフス部分は元のシャツの生地を活かして残すことで、
リメイクでありながらも元の服が持つ「一体感」「ストーリー」を保つことに成功しました。

デザイナーのアイデアが生む最後の仕上げ

さらに、弊社のデザイナーでもある檀社長からは、リメイクで余った元の袖部分の生地を有効活用するアイデアが出されました。
それは、その余り布を使って「くるみボタン」を作り、元のカフス部分のボタンと付け替えるというものです。

この最後のディテールによって、服全体に統一感と、手仕事ならではの温かみが加わりました。
細部にまでこだわったこのアプローチが、クレイジーシャツの持つ複雑な柄と、パフスリーブの持つフェミニンなボリュームという「絶妙なバランス」を実現する鍵となりました。

「直す」という選択の価値

洋服のお直しやリメイクには、ときに新品を購入するのと同等、あるいはそれ以上の費用(今回のケースでは約2万円)がかかることもあります。
しかし、単に「物を買う」という選択肢だけでなく、「愛着のある一着を、自分の体と今の気分に合わせて作り直し、大切に着続ける」という選択肢を取ることの価値は計り知れません。
お客様の想いを形にし、世界に一つだけの新しい命を吹き込むこと。これこそが、サルトのお直しが提供する最大の価値であると言えます。

クレイジーシャツのお直し前後の写真

YouTubeはコチラ↓

② スカートをベストにリメイク

このリメイクは、お客様の明確なイメージと強いご要望から実現しました。

「この柄のスカートを、レザーパンツに合うような格好良いベストにリメイクしてほしい」と、一着のスカートを持ち込まれました。
お客様はすでに、リメイク後のお洋服を自分が着て歩く姿を、ありありと想像できていらっしゃいました。

私たちはその熱意に応えるべく、スカートの持つ素材感やデザインを最大限に活かしつつ、ベストをデザインすることを目指しました。

特にこだわったのは、スカートの持つ独特の雰囲気を損なわないこと、そしてお客様の体型に完璧にフィットさせることです。

まず、丈はスカートの元の長さをそのまま活かすことにしました。
これにより、一般的なベストよりもロング丈になり、レザーパンツと合わせたときに縦のラインが強調され、
モードで洗練された印象を与えることができます。

次に、一番のポイントとなったのが「肩幅の部分」です。
これは、リメイク前のスカートのウエスト部分をそのままベストの肩線に転用した箇所です。
スカートのウエスト寸法が、お客様のベストの肩幅に驚くほどぴったりと合ったため、
複雑な裁断やダーツ処理を施すことなく、美しいショルダーラインを実現することができました。
これにより、まるで最初からベストであったかのような自然な仕上がりと、無駄のないデザインが完成しました。

 

お客様の「着たい」という強い想いと、素材の特性を最大限に活かす工夫が融合した、まさに理想的なリメイクの一例となりました。
このベストは、レザーパンツはもちろん、シンプルなタートルネックやブラウスの上から羽織るだけで、
着こなしを格上げする主役級の一着となっています。

スカートからベストへのお直し、リメイク前の写真
スカートからベストへのお直し、リメイク後の写真

③ 思い出のスカートのリメイク

お客様がまだお若かった頃にご愛用されていたスカートがございました。
大変気に入っていたものの、時代の流れと共にデザインが合わなくなり、長年、クローゼットの中で眠ったままになっていたそうです。
しかし、「捨てるには忍びない」「何とかしてもう一度着られるようにしたい」という強い思いがあり、今回ご相談にお持ちいただきました。

実はこちらのお客様は、過去にも何着かのお洋服のリメイクをご依頼くださっており、
「もう着られないと思っていたものが、再び日常で活躍できるアイテムに生まれ変わる」という体験に、大きな喜びと快感を覚えていらっしゃいました。その成功体験が、今回のご依頼への強い動機となりました。


私たちは、そのスカートの特に美しいレースの部分を最大限に活かすことを提案いたしました。
デザイン全体としては、現在のトレンドに合わせたモダンなシルエットへと大胆に作り直しました。
お客様の思い出と、今の時代のエッセンスを融合させた、世界に一つだけの新しいアイテムの誕生です。

スカートのリメイク写真前後の写真

④ 二本のパンツが一本のスカートに変身

クローゼットの奥に眠っていた、お気に入りの生地でできた2本のパンツ。
サイズはぴったりで穿けるものの、大柄なデザインがどうしても普段使いには派手すぎると感じ、手放すこともできずに残していました。
愛着があるからこそ、捨てられない。そんな悩みを解決し、再び輝きを与えるアップサイクルの魔法をご紹介します。

「好きだけど、着にくい」を解決するデザインの妙

このプロジェクトの出発点は、「サイズ的には問題ないが、柄が大柄で普段使いはしにくい。でも気に入っていて捨てられずに残していた」という、
お客様の切実な思いでした。

そこで私たちは、この無地のパンツと柄物のパンツを融合するデザインを考案しました。
それは、アイテムを「スカート」に変えることです。
パンツの場合、2つの無地と柄を組み合わせることは難しいですが、スカートであれば、柄の境目がデザインの「切り替え」として自然に機能し、全体として洗練された印象になります。異なる柄のコントラストが、かえって世界に一つだけの個性的なデザインを生み出します。

下半身をすっきり見せる、計算された視覚効果

さらに、お客様からのご要望で「下半身が気になる」というお悩みを解決するための工夫を施しました。
パンツからスカートへのリメイクは、単に布を広げるだけではありません。

私たちは、生地の切り替えラインを縦方向に入れるデザインを採用しました。
この縦のラインは、着痩せ効果をもたらします。
縦にまっすぐなラインが視線を上から下へと誘導し、体を細長く見せる効果があるため、全体的にすっきりとした印象を与えることができます。

 

また、パンツの最大の悩みの一つである「ヒップの大きさ」についても、スカートにすることで解決します。
パンツはヒップの形がダイレクトに出やすいため、体型カバーが難しいアイテムですが、スカートにすることで布に適度な「余裕」が生まれ、気になるヒップ周りを優しく包み込みながら、自然なシルエットを演出することができます。

思い出の生地が、日常を彩る一着へ

こうして2本のパンツはスカートに生まれ変わり、日常に取り入れにくかった大柄の生地をコーディネートに取り入れやすくなりました。

ただリメイクするだけでなく、お客様の体型のお悩みを解決し、愛着のある生地を長く大切に着ていただくための工夫を凝らした一着です。

2本のパンツが1本のスカートになる――これは単なる洋服のお直しではなく、思い出の生地を蘇らせ、お客様の「着たい」という願いを形にするアップサイクルのストーリーです。

二本のパンツをスカートにリメイクした事例の前後写真

⑤ 袖のデザインを変更し、新たな魅力に

おばあ様が長年大切にしていたシャツを受け継いでリメイク。
想いを引き継ぎつつ、現代のファッションに合うよう、思い切ったリメイクを施しました。

デザインの着想はお客様から

今回のリメイクの核となるデザイン、特に袖の変更については、お客様ご自身から具体的なアイデアをご提案いただきました。

 

元々パフスリーブだった袖を、よりモダンでエレガントな「ケープ風」のデザインへと変貌させたい、というご要望でした。
この発想に、私たちもすぐに意気投合。
お客様の描く理想のイメージを詳細にヒアリングし、素材であるシャツの風合いや着心地を考慮しながら、プロとしての視点でデザインのバランスや構造を
ブラッシュアップしていきました。

共同作業で生まれた一着

単に「直す」だけでなく、「共に創り上げる」というプロセスを経て、世界に一つだけの特別なシャツが誕生しました。
おばあ様の愛着が詰まった生地に、お客様の新しい感性が吹き込まれた、思い出と個性が融合した一着です。
このリメイクにより、シャツは単なる古着ではなく、これからも長く愛用されるにふさわしい、新たな価値を持つアイテムへと生まれ変わりました。

袖のデザインをリメイクした事例のz前後写真

⑥ 三着を一着に蘇らせる「リメイク魔法」

愛着はあるものの、体型の変化やライフスタイルの変化により、サイズが合わなくなったり、デザインが古く感じられたりして、タンスの肥やしになっている洋服はありませんか?特にお気に入りの服は、色違いや素材違いで揃えることも多いものです。

 

今回のご依頼は、まさにそのケースでした。お客様が「気に入って選んだもの」ゆえにテイストが似た物を、3色違いでお持ちでした。
しかし、体型の変化が大きく、どれも着用するのが難しい状態になってしまっていたのです。

そこで私たちがご提案したのが、これらの3着を「解体」し、それぞれの生地を活かしながら「1着の新しい洋服」として生まれ変わらせるという、大胆なリメイクでした。

リメイクのプロセスと工夫

  1. 解体と生地の再構成: まず、3着全ての洋服を丁寧に解体し、生地の状態をチェックしました。
  2. 横幅の確保とデザインの刷新: 単純に服の横幅を足すだけでは、継ぎ目が目立ったり、不自然なデザインになったりする可能性があります。そこで、3着分の洋服の生地を一つの大きな素材と見立て、その中から現在の体型にフィットするよう、ゆとりのある新しい型紙を作成しました。
  3. テイストの調和: 好んで選んだお洋服というのはやはり雰囲気が似ています。リメイクにおいてそれぞれの生地が自然に調和し、あたかも最初から1着のデザインであったかのような美しい仕上がりを生む要因となりました。

リメイクがもたらす喜び

このリメイクによって得られるメリットは、単に「新しい洋服を買う」のとは違う喜びがあります。

  • 蘇る愛着: 大好きで選んだ服が、新しい姿で再び活躍してくれる喜びは、格別です。
  • タンスの整理: 3着が1着になることで、クローゼットがスッキリと整理され、本当に着たい服だけが残ります。
  • サステナブルな選択: 新しい服を買うのではなく、既存の資源を最大限に活かすことは、環境にも優しい選択です。
  • 唯一無二の価値: 3着の歴史と記憶を継いだ、世界に一つだけの特別な洋服が誕生します。

思い出の詰まった洋服が、今の自分に寄り添う形で蘇る。これこそが、私たちが提供したい「リメイク魔法」の真髄です。

3着を1着にした事例の前後写真

サルト銀座で、あなたの一着を次の物語へ

今回ご紹介した事例のように、お直しの可能性は無限大です。サイズを調整するだけでなく、大胆にパーツを変えたり、全く別のアイテムへ作り変えたりと、お客様の「こんな風に着てみたい」という自由な発想から素晴らしいリメイクが生まれます。

 

「こんなこと、できるのかな?」「具体的なイメージはないけれど、何とかして着たい服がある」といった段階でも全く問題ありません。お洋服の持つポテンシャルを見極め、お客様の体型やライフスタイルに寄り添った最適なデザインをご提案させていただきます。

 

クローゼットに眠る「宝物」をお持ちの方は、ぜひお気軽にサルトまでご相談ください。

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この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

洋服のお直し・リメイクで「完成がイメージできない」不安を解消!AI活用とサルトの取り組み

完成画像

オーダーメイドやリメイクでよくある「イメージと違う」というお悩み事例

某高級ブランドで生地からオーダーしたビックサイズのジャケットと、同じ生地で作ったオールインワン。
お客様は生地のデザインが気に入り、オーダーされたそうですが、
完成してみるとイメージとはかなり異なり「このままでは着こなせない」ということでサルトにお持ち込みいただいた事例があります。

オーダーメイドだからといって何でもできるわけではなく、完成してみるとイメージと違うということは多々あります。
また、体に合わせることばかりを突き詰めると、フィットし過ぎたり、歪な形になって上手くいかなかったりすることもあります。
お客様の体に合わせつつ、デザイン性も担保していくのが私たちフィッターの役割です。

今回のお客様は、事前にお客様ご自身で「どんな風に仕上げたいか」をAIに書き込み、AIが作成したイメージ図を一緒にお持ち込みいただきました。
そのイメージ図を忠実に再現し、ジャケットからドレスへのリメイクが完成しました。

AIによるイメージ画像

AIはデザインを生成できますが、元の服からリメイクする際に「生地が足りるか」までは判断できません。
そこは我々フィッターが適切な生地を選択し仕上げていきます。
今回は袖の透け感から、オーガンジーの生地を選択しました。

AIを使ってイメージしたものが実際に形になっていく過程を、お客様自身も楽しんでおられました。

完成画像

洋服のお直しは「一緒に作る」もの。個性を輝かせるプロセス

サルトでは、お直しを単なる修理やサイズ調整とは考えていません。

それは、お客様自身がデザイナーとなり、私たちサルトの職人がそのイメージを形にするプロセスです。

長年愛用されてきた大切な一着、特別な思い出が詰まった一着を、現在のライフスタイルやトレンドに合わせて「アップデート」させる。
この過程で最も大切にしているのは、お客様の持つ「こうしたい」という想いや、言語化しきれていない潜在的なニーズを引き出すことです。

ただ、ゼロから理想を具体化するのは大変であることも理解しています。
プロの視点から見ても、無数の選択肢の中から一つを選ぶのは骨の折れる作業です。
そのため、私たちサルトでは、お客様がスムーズに、そして楽しく理想の形にたどり着けるよう、具体的なサポートを行いながら進めていきます。

イメージを現実にするための具体的なサポート

  • 選択肢のご提案とナビゲーション ボタンの素材や形状、ステッチの色や太さ、裏地の色柄や素材など、数多くのディテールの中から、お客様の服の持つ潜在的な魅力を最大限に引き出す選択肢を絞り込みます。クラシック、モダン、カジュアルなど、イメージに近づくための具体的な方向性をご提示し、最適なゴールへ導きます。
  • イメージしやすい視覚的な共有 言葉だけでは伝わりにくい色や素材感、シルエットの変化については、実際のサンプルや過去の事例写真を豊富にご覧いただきます。例えば肩幅を詰める際も、「何センチ詰めるか」だけでなく「着用した時にどういう印象に変わるか」をご説明し、納得いただいた上で作業に入ります。

理想の仕上がりのために、お客様の「インスピレーション」を教えてください

 理想に近い仕上がりを実現するためには、プロの技術だけでなく、お客様の「好き」や「こだわり」の共有が不可欠です。

  • 好きな色や雰囲気:惹かれる色、落ち着く雰囲気など、感覚的なもので構いません。
  • 目指す「印象」:「かわいい」「きれい」「マニッシュ」など、その服を着た時に周囲に与えたい印象を教えてください。
  • 普段のお洋服の写真や愛用品:好みが表れる愛用品の写真を共有いただくことで、より理想に近いご提案が可能になります。

AI活用:サルトが描くオーダーメイドと洋服リフォームの未来

近年、お客様の方からAIを活用して作成されたイメージ画像をお持ちいただくケースが増えており、
オーダーメイドや洋服のお直しの現場にもAIの波が押し寄せています。

サルトにおいても、ご提案のプロセスにAIの技術を積極的に取り入れています。

「イメージのズレ」をなくし完成度を高める

洋服を作る際、特に生地選びは最もイメージのズレが生じやすい工程です。
サンプル帳の小さな生地を見て選んでも、完成後に「派手になりすぎた」「地味だった」というギャップが生じることがあります。

そこでサルトでは、お客様が選んだ生地やデザインの要素に基づき、AIがその完成形をリアルな画像として生成します。
「その生地で仕上がった洋服を実際に着用している」かのような具体的なイメージを持つことができ、
仕上がりに対する不安を解消できます。

コミュニケーションの精度を飛躍的に向上させる視覚化

言葉だけで複雑なデザインのニュアンスやシルエットを完全に伝えるのは非常に困難です。
「もう少し細身に」「襟をシャープに」といった抽象的な表現も、AIが生成した完成イメージ画像があれば共通認識を持ちやすくなります。

画像を基に具体的な修正点を指し示せるため、微細な調整が容易になり、要望をより正確に反映させることが可能です。

「完成がイメージできない」不安を解消するためのサルトの取り組み

 サルトでは、お客様とフィッターがイメージを共有しながら、より良い一着を創り上げていくことを大切にしています。

それを実現するために、以下のような情報発信と環境づくりに注力しています。

サルトブログの活用:驚きの変身事例を詳細に公開

サルトの公式ブログは、不安を解消する強力なツールです。
単なる作業記録ではなく、お洋服が生まれ変わる「プロセス」と「結果」を、
ビフォー・アフターの写真や詳細な解説とともにご紹介しています。

 

  • 劇的なリフォーム事例:古くなったシャツからスカートへ、着用しなくなったスカートからベストへの変身。
    祖父のメンズスーツを孫娘のレディーススーツへ仕立て直すリフォームなど。

 

  • 高度なメンテナンス事例:レザージャケットの裏地交換、かけはぎや寸法直しのビフォー・アフターなど。

これらの記事をご覧いただくことで、「どのような工程を経て完成に至るのか」という具体的なイメージを持っていただけます。

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サルト銀座店頭での具体的なディスプレイと実物展示

サルト銀座の店頭にお越しいただくことで、さらに具体的なイメージを固めていただくことができます。

  • お直しプロセスの可視化:お洋服をお預かりしてから完成・お渡しするまでの流れを、詳細なパネル展示や図解を用いてわかりやすく紹介しています。
  • 実物のお洋服の展示:リフォームやお直しを施した実際のお洋服を展示しています。
    ビフォーの状態と近いものと並べて展示することで、服がどう変わるのかを立体的にイメージしやすくなります。
店舗のディスプレイの氏写真
店舗のディスプレイの氏写真
店舗のディスプレイの氏写真
店舗のディスプレイの氏写真
店舗のディスプレイの氏写真

お直しやオーダーメイドで洋服を作ることは、「完成がイメージできない」という不安が常につきまとうものです。

しかし、お客様の感性とサルトの確かな技術、そしてAIなどの最新技術が融合することで、

世界に一つだけの、あなたのために生まれ変わった一着が完成します。

ご不安な点があれば、ぜひ一度サルトにご相談ください。

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ご都合に合わせてご予約いただけます。是非一度ご来店ください。

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この記事の監修者 

檀 正也 / サルト株式会社 代表取締役

洋服お直し業界歴30年以上。日本最高峰の高級お直しサロン「SARTO(サルト)」を創業し、銀座、日本橋三越本店、新宿伊勢丹など国内屈指の立地で店舗を展開してきました。
NYやアジア各国(香港、台湾、シンガポール、韓国など)でもオーダー会を多数開催しております。
高級メゾンブランドやイタリア老舗テーラーの総手縫いスーツから、ファストファッション、競技用ウェアまで、服の構造を熟知した確かな技術力で業界の第一線で活動しています。

思い出の服を愛犬へ|洋服リメイクで作る特別な犬服【オーダーメイド事例】

完成後の犬用服の画像
完成後の犬用服の画像

「もう着なくなったけど、捨てられない服がある」
「大切な思い出を形として残したい」

そんな想いを、愛犬のための特別な一着として蘇らせることができます。

サルトでは、高級洋服お直しのパイオニアとして、
「良い物を永く愛用してほしい」という想いのもと、
“受け継いで着る”という新しい選択肢をご提案してきました。

そしてその技術を活かし、
人の洋服を愛犬用にリメイクするサービス、一匹一匹の個性に合わせたオーダーメイドのお洋服作りも行っています。

洋服リメイクは「作る」よりも難しい

リメイクは、一から服を作るよりも難易度が高い作業です。

なぜなら、すでに完成している服を分解し、
そこから新しい形へと作り変える必要があるからです。

・どの糸をほどくべきか
・どのパーツを活かすか
・どの位置に配置するか

これらには高度な技術と経験、そして想像力が求められます。

サルトでは、長年のお直し技術を活かし、
一着一着丁寧にリメイクを行っています。

デザインは「お任せ」もOK

リメイクでは、お客様のご希望を丁寧にヒアリングします。

ただし、人間の服からワンちゃんの服へと変わるため、
完成イメージが難しい場合も少なくありません。

そのため、

「ロゴは残したい」
「襟のデザインは活かしたい」

などポイントだけを決めて、
あとはプロにお任せいただくケースも多くあります。

弊社の橋本はこれまで40着以上、愛犬のためのお洋服づくりを手がけてきました。安心してお任せください。

飼い主から愛犬に受け継ぐリメイク事例

皆様のお家にもサイズが合わなくなってしまったり、
時代の流れとともに着なくなってしまってクローゼットに眠っているお洋服が1着はあるのではないでしょうか?
お子様が着られなくなった服が残っているという方もいるのではないでしょうか?

「気に入っていた服だから捨てるに捨てられない」

「思い出が詰まっていて捨てるのはもったいない」

という方に愛犬に「受け継ぐ」という選択肢をご提案いたします。

サルトが携わったリメイク事例をご紹介します。

※リメイク・オーダーともに、現在は体重20kg程度までのワンちゃんを対象としています。

【カナダグースのダウンベストを2着のワンちゃんのベストに】

ダウンベストのサイズが大きく、ワンちゃんは3㎏程度と小柄だったため、フードありとなしの2着を作ることができました。

ダウンをリメイクする際は、裁断すると中の綿が出てきてしまうので、裁断したところを一度縫う作業が必要になります。
人用のダウンをワンちゃん用にするには、ダウンの綿が厚すぎるため、適量綿を減らすという工程も必要でした。

実際にワンちゃんが来店することが難しかったため、お客様ご自身でワンちゃんの採寸をしてもらいました。
リメイクするにあたってはワンちゃんの姿を想像しながら行うため、写真を併せて送ってもらいました。

【娘様の制服のベストとお父様のネクタイを利用してワンちゃんの袴に】

身ごろの部分を娘様の制服のベスト、首元のワンポイントにお父様のネクタイを、
袴の部分は元々気に入って買っていた生地を活用してワンちゃん用の袴を制作しました。

お正月の初詣の際に、ワンちゃんも一緒に袴を着ることができたそうです。

【娘様の制服のベストとお父様のネクタイを利用してワンちゃんの袴を作った画像

【壊れた傘をワンちゃん用のレインコートにリメイク】

雨の日には雨の日用のレインコートを着るワンちゃんも多いです。

壊れた傘をレインコートに作り変えることができます。
このリメイクは人間ではできないので、ワンちゃんならではのリメイクです。

壊れた傘をワンちゃん用のレインコートにリメイクした画像

【昔娘が着ていたバレエの衣装をリメイクし娘の結婚式時のワンちゃんの衣装に】

元々のスカートのチュール部分などを活かし、ドレス風に仕上げました。

娘が着ていた衣装をワンちゃんに受け継ぎ、一緒に前撮り写真を撮られたそうです。

Before

リメイクする前の衣装の画像
リメイクする前の衣装の画像

After

リメイク後の衣装の画像
リメイク後の衣装を犬が着用している画像

【娘が小さい時のスカートをワンちゃん用のシャツに】

3.6㎏程のトイプードルのワンちゃん用のリメイクです。

襟は違う素材で、ポケットにはディオールのロゴが入っていたため再利用しました。
お尻にふくらみがある体型をしているワンちゃんだったため、丈は短めに調整しました。

Before

リメイク前の洋服の画像
リメイク前の洋服の画像

After

完成後の犬用服の画像
完成後の犬用服の画像
完成後の犬用服の画像

【プラダのブルゾンを愛犬服へリメイク】

こちらのYouTubeでは飼い主様が着用されていたプラダのブルゾンが愛犬用のお洋服になるまでの過程をご紹介しています。

➀採寸していたサイズで型紙を準備する。
この時、型紙を微妙に修正しながら、ワンちゃんが心地よく着用できるように調整します。

②ファスナーを外すなどアイテムを分解していく
パーツは再利用するため、全て丁寧に外していきます。
ブランドのロゴもしっかり活用します。

③型紙を生地に写す。
限られた生地のスペースを無駄なく活用するためにどこからどのように生地を取るのかはとても重要な工程です。

④すべてのパーツができたら再度入念にチェック

⑤パーツ毎に裁断

⑥すべてのパーツの準備ができたらミシンで縫っていく

最後にご要望いただいていた、ファスナーを使用したリード穴を作っていきます。

お客様のご要望もしっかりヒアリングしつつ、経験に基づく微調整によって、着心地の良いお洋服が完成しました。

特別な日の一着。オーダーメイドの事例

普段、既製品を買っている方の中でも、「売られている服は実はうちの子の体型に合わない」という方も多いのではないでしょうか?
ワンちゃんも人間と同じく、一匹一匹に体型の特徴があります。
同じ犬種でも、筋肉質な子や胸周りが厚い子、胴や手足が長い子など、体型は様々です。

オーダーメイドではワンちゃんの一匹一匹の個性に合わせて、特別な一着を作ることができます。
結婚式のリングドックの衣装を作られる方も多いです。

【ワンちゃん用タキシード】

結婚式のリングドックの衣装としてワンちゃん用のタキシードを制作したお客様です。
結婚式でのご自身の衣装に合うように、ワンちゃんの衣装も考えていきます。
人間用のタキシードであれば、シャツ、ベスト、ジャケットと重ねて着用しますが、ワンちゃん用では一枚で仕上げます。
シャツやベストなどを”重ねている風”にデザインし、素材も雰囲気が出るようにこだわりました。

犬用タキシードの画像

愛犬用お洋服のメリット・価格

単なるファッションとしてだけでなく、愛犬の健康や生活を守るための大切な役割もあります。

  • 皮膚の保護: 皮膚が弱い子の肌を守ります。
  • 防寒・暑さ対策: 室内飼いで寒さに耐性がない子や、冬場に耳が凍傷になりやすい短毛種の防寒に役立ちます。
    また、黒い毛色の犬は太陽光を吸収しやすいため、夏場の熱中症対策としても有効です。
  • 清潔の保持: お散歩中の足やお腹周りの汚れを防ぎ、帰宅後のお手入れやシャンプーの負担を軽減します。

リメイクは1万円程度、オーダーは3万円程度で承っています。
ワンちゃんの大きさやどんな仕様にするかによってお値段は様々ですので、是非一度ご相談ください。

ご来店が難しい方も対応可能

  • ご自宅での採寸

  • お写真の共有

    これらでオンライン対応も可能です。

    遠方の方でも安心してご依頼いただけます。

愛犬用オーダーメイド・リメイクはサルトへ

・思い出の服を残したい
・愛犬にぴったりの服を作りたい
・他にはない特別な一着が欲しい

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたの大切な一着を、
愛犬と過ごす新しい思い出へとつなげます。

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ワンちゃん用のお洋服のオーダー、リメイクはReSARTO恵比寿へ!
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大好きな飼い主さんの匂いに包まれる安心感。愛犬用リメイク服が選ばれる理由

犬用の服の写真
犬用の服の写真

サルトは高級洋服お直しのパイオニアとして、「良い物を永く愛用してほしい」という想いを大切にし、
「受け継いで着る」選択肢の提案を行ってきました。

その技術と想いを元に、愛犬のための特別な洋服作りも行っています。
飼い主様の想い出が詰まった一着を愛犬用へと蘇らせる
リメイクや、一匹一匹の個性に合わせたオーダーメイドのお洋服作りについてご紹介します。

飼い主から愛犬に受け継ぐ「リメイク」

皆様のお家にもサイズが合わなくなってしまったり、
時代の流れとともに着なくなってしまってクローゼットに眠っているお洋服が1着はあるのではないでしょうか?

また、お子様が着られなくなった服が残っているという方もいるのではないでしょうか?
そんな服の多くは、親戚にあげるか、売るか、捨てるかになります。

「気に入っていた服だから捨てるに捨てられない」
「思い出が詰まっていて捨てるのはもったいない」

という方に愛犬に「受け継ぐ」という選択肢をご提案いたします。

人の服から犬の服にリメイクするのは想像がつかないという方もいらっしゃると思います。
弊社の橋本はこれまで40着以上、愛犬のためのお洋服づくりを手がけてきました。

以下はほんの一例です。1匹1匹の体型に合わせた素敵な1着に仕上がります。

お直しの過程はこちらの動画でもご紹介しています。

人間であれば成長期が終わるまで体型は変化し続け、1着の服をずっと着られるということはありませんが、
犬は1歳頃までの成長期が終われば、それ以降は大きく太った、痩せたということがなければ、
一度作った物をお気に入りの一着として着続けられることが多いです。

飼い主が着ていたお洋服を愛犬へ受け継ぐことにはこんなメリットがあります。

  • 安心感: 飼い主様の匂いが付いているリメイク服は、ワンちゃんに大きな安心感を与えます。
  • サステナブル: 「親から子へ受け継ぐお直し」と同様に、愛犬へも想いを受け継ぐという、新しい選択肢です。
  • 想い出の形: 捨てられない服をリメイクして、思い出を形に残す

体型に合わせた「オーダーメイド」、特別な日の一着にも

普段、既製品を買っている方の中でも、「売られている服は実はうちの子の体型に合わない」という方も多いのではないでしょうか?

ワンちゃんも人間と同じく、一匹一匹に体型の特徴があります。
同じ犬種でも、筋肉質な子や胸周りが厚い子、胴や手足が長い子など、体型は様々です。
また、パグなどの特殊体型の犬種では「既製品ではあまり種類がない」ということでサルトに訪ねて来られる方もいます。

・完璧なフィット感: ワンちゃんも一匹一匹体型は様々です。既製品では対応しきれない細かな部分も、 
専用の採寸シートを用いて、その子の体型にぴったり合うよう製作します。

・特別な日のために: 結婚式の「リングドッグ」用のスーツ製作などのオーダーも承っています。 

※リメイク・オーダーともに、現在は体重20kg程度までのワンちゃんを対象としています。

採寸シートの写真
採寸シートの写真
採寸シートの写真

愛犬用お洋服のメリット・価格

単なるファッションとしてだけでなく、愛犬の健康や生活を守るための大切な役割もあります。

  • 皮膚の保護: 皮膚が弱い子の肌を守ります。
  • 防寒・暑さ対策: 室内飼いで寒さに耐性がない子や、冬場に耳が凍傷になりやすい短毛種の防寒に役立ちます。
    また、黒い毛色の犬は太陽光を吸収しやすいため、夏場の熱中症対策としても有効です。
  • 清潔の保持: お散歩中の足やお腹周りの汚れを防ぎ、帰宅後のお手入れやシャンプーの負担を軽減します。

リメイクは1万円程度、オーダーは3万円程度で承っています。
ワンちゃんの大きさやどんな仕様にするかによってお値段は様々ですので、是非一度ご相談ください。

ReSARTO恵比寿での愛犬用お洋服作りスクール

サルトの新業態である「ReSARTO恵比寿」は、愛犬同伴が可能なアットホームな空間です。
こちらではお洋服の製作だけでなく、ご自身で愛犬の服作りを学べる「
愛犬用お洋服作りスクール」も開催しております。

これまで多くの愛犬用お洋服を製作してきた橋本が、
「裁縫道具に触れるのは中学以来」という初心者の方でも、一から楽しく学べるようサポートしています。

✔ 初心者の方でも1からミシンの使い方、縫製の技術を習得できる

✔ 簡単なお洋服からデザイン豊富なお洋服まで段階を得て作れる

✔ 趣味で単発に作ってみたい方にはワンDayレッスンも

✔ これが作りたいという物があれば型紙からお作りできる

✔ オリジナルプライベートレッスン講座も

✔ 全講座終了後にはご自身で作品を販売する支援も

世界に一着だけの、愛情がたっぷり詰まったお洋服を、愛犬にプレゼントしてみませんか?

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サルトで愛犬用のお洋服作りを手掛ける、橋本 綾(はしもと あや)のご紹介

橋本の写真

橋本は、アパレル業界での幅広い経験と、サルトで培った高度な技術、そして愛犬への深い愛情を併せ持つスペシャリストです。

経歴と想い

  • アパレル業界からサルトへ: 服飾専門学校を卒業後、アパレル会社で販売、マーケティング、
    MD(マーチャンダイジング)、マネジメントといった多様なキャリアを積んできました。
  • お直しの道へ進んだきっかけ: 自身が小柄であるため、もともと独学で自分の服のお直しをしていました。
    その技術を本格的に学ぶため、洋服お直しのプロ集団であるサルトの一員となりました。
  • 愛犬用ウェアの誕生: サルトでの修行中、知人の犬服作りを手伝ったことをきっかけに、
    サルトの伝統的なお直し技術と犬服製作の技術を融合。愛犬用お洋服の製作をスタートさせました。

橋本が大切にしていること

  • 「想いと匂い」を繋ぐリメイク: サステナブルな考えを大切にしており、着なくなった服を捨てるのではなく、
    愛犬への特別な一着として蘇らせることを提案しています。飼い主様の匂いが残る服は、ワンちゃんに大きな安心感を与えます。
  • 一匹一匹に合わせた「完璧なフィット感」: 「既製品ではサイズが合わない」という多くの飼い主様の悩みに寄り添い、
    人間のお直しと同様に、ワンちゃんの個々の体型(筋肉質、胴長、手足の長さなど)に合わせた丁寧な服作りを追求しています。
  • 「作る楽しさ」を伝える: 自身も日々学び続けながら、現在はReSARTO恵比寿にて「愛犬用お洋服作りスクール」を開催しています。
    「裁縫道具に触れるのは中学以来」という初心者の方でも、一から楽しく学べるようサポートしています。

橋本は、「世界にたった一着の特別な服を作る楽しさを、多くの人と分かち合いたい」という想いの元、
ReSARTO恵比寿の愛犬同伴OKのアットホームな空間で、皆様の想いを形にするお手伝いをしています。

サルトの「受け継ぐお直し®」とは

ワンちゃんも人間と同様に一匹一匹に体系の特徴があります。
✔ 市販のお洋服ではぴったりのサイズがない
✔ 特別な一着を作りたい
という方に愛犬用のお洋服作りはおすすめです。
お直し屋SARTOならではのリメイク技術を活かし、安心して愛犬に着せれるお洋服を作りませんか?
オーナー様が着なくなってしまったお洋服から思いと匂いを込めて、愛犬へ特別なお洋服へと蘇らせましょう。
 
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